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生のなすをおいしく食べよう!選び方~おすすめレシピまで

生のなすをおいしく食べよう!選び方~おすすめレシピまで

なすといえば、焼きなすや天ぷら、煮びたしなど、様々な料理に活用できる夏野菜の定番ですよね◎一般的に加熱して食べることが多いなすですが、生で食べるとどんな味わいなのか気になる人も少なくないはず。 そこで今回は、なすを生で食べる方法について紹介します!下処理のコツやおすすめレシピも紹介するので、なすの生食に興味が湧いている人はぜひ参考にしてくださいね♪

なすは生で食べても大丈夫?

なすは、アクが少なく毒性もないため生でも食べることができます。なすの名産地といわれる地域では、古くからお新香や酢漬けなどにしてなすを生で食べる文化が根付いています。

ただしなすを生で美味しく食べるには、必ずアク抜きが必要です。体に害を与えるほどの量ではありませんが、きちんとアク抜きをしないと苦みやえぐみが残ってしまい、美味しく食べることができません。

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なすを生で食べる方法

なすを生で食べるときは、適切な下処理を行いましょう!

「下処理」と聞くと面倒なイメージを持つ人もいるかと思いますが、先ほど紹介したようになすはアクが少なく、特別手間のかかる作業はありません◎どのご家庭にもあるもので、簡単に下処理が完了しますよ。

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下処理のやり方

はじめに、なすのヘタの部分とガクの部分をキレイに取り除きましょう。ガクとは、なすのヘタの先についているトゲのようなもののことです。ヘタとガクを取り除く手順は、以下の通りです。

  1. なすのヘタの部分を右にして横に置きます
  2. ヘタの付け根部分に包丁をあて、なすを回して1周させます
  3. 垂れ下がったガクの部分を手で取り除きます
  4. 最後に残ったヘタを切り落とせば完了です

このやり方で、なすのヘタとガクをキレイに取り除くことができます。手順2であまり深く包丁を入れてしまうと、ガクが残ったままヘタを切り落としてしまい、後の処理が大変になるので注意してくださいね。

アク抜きのやり方

なすのアク抜きは、次のいずれかの方法で行ってください。

【水にさらす】

  1. なすを食べやすい大きさにカットします
  2. ボウルなどに水を張り、なすを入れます
  3. そのまま5~10分ほど置きます

水にさらす方法は最も一般的で、手間もかからず簡単にアク抜きできます。ただ少し時間がかかるので、料理のはじめに行っておくと良いでしょう。

【塩水にさらす】

  1. なすを食べやすい大きさにカットします
  2. 塩水(水2カップにつき塩小さじ1/2)を作ります
  3. ボウルなどに塩水となすを入れ、そのまま2~3分ほど置きます

塩水にさらす方法は、ただの水にさらすより早くアク抜きできるので、なすをたくさん調理するときや、急いでいるときに便利です。

【直接塩を振りかける】

  1. なすを食べやすい大きさにカットします
  2. バットや平皿の上になすを並べます
  3. なすの切り口に塩を振りかけ、2~3分ほど置きます
  4. アクを含んだ水をキッチンペーパーで拭き取ります

直接塩を振りかける方法では水を使わないため、なすの栄養素を逃さず調理できますよ。なすからにじみ出た水はアクを含んでいるため、しっかりと拭き取りましょう。

生で食べられるなすの選び方

なすを生で美味しく食べるには、生食に適したなすを選ぶことも大切です◎

特に鮮度は重要なポイントで、古くて傷んだなすを生で食べると、お腹を壊してしまう恐れがあります。また意外と知られていませんが、なすにはたくさんの品種があり、その中でも生食向きなものを選ぶと、生のなすの味わいをより堪能することができますよ。

新鮮ななすの特徴

新鮮ななすを見分けるには、以下のポイントに注目しましょう!

  • 光沢があり、みずみずしい
  • 皮にハリがあり、傷や色ムラがない
  • ヘタの切り口が新しく、しおれていない
  • ガクがしっかりと尖っている

このような特徴があるなすは、収穫から時間が経っておらず新鮮です◎スーパーなどの店頭でぜひチェックしてみてくださいね◎

生食におすすめの品種

なすは調理法によって、栄養素の吸収率や摂取カロリーが大きく異なります。なすの調理法ごとの栄養素とカロリーは以下の通りです。

カロリー カリウム β-カロテン ビタミンK
17kcal 220mg 100µg 10µg
茹で 17kcal 180mg 98µg 10µg
油炒め 73kcal 290mg 190µg 11µg
天ぷら 165kcal 200mg 100µg 22µg

なすは、生や茹でて食べると低カロリーでヘルシー。ダイエット中でも安心して食べることができますね。また油炒めや天ぷらには植物性油を使用することが多く、β-カロテンやビタミンKの含有量がアップします。

日頃からよくなすを食べている人は、目的や用途に合わせて食べ方を変えてみるのも、健康への近道になるかもしれませんね◎

こちらの記事では、なすの栄養について解説しています。なすに含まれる主な栄養素や健康効果について詳しく知りたい人は、ぜひ合わせてチェックしてください♪

【管理栄養士監修】なすの栄養は?健康効果や食べ過ぎ、調理の注意点を紹介

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生のなすを美味しく味わえるおすすめレシピ3選

なすの生食を試してみたいけど、具体的にどんな料理に活用すれば良いか分からないという人も多いはず。

ここでは、生のなすを美味しく味わえるおすすめレシピを3つ紹介するので、初心者の人はぜひお試しください◎

なすの浅漬け

ナスの甘みをさっぱりと味わえる「ナスの浅漬け」。鷹の爪のピリッとした辛さがアクセントになり、白ご飯との相性もバツグンですよ◎

【材料】

  • ナス 2本
  • 水 200ml
  • 酢 大さじ1
  • 塩 大さじ1/2
  • 昆布 (細切り) 3g
  • 鷹の爪輪切り 小さじ¼

【作り方】

  1. ナスはヘタを切り落として、縦半分に切ります
  2. 保存袋に全ての材料を入れ、手でよく揉み込みます
  3. 冷蔵庫で3時間ほど漬け込みます
  4. 保存袋から取り出して食べやすい大きさに切ります
  5. 器に盛り付け、一緒に漬けこんだ昆布や鷹の爪をトッピングして完成です

なすの酢漬け

程よい酸味で食欲がないときでも食べやすい「ナスの酢漬け」。手早く簡単に作れるので、忙しい日のプラス一品や、お弁当のおかずにもおすすめです◎

【材料】

  • なす 2本
  • 塩 少々
  • 酢 1カップ

【作り方】

  1. なすはへたを取って半分に切り、さらに1.5cm角の拍子木切りにします
  2. 塩を振って10分ほど置き、アクを抜きます
  3. クッキングペーパーなどで水気をしっかりと拭き取ります
  4. 保存袋になすと酢を入れ、冷蔵庫で2~3時間ほど漬け込みます
  5. 保存袋から取り出し、器に盛り付ければ完成です

なすのサラダ

夏野菜がたっぷり摂れる「なすのサラダ」。ナスだけでなく、トマトやオクラもごろっと入って食べ応えバツグンです◎

【材料】

  • なす 1本
  • オクラ 3本
  • トマト 1個
  • めんつゆ 大さじ1
  • 生姜(チューブ) 小さじ1
  • 水 大2
  • ごま油(仕上げ用) お好み

【作り方】

  1. なすはヘタを取り、ひと口大にカットして3分ほど電子レンジで加熱します
  2. めんつゆ、水、生姜を混ぜ合わせ、そこに加熱したナスとオクラを加えます
  3. 2を電子レンジで1分ほど加熱し、粗熱が取れたら冷蔵庫で30分~1時間冷やします
  4. トマトをひと口大に切り、3に加えて和えます
  5. 器に盛り付け、仕上げにごま油をかけたら完成です

なすの生食に関するQ&A

最後に、なすの生食について気になる疑問点を、Q&A形式で紹介します。生のなすを美味しく安全に味わうためにも、ぜひチェックしてくださいね◎

冷蔵庫で眠っていたなす、食べても大丈夫?

冷蔵庫で眠っていた古いなすは、生食にはおすすめできません。生食は加熱殺菌されないため、できるだけ新鮮で新しいなすを使った方が安全です。またカットした断面に黒い斑点があったり、皮の一部が変色しているのは、なすが傷みかけているサインです。

生では食べず、加熱調理して早めに食べきりましょう。

なすを日持ちさせるコツや正しい保存方法について知りたい人は、こちらの記事も合わせてチェックしてくださいね◎

なすの保存方法は常温?日持ちさせるコツやすぐ食べた方がいいなすのサイン

「す」が入ったなす、食べても大丈夫?

なすに「す」が入る原因は、生育過程で肥料が不足していたり、保存状態が適切でなかったことなどがあげられます。結論、すが入ったなすは問題なく食べることができますが、水分が抜けて果肉がスカスカになってしまっているので、生食には不向きです。

すが入ったなすを美味しく調理するなら、煮びたしや味噌汁などがおすすめです。どうしても生で食べたい場合は、味が染み込みやすい漬物にすると良いでしょう。

生焼けのなす、食べても大丈夫?

あえて生で食べるのではなく、加熱が足りず生焼けになってしまったなすも、問題なく食べることができます。

なすは元々アクが少なく毒性もないため、生でも食べられる野菜です。加熱が足りていないことで、味わいは悪くなってしまうかもしれませんが、生焼けで食べても健康上の問題はないといえます。

なすを食べてJAさがえ西村山の挑戦を応援しよう!

さくらんぼや桃、りんごなどのフルーツをはじめ、日本で有数の「米どころ」としても知られる山形県さがえ西村山地区。豊かで寒暖差のある自然環境と生産者のたしかな技術によって、「さくらんぼの王様」といわれる佐藤錦など、四季折々の美味しい食べ物を全国にお届けしています。

そんなさがえ西村山地区に拠点を置き、山形県の中央エリアを管轄するJAさがえ西村山では、2023年より「環境にやさしい栽培技術」と「省力化に資する先端技術等」を取り入れた「グリーンな栽培体系」を目指し、新たな取り組みをスタートしています。

気候変動問題が世界中のイシューとなる中で、全国の生産者にはカーボンニュートラルの実現に向けて化学肥料の低減が求められています。(みどりの食糧システム戦略)

とはいえ、化学肥料を減らすと、収入減少の怖さがあり、生産者にとって大きな負担を強いる可能性があります。そこでJAさがえ西村山では、バイオスティミュラントという新しい農業資材に着目し、生産者の負担を軽減する、新しい栽培方法の開発に挑戦しています。

バイオスティミュラントは、植物に生理学的刺激を与えることで、環境ストレスを受けたために発揮されていない「農作物が本来持っている能力」を、最大限まで改善する資材として期待されている新しい農業用資材です。 農作物の品質や収量の向上や、栄養吸収率を高めることによる化学肥料使用量の低減などの効果をもたらします。
【引用元】バイオスティミュラント 活用による 脱炭素地域づくり協議会

特に、栽培過程で生じる「ゴミ」である食品残渣からバイオスティミュラントを生産することで、「食品から食品」を生む環境負荷の低い栽培を実現し、気候変動に負けない、持続可能な産地を目指しています。

現在、さがえ西村山地区では「さくらんぼ」「桃」「りんご」「米」「なす」の5品目でこの取り組みを実施しているそうです。ぜひ、気候変動問題に果敢に取り組む産地の商品を購入して応援していきましょう!

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