さくらんぼのシロップ漬けとは?
さくらんぼのシロップ漬けは、新鮮なさくらんぼを甘いシロップに浸けて保存するレシピです。シロップには水と砂糖を主に使いますが、特に風味を出したい場合は、レモン汁やラム酒などを加えることもあります。
シロップ漬けの特徴は、果実の鮮やかな色を保ちつつ、甘みが増し、さらに長期間保存できる点です。さくらんぼのシロップ漬けは、そのまま食べるだけでなく、様々な料理に利用することもできます。例えば、パフェやケーキ、タルトなどのデザート類にトッピングとして使用したり、紅茶やカクテルなどの飲み物に加えることもできます。
また、シロップ自体もドリンクやお菓子作りに使用することができ、一度作っておけば何かと使えて便利ですよ◎
さくらんぼのシロップ漬けの基本的な作り方
ここからは、さくらんぼのシロップ漬けの基本的な作り方を紹介します。シンプルでありながら、多様な食べ方で楽しめるため、さくらんぼの旬の時期にぜひ試してみてください!
食材リスト(2人前)
材料 | 2人前の分量 |
---|---|
新鮮なさくらんぼ | 200g |
砂糖 | 150g |
水 | 150ml |
レモン汁 | 大さじ1 |
作り方
- さくらんぼの準備: さくらんぼをよく洗い、水気を拭き取ります。必要に応じて種を取り除くことができますが、そのままでも大丈夫です。
- シロップを作る: 小鍋に水と砂糖を入れ、中火で加熱します。砂糖が完全に溶けるまで混ぜ続けます。
- レモン汁を加える: 砂糖が溶けたら、レモン汁を加えて混ぜ合わせます。
- さくらんぼを加える: 熱湯消毒した瓶にさくらんぼを入れ、作ったシロップを注ぎます。瓶の空気を抜きながら蓋を閉め、冷暗所で保存します。
- 熟成させる: 数日から数週間熟成させると、さくらんぼの風味がシロップに染み出し、美味しいシロップ漬けが完成します。
保存期間と注意点
適切に熱湯消毒した瓶を使用し、冷蔵庫で保存することで、約1年ほど保存可能です。ただし、カビの発生を防ぐため、割れたり傷のあるさくらんぼは使用しないようにしてください。
保存期間はあくまで目安です。保存状態やさくらんぼの状態によって変わる可能性があるため、定期的に内容物を確認し、異常が見られたら早めに処分しましょう。
さくらんぼのシロップ漬けを使ったアレンジレシピ
ここからは、さくらんぼのシロップ漬けを使ったアレンジレシピを紹介します。さくらんぼの香りと美味しさが詰まったシロップ漬けは、手作りスイーツのクオリティをアップしてくれますよ。ホームパーティーや特別な日のデザートに、ぜひお試しください◎
さくらんぼのシロップ漬けのパウンドケーキ

食材リスト(2人前)
材料 | 2人前の分量 |
---|---|
さくらんぼシロップ漬け | 100g |
レモン汁 | 大さじ1 |
無塩バター | 100g |
砂糖 | 100g |
溶き卵 | 2個分 |
薄力粉 | 200g |
ベーキングパウダー | 小さじ1 |
作り方
- バターと砂糖をクリーム状になるまで混ぜる。
- 溶き卵を少しずつ加え、しっかりと混ぜ合わせる。
- レモン汁を加えて混ぜる。
- ふるった薄力粉とベーキングパウダーを加え、さっくりと混ぜる。
- さくらんぼシロップ漬けを粗く刻んで生地に加え、軽く混ぜ合わせる。
- 170°Cに予熱したオーブンで約45分焼く。焼き上がりを竹串などで確認する。
- 焼き上がったらオーブンから出し、ケーキが冷めたら型から取り出す。
ゼッポレ・ディ・サン・ジュゼッペ

食材リスト(2人前)
材料 | 2人前の分量 |
---|---|
水 | 60g |
有塩バター | 40g |
薄力粉 | 50g |
全卵 | 100g |
粉糖 | 約10g |
カスタードクリーム | 約120g |
さくらんぼのシロップ漬け | 12個程度 |
作り方
- シュー生地の準備: 水とバターを鍋に入れ、沸騰させる前にバターが完全に溶けるのを確認。薄力粉を加えてしっかり混ぜ、一旦火から下ろし、全卵を段階的に加えてなじむまで混ぜる。生地が一定の硬さになったら、絞り袋に移す。
- 生地の成形と焼成: 絞り袋からドーナツ形に絞り出し、170~180℃の油で揚げる。表面が金色になり、膨らんできたら取り出し、粗熱を取る。
- トッピング: 粉糖を振り、カスタードクリームを上に絞り出す。最後にチェリーのシロップ煮を乗せて完成。
さくらんぼとアロエのゼリー

食材リスト(2人前)
材料 | 2人前の分量 |
---|---|
さくらんぼのシロップ漬 | 100g |
ぶどうジュース | 200ml |
アロエ | 100g |
かんてん粉末 | 5g |
作り方
- アロエの下処理: アロエは皮を剥き、1cm角にカットする。アロエをさっと水で洗い、苦味を取り除く。
- ゼリー液の準備: 中火にかけた鍋にブドウジュースを入れ、かんてん粉末を加えてよく混ぜる。沸騰したら弱火にして約2分間煮溶かす。
- サクランボの準備: サクランボのシロップ漬けは半分にカットし、種を取り除く。
- ゼリーの成形: アロエとサクランボをゼリー型に均等に分け入れ、2のゼリー液を注ぐ。室温で少し冷ましてから、冷蔵庫で約2時間冷やし固める。
- 仕上げ: 固まったゼリーは型から取り出し、お好みでサクランボのシロップを少し加えて完成。
さくらんぼと黄桃のゼリー

食材リスト(2人前)
材料 | 2人前の分量 |
---|---|
さくらんぼのシロップ漬 | 100g |
黄桃の缶詰 | 100g |
水 | 200ml |
ゼラチン | 5g |
シロップ | 100ml |
砂糖 | 大さじ2 |
作り方
- ゼラチンの準備: ゼラチンは水50mlでふやかしておく。
- シロップの準備: 缶詰のシロップと水を合わせて150mlを鍋に入れ、砂糖を加えて軽く沸騰させるまで温める。
- ゼラチンを溶かす: 2の鍋から火を止め、ふやかしたゼラチンを加え、完全に溶かす。
- フルーツの準備: サクランボと黄桃を適当な大きさにカットし、ゼリー型に入れる。
- ゼリー液を注ぐ: ゼラチンが溶けた液体をフルーツが入った型に注ぐ。冷めたら冷蔵庫で2時間程度冷やし固める。
- 仕上げ: 固まったら型から取り出し、冷たい状態でサーブする。
まとめ
今回、さくらんぼのシロップ漬けの作り方とアレンジレシピを紹介しました。さくらんぼのシロップ漬けは初心者でも簡単に作ることができ、焼き菓子やゼリーなど、様々なお菓子づくりの材料として活用できます。旬のさくらんぼがたくさん手に入った際は、ぜひシロップ漬けにして色んな楽しみ方を試してみてくださいね◎
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そんなさがえ西村山地区に拠点を置き、山形県の中央エリアを管轄するJAさがえ西村山では、2023年より「環境にやさしい栽培技術」と「省力化に資する先端技術等」を取り入れた「グリーンな栽培体系」を目指し、新たな取り組みをスタートしています。
気候変動問題が世界中で注目されるようになった中で、全国の生産者にはカーボンニュートラルの実現に向けて化学肥料の低減が求められています。(みどりの食糧システム戦略)
とはいえ、化学肥料を減らすと、収入減少の怖さがあり、生産者にとって大きな負担を強いる可能性があります。そこでJAさがえ西村山では、バイオスティミュラントという新しい農業資材に着目し、生産者の負担を軽減する、新しい栽培方法の開発に挑戦しています。
【引用元】バイオスティミュラント 活用による 脱炭素地域づくり協議会

特に、栽培過程で生じる「ゴミ」である食品残渣からバイオスティミュラントを生産することで、「食品から食品」を生む環境負荷の低い栽培を実現し、気候変動に負けない、持続可能な産地を目指しています。
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