硬い桃について
まずは、硬い桃ならではの特徴や魅力について紹介します。
硬い桃の魅力
硬い桃とは、一般的な桃と比べて果肉が固めで、りんごのような食感の桃を指します。
一般的には熟してもその硬さは保たれ、特別な保存法を用いなくても長期間保存することが可能です。また、香りは比較的控えめで、酸味や渋みは少なく、甘さが際立つ特徴があります。このような硬い桃は、切ってそのまま食べる他、料理に使用したり、ジャムにすることも可能です。
品種としては、日本一生産量の多い桃である「あかつき」や、山形県の主力品種である「おどろき」、お中元ギフトなどで人気の「川中島白桃」が挙げられます。
2024年産地別の桃人気ランキング
※2024年5~8月までのデータ※JAふくしま未来・JAフルーツ山梨・JA新潟かがやき・JAさがえ西村山の桃の売上データ
硬い桃が美味しい理由
硬い桃の美味しさは、その特有の食感と、溢れるような果汁が魅力です。特に果肉が硬い品種では、果汁がギュッと凝縮されており、一口噛むとその甘さが口いっぱいに広がります。また、硬い桃はりんごのような歯切れの良さと、シャキシャキとした食感を楽しむことができます。これらの要素が組み合わさることで、硬い桃は多くの人々から愛されています。
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硬い桃の選び方と保存法
ここからは、硬い桃の選び方と保存方法について紹介します。
美味しい桃の選び方
美味しい桃の選び方にはいくつかのポイントがあります。
まず、色です。桃の色が鮮やかで、黄色味が少なく、深いピンク色をしているものを選びましょう。次に香りです。桃は香りが強いほど熟度が進んでいます。桃特有の甘い香りが強く、よりフレッシュな香りがするものを選びましょう。
また、触った感触も大切です。桃はあまりにも硬すぎるものは未熟で、逆に柔らかすぎるものは熟しすぎている可能性があります。ちょうど良い硬さとは、軽く押したときに少し指が沈み込む程度です。
しかし、特定の品種、例えば山梨の一宮などは、熟しても硬いままという特徴があります。これらは食感を楽しむためにあえて硬さを保っているので、選ぶ際は品種にも注目してみてください。
硬い桃の正しい保存方法
硬い桃をそのまま食べる場合や、追熟させてから食べる場合でも、正しい保存方法を知ることが大切です。硬い桃は、保存方法によっては、硬いまま熟さずに腐ってしまうことがあります。
硬い桃をそのまま保存する場合は、直射日光を避け、冷暗所で保管しましょう。また、他の果物と一緒に置かないことも大切です。果物は熟す過程でエチレンガスを発生させるため、他の果物と一緒に置くと早く腐ってしまう可能性があります。
追熟させる場合は、新聞紙で包んで室温で待つと良いでしょう。新聞紙が湿度を調節し、桃を柔らかくします。ただし、柔らかくなったらすぐに冷蔵庫に入れて保存しましょう。
追熟のやり方
硬い桃を柔らかくするための追熟方法として、以下の手順をご紹介します。
- 硬い桃は新聞紙に包み、常温で保存します。新聞紙が湿度を調整し、桃を適度に熟成させます。
- 柔らかさは毎日チェックしましょう。指で押した時に若干の弾力が感じられれば、食べ頃です。
- 熟した桃は冷蔵庫に入れて保存します。冷えた桃はさらに美味しさが増します。
ただし、一部の品種は熟しても硬さがあまり変わらないものもあります。その場合はジャムなどに利用すると良いでしょう。
硬い桃の美味しい食べ方
硬い桃は、そのまま食べるだけでなく、調理にも適しています。もし、桃があまりにも硬く好みでない場合、アレンジレシピを活用して調理するのもおすすめです。
桃のタルト
- 調理時間: 約60分
- 費用目安: 2000円
- カロリー: 250kcal (1人前)
食材リスト (2人前)
材料 | 2人前の分量 |
---|---|
薄力粉 | 200g |
バター | 100g |
砂糖 | 50g |
卵黄 | 1個 |
バニラエッセンス | 小さじ1 |
桃(ペースト状) | 150g |
桃(飾り用) | 1個 |
アーモンドプードル | 50g |
作り方
- タルト台作り: 薄力粉、バター、砂糖、卵黄、バニラエッセンスを混ぜ、生地を冷蔵庫で30分休ませます。
- 桃のフィリング準備: ペースト状の桃、バター、薄力粉、アーモンドプードル、砂糖を混ぜ合わせます。
- 焼き: タルト台にフィリングを入れ、190度に予熱したオーブンで25分間焼きます。
- 飾り付け: 焼きあがったタルトが冷めたら、薄切りにした桃で飾り付けます。
桃のタルトは、フレッシュな桃の風味とフィリングの甘さが絶妙にマッチした、おもてなしにピッタリのスイーツです。少し手間はかかりますが、お子様ウケもバツグンなので、硬い桃の消費に困った際はぜひ作ってみてください。
桃のタルトのレシピについては、こちらの記事でもご紹介していますので、ぜひご覧ください!
桃のジャム
- 調理時間: 30分
- 費用目安: 1000円
- カロリー: 53kcal (1大さじあたり)
食材リスト (2人前)
2人前の分量 | |
---|---|
桃 | 約900g(皮をむいて種を取り除いた後) |
砂糖 | 1.5カップ |
レモン汁 | 大さじ2 |
作り方
- 準備: 桃を皮をむき、種を取り除いてから適当な大きさにカットします。
- 煮込み: 中火で桃、砂糖、レモン汁を混ぜながら煮込みます。桃を好みの大きさに潰しながら、砂糖が溶けてジャムが所望の濃度になるまで煮込みます(約15-25分)。
- 保存: ジャムが完成したら、消毒した瓶に詰め、冷蔵庫で保存します。冷蔵庫での保存期間は2-3ヶ月、冷凍する場合は6-12ヶ月です。
ジャムが十分に固まっているかを確認するには、冷凍した皿に少量のジャムを置き、1分後に皿を取り出してジャムを指で押してみます。ジャムがしわしわになれば完成です。
桃の皮を剥く方法として、桃を熱湯に60-90秒浸し、その後冷水にさらすと皮が簡単に剥けます。また、レモン汁は自然なペクチン源として機能し、ジャムを固めるのに役立ちます。
このジャムはトースト、ヨーグルト、アイスクリームのトッピング、または肉料理のソースとしても使用できます。
桃ジャムについては、こちらの記事でもご紹介していますので、ぜひご覧ください!
まとめ
硬い桃は、一見避けがちですが、実はその硬さが特徴の品種も存在します。桃の香りや味は変わらず、食感がリンゴのようになるため、新たな桃の楽しみ方となります。
硬いままでも美味しく食べる方法としては、タルトやジャムなどの料理にする方法がおすすめです。また、普通の柔らかさが好みの方は、適切な保存方法で追熟させることも可能です。最後に、絶対に忘れてはならないのは、桃を選ぶ際のポイントです。見た目だけでなく、香りや重さもチェックしましょう◎
桃を使ったスイーツレシピやおつまみレシピについて、こちらの記事でもご紹介していますので、ぜひご覧ください♪
桃のスイーツレシピ
桃のおつまみレシピ
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さくらんぼや桃、りんごなどのフルーツをはじめ、日本で有数の「米どころ」としても知られる山形県さがえ西村山地区。豊かで寒暖差のある自然環境と生産者のたしかな技術によって、「さくらんぼの王様」といわれる佐藤錦など、四季折々の美味しい食べ物を全国にお届けしています。
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【引用元】バイオスティミュラント 活用による 脱炭素地域づくり協議会
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