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【管理栄養士監修】いちごの糖質は高い?ダイエット中に知っておきたい食べ過ぎラインと注意点

【管理栄養士監修】いちごの糖質は高い?ダイエット中に知っておきたい食べ過ぎラインと注意点

いちごは、甘酸っぱくジューシーな美味しさで人気の高い果物です。ビタミンCや食物繊維、ポリフェノールなどの栄養素が豊富で、美肌効果や抗酸化作用が期待できます。しかし、いちごは果糖と呼ばれる糖質も含んでおり、果物の中では比較的糖質の値が低いとされていますが、ダイエット中は食べ過ぎに注意が必要です。 今回は、そんないちごの栄養素や1日の摂取量目安など、健康的に楽しむための情報を解説します◎

いちごの糖質量

気になるいちごの糖質量を、他の果物と比較しながら紹介します。

品目 糖質量(g)
いちご 6.1
温州みかん 9.2
りんご(皮なし) 12.4
バナナ 19.4

比較してみると、いちごの糖質量は他の果物に比べ低めであることが分かります。しかし、いちごは皮を剥く必要がなく、手軽に食べられる分、つい食べ過ぎてしまうこともありますよね。適度な量であれば糖質の過剰摂取になるリスクは低いですが、食べ過ぎには注意が必要です。

いちごの栄養成分とその効果

いちごは、ビタミンやミネラル、ポリフェノールなど、多種多様な栄養素が豊富に含まれており、私たちの体にとって非常に有益です◎

そんないちごの主な栄養素と期待できる効果を一覧表にまとめました。

栄養素 効果
ビタミンC 美肌効果・風邪予防
葉酸 貧血予防
ペクチン 血糖値の上昇抑制
アントシアニン 眼精疲労の予防・改善
キシリトール むし虫歯予防

いちごには多くの健康効果があります。

まず、美肌効果です。いちごに豊富に含まれるビタミンCは、コラーゲンの生成を促進し、肌のハリや潤いを保つことで知られています。また、強力な抗酸化作用もあり、肌の老化防止にも寄与します。

次に、貧血予防です。いちごには葉酸が含まれており、新しい赤血球をつくることに欠かせない成分です。葉酸が不足すると貧血を引き起こす可能性があります。

さらに、眼精疲労の軽減と虫歯予防効果もあります。いちごの色素であるアントシアニンは目の健康を維持し、キシリトールは唾液の分泌を促し虫歯予防に役立ちます。

これらの健康効果を最大限に引き出すためには、後述する適切な食べ方や保存方法を守ることが重要です。

ダイエット中のいちごの食べ方

ここからは、1日あたりのいちごの適量について見ていきましょう!

いちごは1日何個から食べ過ぎ?

いちごは甘酸っぱくて美味しいだけでなく、ビタミンCが豊富という健康面でも優れた果物ですが、糖質も含んでいるため食べ過ぎには注意が必要です。またいちごに含まれる水分や食物繊維が大量摂取すると下痢を起こしたり、カリウムの利尿作用が強くなりトイレが近くなる可能性があります。

では、いちごを健康的に楽しむためには一日に何個が適量なのでしょうか。果物の摂取量は1日あたり200g程度が推奨されているため、一般的には大きないちごであれば1日12個程度が目安となります。

毎日の健康的な食事に彩りを添えるいちご。しかし、食べ過ぎには充分注意し、1日の適量を守ることで長く美味しくいちごを楽しむことができます。

糖質制限ダイエット中のいちごの取り入れ方

糖質制限ダイエット中でも、いちごは適度に摂取することで健康的な食生活を支えます。いちご1個あたりの糖質は約1.6gと考えられています。いちごは1日何個という明確な制限はないものの、糖質制限中の糖質摂取量は1日70~130gが目安とされていますので、その中で調整するのが重要です。

また、糖質だけでなく、ビタミンや食物繊維など他の栄養素も考慮しましょう。バランスの良い食事を心がけることで、ダイエット成功への一助となるでしょう。

いちごを食べる際の注意点

いちごはビタミンCが豊富で、美味しいだけでなく、健康にも良いとされていますが、食べ過ぎると意外なリスクもあります。

その一つが、水分量が多いことからお腹の調子を崩す可能性がある点です。いちごの約90%は水分で、大量摂取すると水分の吸収がうまく行えず、下痢を引き起こすことがあります。

さらに、いちごに含まれるカリウムには利尿作用があります。大量に食べるとトイレが近くなります。カリウムをサプリメントで摂取している人は特に注意が必要です。

これらの症状を防ぐためには、いちごの適量摂取が重要です。健康的にいちごを楽しむためにも、適量を守ることが大切です。

【結論】いちごを楽しみつつ健康を保つためには?

いちごは美味しく、また多くの栄養素を含んでいるため、私たちの健康維持に役立つ果物です。しかし、その一方で、糖質が多いという特性を持っています。過度な摂取は、ダイエットの妨げになるだけでなく、健康リスクを招く可能性もあります。

健康的ないちごの食べ方としては、まず「適量」を守ることが大切です。一日に摂取するいちごの個数は、具体的には10個程度が目安とされています。また、いちごの摂取時間も重要です。糖質が多いため、特に夜間の摂取は控えめにするよう心掛けましょう。

さらに、バランスの良い食事を心掛けて、いちご以外の果物や野菜もしっかりと摂ることが重要です。栄養素が偏らないようにすることで、全体的な健康維持に寄与します。

いちごは、その風味と栄養価から見ても非常に魅力的な食材です。適量を守りつつ、健康的な食生活を楽しんでください。

【参考サイト】

日本食品標準成分表2020年版(八訂):文部科学省
ロカボとは | ロカボオフィシャルサイト|一般社団法人 食・楽・健康協会
「何を」「どれだけ」材料と料理区分|食事バランスガイド|農林水産省

JAふくおか八女のいちごは華がある!

福岡県南部に位置し、東部は大分県・南部は熊本県と隣接する名産地・JAふくおか八女。
標高1,200mを超える釈迦岳・御前岳を源とする矢部川が流れ、豊かな自然に恵まれています。豊かな自然環境に、水や日照のコントロールなど生産者の栽培技術が重なり合い、海外でも高い評価を受けるような農産物の産地です。いちごの「あまおう」や八女茶など全国的に知名度の高いブランド農産物でも知られています。

JAふくおか八女のイチゴ通販

「あまおう」は「あかい」「まるい」「おおきい」「うまい」の頭文字をとって名付けられた、いちごのトップブランド。
JAふくおか八女では年間約5,000トンのあまおうを生産しています。大粒で表面につやがあり見栄えが良く、また水や日照のコントロールに細心の注意を払い濃厚で甘い味に定評があります。
部会全員が一丸となって、高品質ないちごを生産する一大産地のJAふくおか八女のあまおうを、ぜひ贈答用に、またちょっとしたご褒美としてご自宅用に、産地直送でお召し上がりください。

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鈴木 亜子

鈴木 亜子 Suzuki Ako

管理栄養士

大学卒業後、主に医療機関に勤務。チーム医療の一端を担い、生活習慣病などさまざまな疾患の栄養管理に取り組む。得意分野は糖尿病で、療養指導や透析予防、重症化予防などを担当した経験も。現在は豊富な栄養相談経験を活かし、ウェルネス関連の記事執筆および監修に携わる。

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