手作りいちごタルトの魅力
いちごタルトは、その見た目の美しさと、いちごの甘酸っぱさとクリームの甘さが絶妙にマッチした味わいが魅力です。しかし、その美味しさを最大限に引き出すのが、手作りのいちごタルトなのです。
手作りならではの良さは何と言っても、新鮮ないちごをふんだんに使えること。いちごの甘さは収穫直後が最も美味しいと言われています。市販のタルトではなかなか味わうことのできない、新鮮ないちごの味を存分に楽しむことができます。
また、自分の好みに合わせてアレンジも自由自在。例えば、チョコレートクリームを加えて、いちごとチョコの組み合わせを楽しむこともできます。ムースを使ったレシピに挑戦することも可能です。
そして何より、手作りいちごタルトは、作る楽しさと、成果を家族や友人と分かち合う喜びがあります。手間暇をかけて作ったいちごタルトは、見た目も美しく、一つ一つに愛情が詰まっています。
今回は、オーブンなしでも作れる簡単な手作りいちごタルトのレシピをご紹介します。初心者の方でも簡単に作れるレシピなので、ぜひ挑戦してみてください。
オーブンなしで作れるいちごタルトの準備
イチゴのタルトといえば、オーブンで少し手間のかかるイメージがありますが、ここではオーブンを使わずにできるレシピをご紹介します◎
2024年いちご人気ランキング
※2023年12月~2024年4月のデータ必要な材料
今回作成するいちごタルトの基本のレシピに必要な材料をご紹介します。
【タルト生地】
- バター:50g
- 砂糖:20g
- 卵:1個
- 小麦粉:100g
【ガナッシュクリーム】
- 生クリーム:200ml
- チョコレート:100g
【トッピング】
- いちご:10個
これらの材料はスーパーで手に入るものばかりですので、手軽に試していただけます。特にいちごは新鮮なものを選びましょう。タルトの見た目を華やかにするだけでなく、甘酸っぱさがアクセントとなり、美味しさを引き立てます。
必要な道具
いちごタルトを手作りする際に必要な道具は以下の通りです。
- ミキサー:材料を滑らかに混ぜるために必要です。
- 計量カップ:材料の正確な分量を測るために必要です。特に、タルト生地やムースの材料は微妙な分量の違いで出来上がりが変わるので、正確に測ることが大切です。
- 型:タルトの形を作るために必要です。市販のものを使えば、形がきれいに仕上がります。
- 電子レンジ:オーブンがない場合でも、電子レンジを使用して生地を焼くことができます。
以上が基本的な道具となります。特に電子レンジはオーブンがない状況でも代用することが可能で、簡単にいちごタルトを作ることができます。
手作りいちごタルトの作り方
タルト生地の作り方
手作りのいちごタルトを作るための最初のステップは、美味しいタルト生地を作ることです。以下に、そのための簡単な手順を説明します。
【材料】
- バター:100g
- 砂糖:50g
- 卵:1個
- 薄力粉:200g
- 塩:ひとつまみ
【作り方】
- バターを室温に戻し、砂糖と混ぜ合わせます。
- 溶き卵を少しずつ加え、よく混ぜます。
- 薄力粉と塩をふるいながら加え、切るように混ぜます。
- 生地がまとまったらラップに包み、冷蔵庫で1時間以上寝かせます。
- 寝かせた生地を型に押し込み、フォークで穴を開けます。
- 予熱したオーブン(またはオーブン機能付きレンジ)で180℃に15分焼きます。
以上でタルト生地の作り方は完了です。
ガナッシュクリームの作り方
ガナッシュクリームは、チョコレートと生クリームを用いて作ります。
- まず、50gの板チョコレートを細かく刻みます。
- 次に、60mlの生クリームを弱火で温め、沸騰直前で火から下ろします。
- この生クリームに刻んだチョコレートを加え、混ぜながら溶かします。
- クリームがなめらかになったら完成です。冷やして固めれば、タルトのベースに使えます。
注意点として、チョコレートは熱に弱いため、生クリームの温度を高くしすぎると焦げてしまいます。また、生クリームも沸騰させすぎると分離してしまうため、火加減には注意が必要です。
タルトの組み立て
- タルトの組み立てには、まず冷蔵庫で冷やして固めた生地を用意します。
- 生地には、前述のガナッシュクリームを均等に塗ります。
- 次に、選んだいちごを一定の厚さにスライスし、クリームの上に散りばめていきます。一つのポイントとして、いちごを内側から外側へと放射状に配置すると見た目も美しく仕上がります。
- 最後に、全体を冷蔵庫でしっかり冷やし固めれば、手作りのいちごタルトの完成です。
これらの作業は非常に簡単なものなので、初めての方でも挑戦しやすいですよ。市販のものとは違った、手作りならではの温かみと愛情を感じていただければ幸いです。
バリエーションレシピ紹介
いちごの生チョコタルト
- 調理時間: 約60分
- 費用目安: 約1,500円
- カロリー: 約250kcal/1個分(6個分で作る場合)
食材リスト (2人前)
材料 | 2人前の分量 |
---|---|
オレオ | 10枚 |
無塩バター | 50g |
チョコレート | 130g |
生クリーム | 200ml |
いちご | 小粒1パック |
アラザン | 適量 |
作り方
- オレオのクリームを取り除き、ビスケット部分を細かく砕いて無塩バターと混ぜ、タルト型に均等に敷き詰めて冷蔵庫で冷やし固めます。
- 生クリームの一部を加熱し、チョコレートを溶かして混ぜ、残りの生クリームを加えてよく混ぜます。
- ガナッシュクリームを作り、冷やし固めたタルト生地に流し入れ、再び冷蔵庫で冷やします。
- いちごは洗ってヘタを取り、タルトの上に飾ります。アラザンで装飾して完成です。
美味しくできるポイントは、チョコレートガナッシュの滑らかさと、オレオで作ったサクサクのタルト生地のバランスです。冷蔵庫でしっかり冷やし固めることで、食感のコントラストを楽しめます。いちごの酸味とチョコレートの甘さが絶妙にマッチした、見た目も華やかなデザートです。
いちごムースタルト
- 調理時間: 約60分
- 費用目安: 約2,000円
- カロリー: 300〜400kcal(1人前)
食材リスト (2人前)
材料 | 2人前の分量 |
---|---|
市販のタルト台 (6号 18cm) | 1枚 |
いちご | 適量 |
ブルーベリー | 適量 |
無糖ヨーグルト | 200g |
生クリーム | 200ml |
水 | 適量 |
グラニュー糖 | 50g |
レモン汁 | 小さじ1 |
水 (ふやかす用) | 適量 |
粉ゼラチン | 5g |
粉糖 | 適量 |
ミント | 適量 |
作り方
- 粉ゼラチンはふやかしておきます。
- ゼラチンを除くムースの材料をミキサーで滑らかになるまで混ぜ、ふやかしたゼラチンを溶かした後、これを加えてよく混ぜます。
- 混ぜたムースを市販のタルト台に流し入れ、冷蔵庫で冷やし固めます。
- 固まったら、いちご、ブルーベリー、ミントでデコレーションし、粉糖をふりかけて完成です。
いちごの甘酸っぱさとヨーグルトのさっぱりとした味わいが絶妙にマッチした、見た目にも華やかなデザートタルトです。
いちごとクリームチーズのタルト
- 調理時間: 約35分
- 費用目安: 約2,000円
食材リスト (2人前)
材料 | 2人前の分量 |
---|---|
タルト生地 | 1枚(18cm) |
バター | 50g |
粉砂糖 | 30g |
卵黄 | 1個 |
薄力粉 | 150g |
クリームチーズ | 120g |
生クリーム | 100ml |
砂糖 | 50g |
レモン汁 | 小さじ1 |
いちご | 適量 |
作り方
- タルト生地の作り方: バターと粉砂糖をよく混ぜ、卵黄を加えてさらに混ぜ合わせます。ふるった薄力粉を加えてサクサクの生地になるまで混ぜ、冷蔵庫で休ませます。タルト型に生地を敷き込み、フォークで穴を開けてから予熱したオーブンで焼きます。
- チーズクリームの作り方: クリームチーズを室温で柔らかくした後、砂糖を加えて滑らかになるまで混ぜます。生クリームとレモン汁を加え、さらに滑らかになるまで混ぜ合わせます。
- 焼き上がったタルト生地にチーズクリームを流し入れ、冷蔵庫で冷やし固めます。
- いちごを飾り付け、お好みでミントの葉を添えて完成です。
このレシピは、いちごの甘酸っぱさとクリームチーズの濃厚な味わいが絶妙にマッチした、見た目にも美しいデザートです。各材料の分量や焼き時間はお使いのオーブンやタルト型のサイズによって調整してください。
いちごタルトのデコレーション方法
ツヤ出し液(ナパージュ)の作り方と塗り方
ツヤ出し液とは、タルトの完成度をぐっと高めるマジックアイテム。手作りいちごタルトが一段と美しく見える秘訣です。
【作り方】
- グラニュー糖50gと水100mlを小鍋に入れ、火にかけます。
- 砂糖が完全に溶けたら、アガーを少量(1g程度)加えます。
- アガーが完全に溶け込むまでよく混ぜ、火からおろします。
【塗り方】
- いちごタルトの上に均一に塗ります。ブラシを使ってゆっくりと塗るのがポイントです。
- 塗った後は冷蔵庫で少し冷やすと、タルトが美しくツヤツヤに仕上がります。
これで、美味しそうな見た目のいちごタルトが完成です。手作りならではの、心のこもった一品をぜひお楽しみください。
いちごのカッティングと配置方法
いちごのカッティングと配置方法は、タルトの見た目を華やかにする重要な要素です。まず、いちごは洗ってヘタを取り除き、水気をよく拭き取ります。次に、いちごを縦半分にスライスします。この時、いちごの大きさによっては4分の1に切ることもあります。そして、タルトに配置する際は、いちごの切り口が上になるようにしましょう。中央から放射状に並べていくと、美しい仕上がりになります。また、いちごを薄くスライスしてローズの形にアレンジすることで、一層華やかなデコレーションを楽しむことも可能です。
まとめ
今回は、いちごタルトの手作りレシピをご紹介しました。オーブンがなくても作れることから、誰でも簡単にトライすることができます。材料準備からタルト生地、ガナッシュクリームの作り方、そして最後の組み立てまで、初心者でも分かりやすいレシピを詳しく説明しました。
また、バリエーションレシピとして、いちごの生チョコタルト、いちごムースタルト、そしていちごとクリームチーズのタルトの作り方も紹介しました。これらを参考に、自分だけのオリジナルいちごタルトを作ってみてください。
デコレーション方法も一緒に学べば、見た目も美しいタルトが完成します。市販のいちごタルトも美味しいですが、手作りのいちごタルトならではのアレンジと楽しさをぜひ体験してみてください。
いちご を食べてJAはが野の挑戦を応援しよう!
いちご王国の首都、真岡市を含む栃木県の南東部を管轄する農協がJAはが野。
イチゴはもちろん、メロンや梨といったフルーツや、なす、ニラ、トマトなどの野菜の生産も盛ん!豊富に降り注ぐ太陽光ときれいな水、肥沃な大地、そして昼夜の寒暖差の大きな内陸型の気が農作物を鍛え、おいしく育みます。これらに加え、首都圏に近いことから、新鮮な果物や野菜をいち早く大消費地にお届けできることも特徴です。
そんなJAはが野では、2023年より「環境にやさしい栽培技術」と「省力化に資する先端技術等」を取り入れた「グリーンな栽培体系」を目指し、新たな取り組みをスタートしています。
気候変動問題が世界中で注目されるようになった中で、全国の生産者にはカーボンニュートラルの実現に向けて化学肥料の低減が求められています。(みどりの食糧システム戦略)
とはいえ、化学肥料を減らすと、収入減少の怖さがあり、生産者にとって大きな負担を強いる可能性があります。そこでJAはが野では、バイオスティミュラントという新しい農業資材に着目し、生産者の負担を軽減する、新しい栽培方法の開発に挑戦しています。
【引用元】バイオスティミュラント 活用による 脱炭素地域づくり協議会
特に、栽培過程で生じる「ゴミ」である食品残渣からバイオスティミュラントを生産することで、「食品から食品」を生む環境負荷の低い栽培を実現し、気候変動に負けない、持続可能な産地を目指しています。
現在、はが野地区では「いちご」「玉ねぎ」「アスパラガス」の3品目でこの取り組みを実施しているそうです。ぜひ、気候変動問題に果敢に取り組む産地の商品を購入して応援していきましょう!