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白いいちご、なぜ白い?その秘密と魅力的な品種をご紹介!

白いいちご、なぜ白い?その秘密と魅力的な品種をご紹介!

みなさんは白いいちごを食べたことはありますか?白いいちごは、一般的な赤いいちごと違い、果皮が白いいちごのことを指します。 白いいちごは、赤いいちごに比べて色素が少なく、果肉に透明感があります。また甘みや香りが強く、独特の味わいがあるため、ギフトや贈り物としても人気があります。しかし、その生産量は限られており、その希少性の高さから高値で取引されています。 この記事では、そんな白いいちごの特徴や代表的な品種について詳しく解説します。

白いいちごの発祥と特徴

白いいちごの色の秘密に迫りましょう。実は、赤いいちごの色はアントシアニンという色素がもたらしています。しかし、白いいちごはこのアントシアニンが含まれていないため、白く見えるのです。発祥はヨーロッパで、白いいちごはもともと自然に生えていた野生種です。

味わいについては、一般的な赤いいちごとは異なり、糖度が高く甘味が強いことが特徴です。また、その香りはパイナップルに似た特別な香りを持っています。この香りのため、ヨーロッパでは「パイナップルストロベリー」とも呼ばれています。

白いいちごの魅力的な品種

ここからは、日本で栽培されている白いいちごの代表品種と、それぞれの特徴について見ていきましょう!

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※2023年12月~2024年4月のデータ

淡雪(あわゆき)

淡雪(あわゆき)は、その名の通り雪のような純白の色が特徴のいちごです。独特な見た目だけでなく、甘さと香りのバランスも絶妙で、一度食べたら忘れられない深い印象を与えます。また、白いいちごの中でも特に珍しく、限定的な品種なので贈り物や特別な日のデザートとしても人気があります。

さらに、淡雪(あわゆき)は他の品種と比較しても特にビタミンCを多く含んでいます。これにより、美肌効果や免疫力向上、生活習慣病予防などの効果が期待できます。

ミルキーベリー

ミルキーベリーは、白いいちごの中でも特に注目を浴びている品種です。栃木県の農業試験場で開発されたこの品種は、栃木県以外では栽培が認められていません。実の色が白い理由は、いちごが赤くなる物質「アントシアニン」が生成されないよう品種改良が行われたからです。

味については、その個性が評価されています。いちごのようでいちごでない、まろやかな食感と強い甘みのある味わいは、「まるで完熟したキウイフルーツ」といわれています。

しかし、その希少性から「高級品」であり、1パック5個入りで2000円という価格がつけられています。これは「ミルキーベリー」が全国のいちご収穫量の中でわずか0.45トンしか出荷されていないためです。

真珠姫

白いいちごの中でも、「真珠姫」はその名の通り、真珠のように瑞々しい輝きを持つ品種です。特にその食感は、口の中でまるで果汁が弾けるような感覚を味わえます。

真珠姫の最大の特徴は、一般的ないちごに見られる赤い色ではなく、白色を基調とした果肉で、その名の通り、まるで真珠のような美しい色合いをしています。また、風味もとても独特で、甘さは控えめながらも後味にはほんのりとローズのような香りが広がります。

このため、見た目の美しさだけでなく、食べても楽しむことのできる品種として注目を集めています。

天使のいちご

天使のいちごは、その名の通り、清楚で繊細な味わいが特徴の白いいちごの品種です。この種類のいちごは、見た目が美しく、ふんわりとした香りがあります。また、甘さが特徴的で、後味はほんのりと酸味を感じられます。

明るい白色の果肉は、食べると口の中で溶けるような食感があり、まるで天使が舞い降りたような感覚を与えてくれます。そのため、ギフト用や特別な日のデザートとしても人気です。

天使のいちごは、美味しく食べた後も、香りが残り続けるところが特徴で、食後のひと時をより楽しくしてくれます。

なお、この天使のいちごも他の白いいちごと同じく、ビタミンCやカリウムを豊富に含んでおり、見た目だけでなく栄養面でも優れています。

桃薫(とうくん)

その中でも、特に注目すべき品種として「桃薫(とうくん)」が挙げられます。名前の通り、桃のような香りが特徴的なこの種類は、白いいちごの中でも一際個性的な存在です。

桃薫は見た目も美しく、ほんのりと桃色に染まった白いいちごです。この独特の色合いは、他の白いいちごとは一線を画します。そして何よりも、桃のような甘酸っぱさといちごの甘みが絶妙にマッチした味わいが魅力です。そのため、生で食べるだけでなく、パティシエからも注目され、デザートやスイーツに使われることも多いです。

ただし、その魅力はあくまで季節限定。旬を迎えるのは春先から初夏にかけてで、それ以外の時期は入手困難となります。そのため、「桃薫」を味わうためには、旬の時期を見逃さないことが大切です。

白いいちごの栄養と効能

白いいちごは、見た目の美しさだけでなく、栄養価も魅力です。特にビタミンCとカリウムが豊富に含まれています。

ビタミンC

美しい肌への効果があり、生活習慣病の予防や免疫力向上にも寄与します。ビタミンCは体内では生成できないため、食事から摂取する必要があります。

カリウム

高血圧の予防やむくみ改善に効果的です。カリウムは体内の余分なナトリウムを排出し、血圧を下げる役割を担っています。

白いいちごを食べることで、これらの栄養素を手軽に摂取することができます。健康と美容に配慮しながら、美味しく楽しみましょう。

まとめ:白いいちごの魅力と楽しみ方

白いいちごは、その美しい白さと独特の風味が特徴で、さまざまな品種も存在しています。それぞれに独特の甘みや香りがあり、見た目も味も楽しむことが可能です。

また、白いいちごは通常の赤いいちごと比べて含有する成分にも特徴があります。アントシアニンが少ないため白く、代わりにレスベラトロールが豊富に含まれています。これは抗酸化作用があり、健康に良い成分とされており、おいしいだけでなく体にも優しいことが特徴です。

様々な品種があるため、それぞれの違いを楽しんでみるのもおすすめです。また、見た目の美しさを活かしてギフトにするのも良いでしょう。贈られた人も驚くこと間違いなしです!

以上が、白いいちごの魅力と楽しみ方になります。一度、その魅力を味わってみてはいかがでしょうか◎

いちごを食べてJAはが野の挑戦を応援しよう!

いちご王国の首都、真岡市を含む栃木県の南東部を管轄する農協がJAはが野。
イチゴはもちろん、メロンや梨といったフルーツや、なす、ニラ、トマトなどの野菜の生産も盛ん!豊富に降り注ぐ太陽光ときれいな水、肥沃な大地、そして昼夜の寒暖差の大きな内陸型の気が農作物を鍛え、おいしく育みます。これらに加え、首都圏に近いことから、新鮮な果物や野菜をいち早く大消費地にお届けできることも特徴です。

そんなJAはが野では、2023年より「環境にやさしい栽培技術」と「省力化に資する先端技術等」を取り入れた「グリーンな栽培体系」を目指し、新たな取り組みをスタートしています。

気候変動問題が世界中のイシューとなる中で、全国の生産者にはカーボンニュートラルの実現に向けて化学肥料の低減が求められています。(みどりの食糧システム戦略)

とはいえ、化学肥料を減らすと、収入減少の怖さがあり、生産者にとって大きな負担を強いる可能性があります。そこでJAはが野では、バイオスティミュラントという新しい農業資材に着目し、生産者の負担を軽減する、新しい栽培方法の開発に挑戦しています。

バイオスティミュラントは、植物に生理学的刺激を与えることで、環境ストレスを受けたために発揮されていない「農作物が本来持っている能力」を、最大限まで改善する資材として期待されている新しい農業用資材です。 農作物の品質や収量の向上や、栄養吸収率を高めることによる化学肥料使用量の低減などの効果をもたらします。
【引用元】バイオスティミュラント 活用による 脱炭素地域づくり協議会

特に、栽培過程で生じる「ゴミ」である食品残渣からバイオスティミュラントを生産することで、「食品から食品」を生む環境負荷の低い栽培を実現し、気候変動に負けない、持続可能な産地を目指しています。

現在、はが野地区では「いちご」「玉ねぎ」「アスパラガス」の3品目でこの取り組みを実施しているそうです。ぜひ、気候変動問題に果敢に取り組む産地の商品を購入して応援していきましょう!

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