【保存・日持ちもバッチリ】いちご酢の作り方と効能、冷凍いちごでもOK!

【保存・日持ちもバッチリ】いちご酢の作り方と効能、冷凍いちごでもOK!

いちご酢は、鮮やかな色合いと甘酸っぱい香り、そしてその美味しさから多くの人に愛されています。しかし、いちご酢は美味しさだけでなく、様々な健康効果も期待できるのをご存知でしょうか? この記事では、そんないちご酢の効能や作り方、さらにはアレンジレシピや保存方法など、いちご酢に関するあらゆる情報を詳しく解説していきます。美容や健康を意識する人は、ご家庭で作れるいちご酢をぜひお試しください◎

いちご酢の効能

まずは、いちご酢の効能について見ていきましょう。

抗酸化物質「アントシアニン」の健康への影響

いちごには、ポリフェノールの一種であるアントシアニンが含まれています。アントシアニンには抗酸化作用があり、肌や細胞の老化防止に役立ちます。また、加齢に伴う老眼や白内障、加齢黄斑変性等の眼病や、視力低下の予防にも効果的です。

ビタミンCの効果といちご酢への貢献

いちごには、ビタミンCが豊富に含まれています。ビタミンCは体内の細胞と細胞をつなぐコラーゲンの合成にも必要な成分であり、その健康維持に欠かせません。また、ビタミンCは強力な抗酸化作用を持つため、体内で生成される有害な活性酸素の影響を和らげる役割があります。特に、LDL(低比重リポたんぱく)が活性酸素によって酸化されることを防ぐため、血管壁の損傷や動脈硬化などの血管疾患を予防する効果が期待されています。

食物繊維「ペクチン」の働きといちご酢での摂取方法

いちごには、ペクチンが豊富に含まれています。ペクチンは食物繊維の一種で、特に果物の硬さやねっとり感をもたらす成分として知られています。ペクチンには糖質の消化管での吸収を遅延させ、急な血糖値の上昇を抑える作用もあります。また、ペクチンは腸内環境を改善し、便の排出を促す効果もあるため、便秘解消に役立ちます。

自宅で手軽に作れる!いちご酢の作り方

ここからは、いちご酢の作り方について紹介します。

必要な材料とその選び方

いちご酢を作るために必要な材料は、以下の通りです。

  • いちご: 500g(新鮮で熟したものが良いです。)
  • グラニュー糖: 500g(いちごの甘さや自分の好みに合わせて調節可能です)
  • 酢: 500ml(果実酢は米酢が一般的ですが、味の違いを楽しむためにもワインビネガーやりんご酢を使ってみるのもおすすめです)

また、いちご選びのポイントは以下の通りです。

  • 鮮やかな赤色のいちごを選ぶ
  • しっかりとした果肉のものを選ぶ
  • 香りが強く、甘みが感じられるものを選ぶ

作り方

では、いちご酢の作り方の手順を見ていきましょう。

  1. まず、いちごを洗い、ヘタを取ります。
  2. 次に、いちごとお好みの酢(米酢、甘酢など)を混ぜ合わせます。このとき、いちご:酢=1:1の割合が基本ですが、お好みに応じて調整しても構いません。
  3.  混ぜ合わせたら、そのまま冷蔵庫で1週間ほど漬け込みます。
  4. 1週間後、いちごを取り出し、残った液体部分が完成したいちご酢です。

ここでポイントとなるのが、いちご酢を作る際の容器選びです。ガラスや陶器のものを使用し、金属製のものは避けましょう。金属製の容器だと酸と反応して味が変わってしまう可能性があるからです。

いちご酢を作るコツ・注意点

いちご酢を手作りする際には、以下のコツと注意点を押さえておきましょう。

  • 「いちごの選び方」: 新鮮ないちごを選び、なるべく同じ大きさのものを揃えましょう。大きさが揃っていると、酢に漬けたときに均一な味が出ます。
  • 「いちごの下処理」: いちごはよく洗い、ヘタを取ってから使用します。しかし、皮は剥かないように注意。皮にも栄養素が多く含まれており、剥くとそれらが失われてしまいます。
  • 「砂糖の量」: 甘さはお好みで調節可能ですが、砂糖が少なすぎるといちごの酸味が強く出てしまいます。初めての方はレシピ通りに作ってみて、次回から調節すると良いでしょう。
  • 「漬け込む時間」: いちごを酢に漬け込む時間は、少なくとも一晩以上。時間が経つほどいちごから色と風味が出てきます。

これらを心掛けて、美味しいいちご酢を作りましょう。

様々なシーンで楽しめる!いちご酢の飲み方とアレンジレシピ

ここからは、いちご酢の飲み方やアレンジレシピについて紹介します。

飲みやすさ重視!いちご酢の基本的な飲み方

いちご酢はそのままでも美味しくいただけますが、さらに飲みやすくするための基本的なアレンジ方法としては、冷水や炭酸水で割るのがおすすめです。

特に炭酸水で割ると、爽やかな酸味といちごの甘みが炭酸の刺激と絶妙にマッチし、リフレッシングなドリンクに変わります。また、牛乳で割る方法もあります。いちご酢と牛乳の組み合わせは、まるでデザートのような風味を楽しむことができます。この方法だと、子供でも飲みやすく、栄養補給にもピッタリです。

自分の好みやシチュエーションに合わせて試してみてください。

おしゃれなカクテル風!いちご酢のアレンジレシピ

いちご酢はそのまま飲むだけでなく、様々な飲み物に加えることで、味わいを一層楽しむことができます。特におすすめなのがカクテル風のアレンジです。

例えば、以下のようなレシピがあります。

【いちご酢スプリッツ】

  1. グラスに氷を入れる。
  2. いちご酢大さじ1とホワイトワインを50ml注ぐ。
  3. 上記の材料を混ぜた後、炭酸水を加えて完成です。

このように、いちご酢を使ったカクテル風ドリンクは、おしゃれなパーティーの一品や日常のちょっと贅沢なひと時を演出してくれます。いちご酢の甘酸っぱさが、アルコールの苦味を和らげ、フルーティな風味をプラスしてくれます。

さらなる美味しさを追求!いちご酢を使ったドレッシングの作り方

いちご酢を活用したドレッシングは、サラダや冷製パスタなどに最適なアレンジレシピです。作り方はとても簡単なので、いちご酢を作った際はぜひお試しください。

【いちご酢ドレッシング】

  1. まず、ボウルにオリーブオイルといちご酢を等量(各大さじ1)入れます。
  2. そこに塩とコショウを少々加えてよく混ぜ合わせるだけです。

このドレッシングは、いちご酢の甘酸っぱさが際立ち、食欲をそそる一品となります。さらに、いちご酢自体に含まれる抗酸化物質やビタミンCなどの健康成分も摂取できるので、ヘルシーな食生活を送る方にもおすすめです。

長期保存も可能!いちご酢の保存方法と長持ちのポイント

ここからは、いちご酢の保存方法や長持ちさせるポイントについて紹介します。

いちご酢の基本的な保存方法

いちご酢の保存には、衛生状態の良い容器と冷暗所が必要です。

まず、ガラスなどの容器を用意し、熱湯をかけて殺菌します。次に作成したいちご酢をこの容器に入れ、密封します。保存には冷暗所を選びましょう。特に冷蔵庫内が最適です。いちご酢は酸化しやすいため、開封後は冷蔵庫に保管し、なるべく早めに飲み切ることをおすすめします。また、無菌のスプーンを使用して取り出すことで、保存期間を延ばすことができます。

品質を保つための注意点

いちご酢を長期保存する際には品質を保つための注意が必要です。

まずは保存容器の選び方。ガラス瓶のような透明性の高い容器を使用すると光による酸化を促進してしまう可能性があります。そのため、保存容器は光を遮断できるものを選ぶのが望ましいです。

次に保存場所について。暗く冷たい場所で保存することで酵素活性を抑え、いちご酢の効果を長持ちさせることができます。具体的には、冷蔵庫や冷暗所などがおすすめです。

また、使用する際は必ず清潔なスプーンを使用し、容器の中に手を入れないように注意しましょう。これにより菌の繁殖を防ぐことができます。

いちご酢の賞味期限と品質の見分け方

お手製のいちご酢は、適切に保存すれば冷暗所で約1年程度保存が可能です。ただし、保存期間が長くなるほど果実の風味や色味が薄れていく傾向にあります。そのため、作ったら3ヶ月以内に飲み切ることをおすすめします。

品質の見分け方としては、まず見た目で確認します。いちご酢が白濁していたり、異物が浮いている場合は品質が劣化している可能性があります。また、開封後は冷蔵庫で保存し、酸味が弱まったり、異臭がする場合も使用を控えましょう。

まとめ:いちご酢で美味しく健康的な生活を送ろう

今回は、いちご酢の作り方から保存方法、アレンジ方法まで幅広く紹介してきました。

これらを活用し、いちご酢を日常に取り入れることで、美味しく、健康的な生活が送れます。特に、抗酸化作用や血糖値の上昇を抑える効果など、いちご酢が持つ健康効果は、ダイエット中の方や健康を意識している方にとって特に有益です。また、手軽に作れ、長期保存も可能なので、手間をかけずに続けやすいのも魅力的です。

ぜひ、自分のライフスタイルに合わせて活用してみてください◎

いちごを食べてJAはが野の挑戦を応援しよう!

いちご王国の首都、真岡市を含む栃木県の南東部を管轄する農協がJAはが野。
イチゴはもちろん、メロンや梨といったフルーツや、なす、ニラ、トマトなどの野菜の生産も盛ん!豊富に降り注ぐ太陽光ときれいな水、肥沃な大地、そして昼夜の寒暖差の大きな内陸型の気が農作物を鍛え、おいしく育みます。これらに加え、首都圏に近いことから、新鮮な果物や野菜をいち早く大消費地にお届けできることも特徴です。

そんなJAはが野では、2023年より「環境にやさしい栽培技術」と「省力化に資する先端技術等」を取り入れた「グリーンな栽培体系」を目指し、新たな取り組みをスタートしています。

気候変動問題が世界中で注目されるようになった中で、全国の生産者にはカーボンニュートラルの実現に向けて化学肥料の低減が求められています。(みどりの食糧システム戦略)

とはいえ、化学肥料を減らすと、収入減少の怖さがあり、生産者にとって大きな負担を強いる可能性があります。そこでJAはが野では、バイオスティミュラントという新しい農業資材に着目し、生産者の負担を軽減する、新しい栽培方法の開発に挑戦しています。

バイオスティミュラントは、植物に生理学的刺激を与えることで、環境ストレスを受けたために発揮されていない「農作物が本来持っている能力」を、最大限まで改善する資材として期待されている新しい農業用資材です。 農作物の品質や収量の向上や、栄養吸収率を高めることによる化学肥料使用量の低減などの効果をもたらします。
【引用元】バイオスティミュラント 活用による 脱炭素地域づくり協議会

特に、栽培過程で生じる「ゴミ」である食品残渣からバイオスティミュラントを生産することで、「食品から食品」を生む環境負荷の低い栽培を実現し、気候変動に負けない、持続可能な産地を目指しています。

現在、はが野地区では「いちご」「玉ねぎ」「アスパラガス」の3品目でこの取り組みを実施しているそうです。ぜひ、気候変動問題に果敢に取り組む産地の商品を購入して応援していきましょう!

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