いちごの栄養成分とその効果
いちごは、ビタミンやミネラル、ポリフェノールなど、多種多様な栄養素が豊富に含まれており、私たちの体にとって非常に有益です◎
そんないちごの主な栄養素と期待できる効果を一覧表にまとめました。
栄養素 | 効果 |
---|---|
ビタミンC | 美肌効果・風邪予防 |
葉酸 | 貧血予防 |
ペクチン | 血糖値の上昇抑制 |
アントシアニン | 眼精疲労の予防・改善 |
キシリトール | むし虫歯予防 |
いちごには多くの健康効果があります。
まず、美肌効果です。いちごに豊富に含まれるビタミンCは、コラーゲンの生成を促進し、肌のハリや潤いを保つことで知られています。また、強力な抗酸化作用もあり、肌の老化防止にも寄与します。
次に、貧血予防です。いちごには葉酸が含まれており、新しい赤血球をつくることに欠かせない成分です。葉酸が不足すると貧血を引き起こす可能性があります。
さらに、眼精疲労の軽減と虫歯予防効果もあります。いちごの色素であるアントシアニンは目の健康を維持し、キシリトールは唾液の分泌を促し虫歯予防に役立ちます。
これらの健康効果を最大限に引き出すためには、後述する適切な食べ方や保存方法を守ることが重要です。いちごの栄養や健康効果についてより詳しく知りたい人は、こちらの記事も併せてチェックしてくださいね!
いちごの糖質量
次にいちごの糖質量を、他の果物と比較しながら紹介します。
品目 | 糖質量(g) |
---|---|
いちご | 6.1 |
温州みかん | 9.2 |
りんご(皮なし) | 12.4 |
バナナ | 19.4 |
比較してみると、いちごの糖質量は他の果物に比べ低めであることが分かります。しかし、いちごは皮を剥く必要がなく、手軽に食べられる分、つい食べ過ぎてしまうこともありますよね。適度な量であれば糖質の過剰摂取になるリスクは低いですが、食べ過ぎには注意が必要です。
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※2023年12月~2024年4月のデータダイエット中のいちごの食べ方:どれくらいが適量なのか?
ここからは、1日あたりのいちごの適量について見ていきましょう!
一日に摂取したいいちごの個数
いちごは甘酸っぱくておいしいだけでなく、ビタミンCが豊富という健康面でも優れた果物ですが、糖質も含んでいるため食べ過ぎには注意が必要です。またいちごに含まれる水分や食物繊維が大量摂取すると下痢を起こしたり、カリウムの利尿作用が強くなりトイレが近くなる可能性があります。
では、いちごを健康的に楽しむためには一日に何個が適量なのでしょうか。果物の摂取量は1日あたり200g程度が推奨されているため、一般的には大きないちごであれば1日12個程度が目安となります。
毎日の健康的な食事に彩りを添えるいちご。しかし、食べ過ぎには充分注意し、1日の適量を守ることで長く美味しくいちごを楽しむことができます。
糖質制限ダイエット中のいちごの取り入れ方
糖質制限ダイエット中でも、いちごは適度に摂取することで健康的な食生活を支えます。いちご1個あたりの糖質は約1.6gと考えられています。いちごは1日何個という明確な制限はないものの、糖質制限中の糖質摂取量は1日70~130gが目安とされていますので、その中で調整するのが重要です。
また、糖質だけでなく、ビタミンや食物繊維など他の栄養素も考慮しましょう。バランスの良い食事を心がけることで、ダイエット成功への一助となるでしょう。
いちごを食べる際の注意点
いちごはビタミンCが豊富で、美味しいだけでなく、健康にも良いとされていますが、食べ過ぎると意外なリスクもあります。
その一つが、水分量が多いことからお腹の調子を崩す可能性がある点です。いちごの約90%は水分で、大量摂取すると水分の吸収がうまく行えず、下痢を引き起こすことがあります。
さらに、いちごに含まれるカリウムには利尿作用があります。大量に食べるとトイレが近くなります。カリウムをサプリメントで摂取している人は特に注意が必要です。
これらの症状を防ぐためには、いちごの適量摂取が重要です。健康的にいちごを楽しむためにも、適量を守ることが大切です。
結論:いちごを楽しみつつ健康を保つためには?
いちごは美味しく、また多くの栄養素を含んでいるため、私たちの健康維持に役立つ果物です。しかし、その一方で、糖質が多いという特性を持っています。過度な摂取は、ダイエットの妨げになるだけでなく、健康リスクを招く可能性もあります。
健康的ないちごの食べ方としては、まず「適量」を守ることが大切です。一日に摂取するいちごの個数は、具体的には10個程度が目安とされています。また、いちごの摂取時間も重要です。糖質が多いため、特に夜間の摂取は控えめにするよう心掛けましょう。
さらに、バランスの良い食事を心掛けて、いちご以外の果物や野菜もしっかりと摂ることが重要です。栄養素が偏らないようにすることで、全体的な健康維持に寄与します。
いちごは、その風味と栄養価から見ても非常に魅力的な食材です。適量を守りつつ、健康的な食生活を楽しんでください。
いちごを食べてJAはが野の挑戦を応援しよう!
いちご王国の首都、真岡市を含む栃木県の南東部を管轄する農協がJAはが野。
イチゴはもちろん、メロンや梨といったフルーツや、なす、ニラ、トマトなどの野菜の生産も盛ん!豊富に降り注ぐ太陽光ときれいな水、肥沃な大地、そして昼夜の寒暖差の大きな内陸型の気が農作物を鍛え、おいしく育みます。これらに加え、首都圏に近いことから、新鮮な果物や野菜をいち早く大消費地にお届けできることも特徴です。
そんなJAはが野では、2023年より「環境にやさしい栽培技術」と「省力化に資する先端技術等」を取り入れた「グリーンな栽培体系」を目指し、新たな取り組みをスタートしています。
気候変動問題が世界中のイシューとなる中で、全国の生産者にはカーボンニュートラルの実現に向けて化学肥料の低減が求められています。(みどりの食糧システム戦略)
とはいえ、化学肥料を減らすと、収入減少の怖さがあり、生産者にとって大きな負担を強いる可能性があります。そこでJAはが野では、バイオスティミュラントという新しい農業資材に着目し、生産者の負担を軽減する、新しい栽培方法の開発に挑戦しています。
【引用元】バイオスティミュラント 活用による 脱炭素地域づくり協議会
特に、栽培過程で生じる「ゴミ」である食品残渣からバイオスティミュラントを生産することで、「食品から食品」を生む環境負荷の低い栽培を実現し、気候変動に負けない、持続可能な産地を目指しています。
現在、はが野地区では「いちご」「玉ねぎ」「アスパラガス」の3品目でこの取り組みを実施しているそうです。ぜひ、気候変動問題に果敢に取り組む産地の商品を購入して応援していきましょう!
【参考サイト】