さくらんぼの正しい洗い方
(1) 水洗いの基本
さくらんぼを美味しく食べるための第一歩は、適切な洗い方です。さくらんぼは微細なホコリや農薬が残ることがあり、十分な洗浄は必要です。しかし、洗いすぎは旨みや栄養素を流してしまうため避けるべきです。
基本的な洗い方は、ザルなどにさくらんぼを入れて、サッと水をかけるだけです。長時間水に浸けたり、力強く洗ったりすると、味わいが損なわれる可能性があります。
具体的な手順は以下の通りです。
- さくらんぼをザルに入れる
- 水道から水を勢いよく出さずに、ゆっくりとかける
- 全体が濡れたらすぐに止める
このように、さくらんぼはさっと洗う程度で十分です。余計な汚れを落としつつ、味わいを保つことができます。
(2) 塩水洗いの効果
「さくらんぼを洗う時、水だけでなく塩水を使う方法もあります。その理由は、塩水が除菌効果を持つからです。さくらんぼはそのまま食べることが多いため、表面に付着している細菌やウィルスをオフするには塩水洗いが効果的です。さらに、塩水にはしっかりと洗浄した後も、果実の持つ旨味を保つ効果があります。
具体的な塩水洗いの方法は、まず適量の水に対して食塩を1%程度溶かし、その中にさくらんぼを入れます。約5分程度浸けた後、さくらんぼを取り出し、流水で軽くすすいでください。この一手間で美味しく、安心してさくらんぼを楽しむことができます。
さくらんぼの美味しい食べ方
さくらんぼはそのまま頬張るのも良いですが、さらに美味しく楽しむための食べ方もあります。
2024年さくらんぼ人気ランキング
※2024年4~6月のデータ(1) さくらんぼをそのまま食べる
さくらんぼは洗うか洗わないかで迷う人も多いですが、実はサッと水をかける程度の水洗いがベストです。これにより汚れを取りつつ、旨みや栄養価が流れることなく美味しく食べることができます。
(2) さくらんぼをアレンジして食べる
さくらんぼはそのまま食べても美味しいですが、アレンジして食べるのもおすすめです。例えば、ヨーグルトにトッピングしたり、ジャムやパイなどのお菓子に使ったりすると、さくらんぼの甘酸っぱさが一層引き立ちます。
さくらんぼの種について
さくらんぼの種は一般的に食べません。
種に毒がある?ということで一時話題になりましたが、固い殻に覆われているのと、相当量を食べないと致死量には達しないため、心配は不要です。さくらんぼを食べる際のマナーとしては、種を口から取り出すときに他人に見せないようにすることが大切です。口から取り出した種はティッシュなどで包み、そのまま皿に置くのが一般的なマナーとなります。
美味しく安全にさくらんぼを楽しむために、これらのポイントを覚えておきましょう。
まとめ
さくらんぼを美味しく食べるためのポイントは以下の3つでまとめられます。
- 洗い方: さくらんぼはザル等に入れ、短時間に水をかける程度の洗い方が良いです。長時間水につけたり強くこすったりすると、旨味や栄養が流れてしまうので注意しましょう。
- 食べ方: さくらんぼはそのまま食べても美味しいですが、ヨーグルトのトッピングやお菓子の材料としても活用できます。
- 種について: さくらんぼの種は食べられません。口の中で種を除きながら食べるのが一般的です。
以上、さくらんぼをより美味しく楽しむためのポイントをご紹介しました。正しい知識とマナーを身につけて、さくらんぼを堪能しましょう。
さくらんぼ を食べてJAさがえ西村山の挑戦を応援しよう!
さくらんぼや桃、りんごなどのフルーツをはじめ、日本で有数の「米どころ」としても知られる山形県さがえ西村山地区。豊かで寒暖差のある自然環境と生産者のたしかな技術によって、「さくらんぼの王様」といわれる佐藤錦など、四季折々の美味しい食べ物を全国にお届けしています。
そんなさがえ西村山地区に拠点を置き、山形県の中央エリアを管轄するJAさがえ西村山では、2023年より「環境にやさしい栽培技術」と「省力化に資する先端技術等」を取り入れた「グリーンな栽培体系」を目指し、新たな取り組みをスタートしています。
気候変動問題が世界中で注目されるようになった中で、全国の生産者にはカーボンニュートラルの実現に向けて化学肥料の低減が求められています。(みどりの食糧システム戦略)
とはいえ、化学肥料を減らすと、収入減少の怖さがあり、生産者にとって大きな負担を強いる可能性があります。そこでJAさがえ西村山では、バイオスティミュラントという新しい農業資材に着目し、生産者の負担を軽減する、新しい栽培方法の開発に挑戦しています。
【引用元】バイオスティミュラント 活用による 脱炭素地域づくり協議会
特に、栽培過程で生じる「ゴミ」である食品残渣からバイオスティミュラントを生産することで、「食品から食品」を生む環境負荷の低い栽培を実現し、気候変動に負けない、持続可能な産地を目指しています。
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