イチゴってどんな果物?イチゴの種類や特徴について解説

イチゴってどんな果物?イチゴの種類や特徴について解説

子どもから大人まで人気の果物、イチゴ。甘酸っぱくジューシーな味わいで、生食はもちろん、コンデンスミルクをかけたり、ケーキのデコレーションに活用したりと、色んな楽しみ方ができます◎ 今回は、そんなイチゴの特徴について紹介します!主な産地や栽培の歴史、代表品種ごとの旬など詳しく解説しているので、イチゴ好きな人やイチゴについて知りたいという人は、ぜひチェックしてくださいね♪

イチゴとは?イチゴの魅力は?

イチゴは、元気いっぱいの真っ赤な見た目と甘く芳醇な香り、甘みと酸味のバランスに優れた味わいの三拍子が揃った果物。家庭用や贈答用としての人気はもちろん、とれたてをその場で味わえるイチゴ狩りも大人気です◎

またイチゴは美味しいだけでなく、体に良い栄養素も豊富。特に肌荒れや疲労回復に良いとされるビタミンCの含有量は、果物の中でもトップクラスです!

イチゴの主な産地は?

イチゴの産地といえば、「とちおとめ」で有名な栃木県が有名ですよね。栃木県はイチゴの生産量全国1位を誇り、年間2万5000トン以上ものイチゴを出荷しています。全国的に人気の「とちおとめ」は、栃木県で生まれたイチゴ品種で、濃厚な甘みと程良い酸味が楽しめます◎

また九州を代表するイチゴの名産地として、福岡県があげられます。福岡県のイチゴ生産量は栃木県に次いで全国2位!人気品種「あまおう」発祥の地としても有名です。

日本のイチゴ栽培の歴史

日本にイチゴが伝来したのは江戸時代末期で、オランダ船で長崎県に持ち込まれました。このとき持ち込まれたイチゴは「オランダいちご」と呼ばれ、主に観賞用として扱われていましたが、明治初期にアメリカから栽培用の品種が導入されたことにより、日本でもイチゴの栽培が行われるようになります。

はじめは、なかなか定着しなかった日本のイチゴ栽培ですが、日本の風土の中で選抜育成された「福羽(ふくば)」を筆頭に、徐々に国内での生産量を増やしていきました。福羽は果実が大きく食味良好で、約70年もの間イチゴの人気品種として世界的に流通しました。

イチゴの代表品種と旬の時期

ここからは、イチゴの代表品種と旬の時期について紹介します!

イチゴには数多くの品種が存在し、現在その数は300を超えています。今回は、中でも人気や注目度の高い4品種をピックアップし、それぞれの特徴と旬の時期を解説します。まだ知らない品種との出会いに繋がるかもしれないので、イチゴ好きな人は要チェックですよ◎

とちおとめ

「とちおとめ」は、栃木県生まれの人気品種で、生産量シェアは東日本トップです。とちおとめの果肉は比較的しっかりしていて、イチゴの中でも日持ちしやすいのが特徴です。また味わいは甘みが強く程よい酸味も感じられ、果汁をたっぷり含んでいます。

そんなとちおとめの旬は、2月から4月にかけて。早いところでは11月から出回り、6月頃まではスーパーで見かけることもあるでしょう。

あまおう

「あまおう」は、福岡県生まれの品種で「あかい、まるい、おおきい、うまい」の頭文字を取って名付けられました。その名の通りあまおうの果実は大粒でツヤがあり、鮮やかな赤色をしています。また味わいもコクがあり、しっかりとした甘さを感じられるのが特徴です。

そんなあまおうの旬は、1月から2月頃です。出回り時期は12月から5月にかけてですが、あまおうは比較的収穫のタイミングが早いため、寒い冬の時期が最も食べ頃といわれています。

よつぼし

「よつぼし」は、三重県、香川県、千葉県と九州沖縄農業研究センターの4機関が共同開発したイチゴ品種で、現在は全国各地で栽培されています。果実はキレイな円錐型で赤みが強く、カットすると果肉まで真っ赤に色づいています。また香りが非常に良く、味わいは酸味の少ない上品な甘さを感じさせます。

そんなよつぼしの旬は、1月から3月にかけて。よつぼしはイチゴの中でも早生の品種にあたり、11月中旬頃から収穫されています。

淡雪

「淡雪」は、鹿児島県生まれの品種で、通常のイチゴと違い、白地に淡いピンク色をした見た目が特徴です。現在は鹿児島県、福岡県、熊本県など九州地方を中心に栽培されていて、心地よい歯触りとさっぱりとした甘みを楽しめます。

そんな淡雪の旬は、1月から2月頃です。旬を迎えても変わらず白く美しい見た目をしているので、そのまま食べるだけでなく、赤いイチゴと一緒にお菓子のトッピングに活用するのもおすすめですよ。

美味しいイチゴの特徴は?見分け方・選び方のコツ

ここからは、スーパーなどの店頭で美味しいイチゴを見分けるコツについて紹介します。せっかくイチゴを購入するなら、食べ頃を迎えた甘くて美味しいものを選びたいですよね◎店頭でイチゴを選ぶ際は、以下の点に注目してみましょう!

  • 果実全体が鮮やかな赤色に染まっている
  • 果皮にハリとツヤがある
  • ツブツブがくっきりしている
  • ヘタがピンとしてしおれていない

通常のイチゴは、完熟すると全体的に赤く色づきます。ヘタ周辺に白色や緑糸が残っている場合、成熟過程で病気や障害を発祥してしまい、元気に育たなかったイチゴの可能性が高いです。

またイチゴのツブツブやヘタの状態にも注目し、よりツブツブがくっきりと見え、ヘタがピンと張っているのが新鮮で美味しいイチゴの証ですよ◎

まとめ

今回は、イチゴの特徴について紹介しました!

イチゴは300種を超える品種が存在し、特徴や旬の時期もそれぞれ異なります。また産地によって主力となる品種が異なり、県オリジナル品種の栽培も積極的に行われています。

美味しいだけでなく、体に良い栄養素もたっぷり含んだイチゴ。食べる際は、ぜひ品種ごとの特徴や産地などにも注目しながら味わってみてくださいね♪


【参考サイト】

いちごの原産地や歴史についておしえてください。(農林水産省)

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