「いちご」がもっと好きになる!美味しい甘いいちごの見分け方とは

「いちご」がもっと好きになる!美味しい甘いいちごの見分け方とは

春の果物といえば、いちごを思い浮かべる方も多いのではないでしょうか。赤くて鮮やかな色彩、シャリっとした食感、そして何よりもその爽やかな甘みは、日頃の疲れを忘れさせてくれます。しかし、スーパーや市場に並ぶいちごは見た目が似ているため、どれを選んだら甘くて美味しいのか迷ってしまう事もあるでしょう。 そこで今回は、美味しい甘いいちごの見分け方を詳しくご紹介します。また、甘みが特徴的ないちごの品種についても触れていきます。さらに、いちごをより美味しく食べるための保存法や食べ方のアレンジもご提案します。これからの季節、美味しいいちごを選ぶための情報をぜひ活用してみてください◎

甘いいちごの見分け方

甘いいちごを見つけるための3つのポイントをご紹介します。

まず初めに、いちごの色をチェックしましょう。一般的に、いちごは真っ赤になればなるほど甘さが増します。淡いピンク色のものよりも深い赤色をしたものを選ぶと良いでしょう。

次に形と大きさです。いちごの種類によって形状は様々ですが、美味しいいちごはまん丸というよりは少し扁平な形をしています。また、大きさは中程度がベスト。小さすぎず大きすぎないいちごが甘さと酸味のバランスが取れ、一番美味しいとされています。

最後に鮮度を見てみましょう。新鮮ないちごは葉が緑で、いちご自体もピカピカと輝いています。また、香りも重要で、甘い香りが感じられればそれだけ甘さも期待できます。

甘いいちごの品種紹介

スカイベリー

「スカイベリー」は、甘さと香りが特徴のいちごの品種です。見た目は大きめで表面がつやつやとしており、色合いは濃い赤。この鮮やかな色合いも魅力の一つとなっています。また、中にはたっぷりと果汁があり、ひと口食べると口の中に豊かな甘さが広がります。

特にスカイベリーの特徴として挙げられるのが、その糖度です。通常のいちごが10度前後であるのに対し、スカイベリーは平均糖度が12度以上と非常に甘いのが特徴です。

また、スカイベリーは一般的な市場ではなかなか手に入らない貴重な品種で、専門の農園で栽培されていることが多いです。そのため手に入れたときには、ぜひその美味しさを新鮮なうちに堪能してみてください。

きらぴ香

「きらぴ香」は、甘さとともに特徴的な香りを持ついちごの一種です。この品種は筑波研究学園都市で開発され、その名前も「煌びやかな香り」を意味しています。その名の通り、きらぴ香は一般的ないちごよりも強い香りを放ちます。

その独特の甘さと香りは独自の栽培方法から来ています。きらぴ香は栽培期間が長く、一般的ないちごよりも育てるのに時間がかかるため、糖度が上がり、香りも高まります。

また、きらぴ香は鮮やかな赤色で、見た目も美しいため、ギフト用としても人気があります。食べるときは、そのまま食べるのが一番。このいちごの豊かな香りと甘みを存分に味わうことができます。

古都華(ことか)

「古都華(ことか)」は、名前の通り、古都・京都で生まれたいちごの品種です。この品種の特長は何といってもその豊かな香りと甘さ。見た目は大粒で艶があり、その色合いは濃い赤。味わい深い甘さとほんのりとした酸味が特徴で、口に入れた瞬間に広がる甘みと香りはまるで菓子のようです。

また、「古都華(ことか)」は糖度が高く、特に冷蔵庫で冷やして食べると甘さが増し、まるで果実のジュレのような食感が楽しめます。ただし、他の品種に比べて栽培が難しく、生産量が少ないため、出荷時期や店舗によっては手に入りにくいこともあります。出会った際には、ぜひ一度味わってみてください。

さくらももいちご

「さくらももいちご」は、名前の通り桜のような華やかな甘さが特徴の品種です。「やわらかさ」が特徴で、なめらかな食感と共に口に入れるとジューシーな甘みが広がります。さくらももいちごは加熱調理にも適しており、そのまま食べるだけでなく、料理にも幅広く利用できます。特にジャムやソースなどにしても、甘さと香りが引き立ちます。

また保存方法としては冷蔵庫の野菜室で保管すると、鮮度が長持ちします。ただし、冷えすぎて硬くならないよう注意が必要です。

ゆめのか

「ゆめのか」は、美味しい甘さと香りが特徴的な品種で、全国的に人気があります。初夏に収穫されることが多く、一粒一粒が大きいのが特徴です。甘さは他の品種に比べてやや控えめですが、酸味が少ないため全体としては甘く感じるでしょう。また、鮮やかな香りが口の中に広がり、食後のデザートにも最適です。

そのまま食べるのはもちろん、ジャムやスムージーにもおすすめです。タルトの具材としても美味しく、見た目も華やかになります。ゆめのかを使った料理で、家族や友人を喜ばせてみてください。

淡雪(あわゆき)

「淡雪(あわゆき)」は、その名前が示すように、美しい白色をしたいちごの品種の一つです。この品種の最大の特徴は、ほのかな甘さとともに感じられる繊細な酸味です。淡雪は、見た目の美しさからも愛されており、特にギフト用として利用されます。

果実は小ぶりですが、その分、一粒一粒が贅沢な味わいを秘めています。自然な甘さと酸味を楽しむために、そのまま食べるのが最もオススメです。加熱や砂糖などの甘味料を加えると、その繊細な味わいが失われてしまうことがあります。

また、保存についてはひとつひとつが繊細なので、中心部から熟成が進む淡雪は冷蔵保存が最適です。しかし、出来るだけ早めに召し上がることをおすすめします。

とちおとめ

「とちおとめ」とは、全国的なシェアを誇る、非常に人気のあるいちごの品種です。甘さと酸味がバランス良く絶妙な味わいで、大粒で食べ応えがあります。原産地は栃木県で、その名前も栃木(とちぎ)にちなんで名付けられました。大粒で見た目も鮮やかな赤色が特徴で、その甘みは強く、一度食べたら忘れられない美味しさです。

家庭での栽培も可能で、初心者にもおすすめの品種です。季節ごとの変化を楽しみながら、美味しい「とちおとめ」を育ててみてはいかがでしょうか。

いちごさん

「いちごさん」は、いちごの品種の中でも特に甘さに優れた特徴を持つ品種です。一般的ないちごよりもやや大きめで、鮮やかな赤色が特徴的です。

また、いちごさんという名前は「親しみやすさ」をイメージして付けられました。さらに舌触りが良く、ジューシーな食感が楽しめます。甘さ、色合い、食感を含め全体的にバランスが良い品種で、食べやすさが特徴です。

まりひめ

「まりひめ」は、フルーティーな香りと甘みが特徴のいちごの品種です。食感も非常に柔らかく、口の中で溶けるような感触が楽しめます。この品種は、愛知県で開発され、寒さに強いという特性も持っています。

また、まりひめはその美味しさから高級果物としても扱われ、ギフト用に贈られることも多いです。適度な酸味が甘さを引き立て、バランスの良い味わいが魅力で、新鮮なうちに食べることでその甘さと香りを最大限に楽しむことができます。

あまおう

「あまおう」は、その名前が示す通り、非常に大きくて甘いいちごです。ちなみに「あまおう」という名前は、「赤い」、「丸い」、「大きい」、「うまい」の頭文字を取って付けられました。

風味も豊かで、口に入れると甘さが広がり、色味は濃い赤で、見た目からも甘さが伝わってきます。甘さだけでなく酸味も少なく、バランスの良い味わいが特徴です。一度食べたら忘れられないその味は、いちご好きの間で大変評判です。

とちあいか

「とちあいか」は、甘さと酸味のバランスが絶妙で、特に糖度が高いことが特徴のいちご品種です。この品種は、栃木県で開発されたことから「とち」と名前に付いています。

また大きさも一般的ないちごと比較して大きく、食べごたえがあります。そのため、そのまま食べるだけでなく、ケーキやジャムなどの料理にも適しています。美味しさを最大限に引き出すためには、常温で保存し、食べる直前に少し冷やすと良いでしょう。

紅ほっぺ

「紅ほっぺ」は、いちごの中でも非常に人気が高い品種です。特徴的な名前がついていますが、その名の通り、見た目はとても鮮やかな赤色をしています。味わいは、甘さと酸味のバランスが良く、一般的ないちごに比べて、少し強めの酸味を感じます。しかし、その甘酸っぱさがクセになり、一度食べてしまうと止まらなくなる美味しさがあります。

また形状は大きく、ふっくらとした短冠型で、見た目にも美しく、食卓を華やかにしてくれます。冬でも栽培可能なため、年間を通して楽しむことができます。

甘いいちごをより美味しく食べる方法

一口に「美味しいいちごの食べ方」と言っても、状況により手段は変わります。

まず自宅での保存法ですが、いちごは冷蔵庫で保存するのが一般的です。しかし冷やしすぎると甘みや風味が落ちてしまうため、すぐに食べる場合は常温で保存し、食べる1~2時間前に冷蔵庫で冷やすと良いでしょう。

次に食べ方のアレンジについてです。いちごはそのままでも十分美味しいのですが、ヨーグルトやチョコレートフォンデュと合わせたり、スムージーの材料にするなど様々なアレンジが可能です。

アレンジ方法 手順
いちごとヨーグルト お好みのヨーグルト(無糖でも加糖でもOK)にいちごをトッピングする
チョコレートフォンデュ 湯煎でとろとろに溶かしたチョコレートにいちごをディップする
いちごスムージー ミキサーでいちごと牛乳、お好みでレモン果汁やヨーグルトを混ぜて攪拌する

これらの方法を試して、あなたなりの最高の「甘いいちご」を見つけてみてください◎

まとめ

美味しい甘いいちごの見分け方や、その品種を紹介しました。甘いいちごは、色づきやツヤ、香りなどの特徴から見分けることができます。また糖度が高く、甘い品種を事前にチェックしておくのもおすすめです。

これらの情報を活用して、甘くて美味しいいちご選びを楽しんでみてください!それぞれの品種の違いを味わいつつ、自分にとって一番美味しいと感じるいちごを見つけることができるでしょう◎

いちごを食べてJAはが野の挑戦を応援しよう!

いちご王国の首都、真岡市を含む栃木県の南東部を管轄する農協がJAはが野。
イチゴはもちろん、メロンや梨といったフルーツや、なす、ニラ、トマトなどの野菜の生産も盛ん!豊富に降り注ぐ太陽光ときれいな水、肥沃な大地、そして昼夜の寒暖差の大きな内陸型の気が農作物を鍛え、おいしく育みます。これらに加え、首都圏に近いことから、新鮮な果物や野菜をいち早く大消費地にお届けできることも特徴です。

そんなJAはが野では、2023年より「環境にやさしい栽培技術」と「省力化に資する先端技術等」を取り入れた「グリーンな栽培体系」を目指し、新たな取り組みをスタートしています。

気候変動問題が世界中のイシューとなる中で、全国の生産者にはカーボンニュートラルの実現に向けて化学肥料の低減が求められています。(みどりの食糧システム戦略)

とはいえ、化学肥料を減らすと、収入減少の怖さがあり、生産者にとって大きな負担を強いる可能性があります。そこでJAはが野では、バイオスティミュラントという新しい農業資材に着目し、生産者の負担を軽減する、新しい栽培方法の開発に挑戦しています。

バイオスティミュラントは、植物に生理学的刺激を与えることで、環境ストレスを受けたために発揮されていない「農作物が本来持っている能力」を、最大限まで改善する資材として期待されている新しい農業用資材です。 農作物の品質や収量の向上や、栄養吸収率を高めることによる化学肥料使用量の低減などの効果をもたらします。
【引用元】バイオスティミュラント 活用による 脱炭素地域づくり協議会

特に、栽培過程で生じる「ゴミ」である食品残渣からバイオスティミュラントを生産することで、「食品から食品」を生む環境負荷の低い栽培を実現し、気候変動に負けない、持続可能な産地を目指しています。

現在、はが野地区では「いちご」「玉ねぎ」「アスパラガス」の3品目でこの取り組みを実施しているそうです。ぜひ、気候変動問題に果敢に取り組む産地の商品を購入して応援していきましょう!

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