圧力鍋で玄米を美味しく炊く方法
早速、圧力鍋で玄米を美味しく炊く方法について見ていきましょう!玄米を美味しく炊くためには強い火力が必要で、炊飯器より高温・高圧で調理できる圧力鍋は最適といえます◎
ここでは、圧力鍋を使った玄米の基本的な炊き方と、一手間加えてさらに美味しく仕上げる裏技を紹介します。炊飯器で炊いた玄米の味わいに不満を感じていた人は、ぜひ試してみてください!
圧力鍋を使った玄米の基本的な炊き方
圧力鍋で玄米を炊くときは、水加減と火加減が重要になります。特に炊きはじめは、タイミングを見て火加減を調整する必要があるため、できるだけ目を離さないことが大切です。これをふまえて、具体的な炊き方の手順を見てみましょう!
【炊き方】
- 玄米を白米用の計量カップできっちり計ります
- ザルなどに移し、水でさっと洗います
- ボウルに玄米、玄米が浸る程度の水を入れて6時間から一晩浸水させます
- 浸水が完了したら、圧力鍋に玄米と玄米の1.5倍の量の水を入れます
- きっちりとフタをして、圧力調整がある場合は高圧に設定します
- 強火にかけ、圧力がしっかりかかったら弱火に落として20分炊きます
- 炊き終わったら、火からはずしてそのまま10分ほど余熱で蒸らします
- 圧力が抜けてからフタを開け、しゃもじで切るようにほぐします
玄米は白米と違って硬い外皮に覆われているため、長時間かけて浸水させ、じっくりと水分を吸わせる必要があります。さらに炊飯時の水加減も、白米より少し多めに、玄米1:水1.5の割合で調整しましょう。
また弱火で炊飯している最中、蒸気があまりたくさん出るようなら火が強すぎるため、適宜火加減を調整してください。もし炊き上がった玄米が水っぽいようなら、強火で数十秒追い炊きし、水分を飛ばしましょう。
玄米を美味しく炊く裏技
玄米は、圧力鍋を使って炊くだけでも十分美味しくなりますが、一手間加えるとさらに美味しく仕上がります◎玄米を美味しくするのに役立つ、主な調味料やアイテムには以下のようなものがあります。
- 塩
- 酒
- 備長炭
- オリーブオイル
玄米を炊くとき、塩をひとつまみ加えると、ぬか特有のクセが和らぎ、食べやすさがアップしますよ。また味に程よい塩気も加わり、玄米の甘みを引き立ててくれます。
酒や備長炭も同様に、ぬかのクセを和らげる効果があります。酒は料理酒でもOKですが、日本酒を使用すると酒のふくよかな香りが加わり、風味が増します。また備長炭を入れて炊くと遠赤外線効果が働き、玄米の芯まで熱が伝わって炊きムラがおこりにくくなりますよ。
オリーブオイルは、米粒を油でコーティングすることで、玄米特有のパサパサ感を防ぎ、ツヤと香りを良くしてくれます。
玄米の美味しい炊き方については、こちらの記事でもご紹介していますので、ぜひご覧ください◎
圧力鍋で炊いた玄米を使ったおいしいレシピ
圧力鍋を使って、ふっくら美味しく炊き上げた玄米は、様々なレシピにアレンジすることができます◎そのまま食べても美味しいですが、玄米食を飽きずに続けていくためには、幅広くアレンジできた方が有利ですよね。
ここでは、圧力鍋で炊いた玄米を使ったおすすめのアレンジレシピを紹介するので、栄養バランスを補いながら、美味しく玄米食を続けていきたい人はぜひ活用してくださいね!
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※2024年1~8月のデータ玄米おにぎり
香ばしい風味とぷちぷちした食感が魅力の玄米は、おにぎりにするとより美味しく食べられます。具はお好みでOKですが、梅や昆布など、和風の食材との相性が特にバツグンです!
【材料】
- 玄米ご飯(白米入りでも可) 3膳分
- 梅干 2〜3個
- しそ昆布 大さじ1
- 鰹節(小パック) 1袋(1g)
- 炒りごま 大さじ1
- 油 少々
【作り方】
- 梅干は種を取り除いてよくすり潰します
- 玄米ご飯以外の全ての材料をボウルに移し、よく混ぜます
- そこに玄米ご飯を加えてさらに混ぜ合わせます
- ラップに包みながらおにぎりを握れば、完成です
玄米の香ばしい風味と梅干の酸味、しそ昆布の旨みが合わさった、絶品おにぎりです。食欲がないときでも食べやすく、パクパクとつまめますよ◎
玄米サラダ
「玄米がサラダに?」と不思議に感じる人も多いかと思いますが、実はお米がサラダに入った「ライスサラダ」はすでに流行りつつあり、カフェやレストランのメニューでも増えてきています。さっぱりとした味わいで、玄米のプチプチした食感を存分に堪能できますよ◎
【材料】
- 玄米ご飯 150g
- むきえび 80g
- ミックスビーンズ 50g
- レタス 80g
- ミニトマト 6個
- コーン 40g
- レモン汁 大さじ1
- オリーブオイル 大さじ1
- はちみつ 小さじ1
- 塩こしょう 少々
【作り方】
- まずは調味料を全て混ぜ合わせ、ドレッシングを作っておきます
- レタスは一口大にちぎり、ミニトマトは半分に切ります
- 温めた玄米ご飯をボウルに移して粗熱をとり、1を加えて切るように混ぜます
- 3に2と残りの材料を全て加えて混ぜ、器に盛り付ければ完成です
むきえびを、お好みでハムやツナなどに変えても美味しく仕上がります。またドレッシングは、お気に入りがある場合はそれを使っても問題ありません。忙しいときでもさっと作れて食べやすく、栄養価も高いため、老若男女問わずおすすめです。
玄米カレー
ご飯と相性バツグンのカレーは、玄米と合わせても美味!白米とは一味違った玄米ならではの美味しさを生かすために、具や味付けを工夫するのも楽しいですよ◎今回は、栄養満点で夏バテ防止にもおすすめな「サバ缶夏野菜カレー」のレシピを紹介します!
【材料】
- 玄米ご飯 4人分
- かぼちゃ 1/4個
- じゃが芋 小8個
- オリーブオイル 大さじ1
- 玉ねぎ 中1/2個
- ニンジン 中1本
- 季節の野菜(ピーマン等) 適量
- 生麹(なくても よい) 大さじ2
- 市販のカレールー 4皿分
- サバの缶詰 1缶
【作り方】
- 全ての野菜を食べやすい大きさに切ります
- かぼちゃとじゃが芋はタッパーに入れてレンチンします
- 鍋にオリーブオイルを入れて、玉ねぎとニンジンを炒めます
- 他の材料と水を加え、15分ほど煮込みます
- 材料が煮えたら、生麹とルーを入れて混ぜて5分程煮込みます
- つけ汁ごとサバ缶の中身を全て入れ、更に5分煮込みます
- 玄米ご飯をお皿に盛ってカレーをかけ、2を乗せたら完成です
コクと旨みたっぷりなサバは、玄米と相性バツグンです!またあえてルーに加えず、別で盛り付けたじゃが芋とかぼちゃの素朴な甘みが、玄米の香ばしい風味とマッチして、普通のカレーとはまた違った美味しさを楽しめますよ。
玄米を食べてJAさがえ西村山の挑戦を応援しよう!
さくらんぼや桃、りんごなどのフルーツをはじめ、日本で有数の「米どころ」としても知られる山形県さがえ西村山地区。豊かで寒暖差のある自然環境と生産者のたしかな技術によって、「さくらんぼの王様」といわれる佐藤錦など、四季折々の美味しい食べ物を全国にお届けしています。
そんなさがえ西村山地区に拠点を置き、山形県の中央エリアを管轄するJAさがえ西村山では、2023年より「環境にやさしい栽培技術」と「省力化に資する先端技術等」を取り入れた「グリーンな栽培体系」を目指し、新たな取り組みをスタートしています。
気候変動問題が世界中のイシューとなる中で、全国の生産者にはカーボンニュートラルの実現に向けて化学肥料の低減が求められています。(みどりの食糧システム戦略)
とはいえ、化学肥料を減らすと、収入減少の怖さがあり、生産者にとって大きな負担を強いる可能性があります。そこでJAさがえ西村山では、バイオスティミュラントという新しい農業資材に着目し、生産者の負担を軽減する、新しい栽培方法の開発に挑戦しています。
【引用元】バイオスティミュラント 活用による 脱炭素地域づくり協議会
特に、栽培過程で生じる「ゴミ」である食品残渣からバイオスティミュラントを生産することで、「食品から食品」を生む環境負荷の低い栽培を実現し、気候変動に負けない、持続可能な産地を目指しています。
現在、さがえ西村山地区では「さくらんぼ」「桃」「りんご」「米」「なす」の5品目でこの取り組みを実施しているそうです。ぜひ、気候変動問題に果敢に取り組む産地の商品を購入して応援していきましょう!