いちごのコンポートの作り方・食べ方!ジャム・コンフィチュールの違いも解説

いちごのコンポートの作り方・食べ方!ジャム・コンフィチュールの違いも解説

いちごのコンポートは、手軽に作れて色々使える便利な一品です。しかし、その一方で「コンポートって一体何?」や「ジャムやコンフィチュールは何が違うの?」という疑問を持つ方も少なくないでしょう。 この記事では、そんな疑問を解決すべく、いちごのコンポートの作り方や食べ方、その違いまで詳しく解説します。さらに、いちごのコンポートを活用したおすすめメニューも合わせて紹介するので、旬のいちごを活用してぜひ手作りコンポートを楽しんでみてください◎

いちごのコンポートを作ってみよう!

コンポートとは?

コンポートとは、フランス語の"Compote"からきた言葉で、素材として使用するフルーツを砂糖やシロップ、お湯や白ワインなどで形を崩さないように煮たお菓子のことを指します。フランス料理では、主にお肉をワインで煮ることを表し、煮る時間や仕上がりの形に規定はありません。しかし、お菓子の世界でのコンポートは、素材の形を保つことが重要とされます。

また、形を保つだけでなく素材自体の風味も大事にされます。そのため、甘さをあまり加えすぎず、フルーツ本来の味を楽しめるため、贈り物としても人気があります。特に、アイスクリームやプリンなどのデザートと一緒に楽しむと、見た目も美味しさも一層引き立つ組み合わせとなります。

いちごのコンポートレシピ

いちごのコンポートは、いちごの自然な甘さと爽やかな酸味を楽しむことができる一品です。以下に簡単に作れるレシピを紹介します。

【材料】(2人分)

  • いちご:200g
  • 水:200ml
  • 砂糖:100g

【手順】

  1. いちごはへたを取り、水洗いします。
  2. 鍋に水と砂糖を入れ、中火で加熱します。
  3. 砂糖が溶けたら火を弱め、いちごを加えます。
  4. 約10分程度、弱火でじっくりと煮ます。
  5. 煮詰まったら火から下ろし、冷まして完成です。

注意点として、いちごの形状を保つためにあまり混ぜすぎないこと、また、煮詰める際も弱火でゆっくりと煮ることがポイントです。余熱でじっくりといちごに味を染み込ませてください。

コンポートとジャムやコンフィチュールの違い

ここからは、コンポートとジャムやコンフィチュールの違いについて説明します。

共通点

コンポート、ジャム、そしてコンフィチュールは、いずれもフルーツを主成分に使用した甘味のある食品であり、調理法の一部においては共通点を持っています。これらすべては、フルーツを砂糖と一緒に加熱するという基本的な調理過程を経ています。また、それぞれがフルーツの風味を引き立てることに特化していて、フルーツの魅力を存分に感じることができます。

品目 特徴
コンポート 形を崩さずに煮たフルーツ
ジャム フルーツを砂糖と一緒に加熱し、ゼリー化させたもの
コンフィチュール フルーツと砂糖を一緒に加熱し、砂糖漬けにしたもの

以上のように、コンポート、ジャム、コンフィチュールは、それぞれ調理法や仕上がりの形状に違いがありますが、フルーツと砂糖を加熱して作るという点で共通しています。

こちらの記事では、いちごジャムの作り方について詳しく紹介しています。いちごジャムを自家製で作ってみたい人は、ぜひ併せてチェックしてくださいね!

【失敗しない!】手作りいちごジャムのレシピとその保存方法を完全解説

相違点

まず、コンポートとジャム・コンフィチュールの大きな違いの一つは、フルーツの形状がどれだけ残っているかです。コンポートはフルーツを形を崩さずに煮たもので、シロップにフルーツがゴロゴロと浸っているイメージが特徴的です。一方、ジャムはフルーツを砂糖とともにゲリー化するまで煮詰めるため、フルーツの形状はほとんど残りません。

また、甘さにも違いがあります。コンポートは素材の風味を大切にするため、あまり甘さを強調しません。しかしジャムは糖度が40%以上必要で、保存食としても利用されます。

さらに、コンフィチュールはジャムと似ていますが、フルーツの一部や全体を砂糖漬けにしてから煮詰め、フルーツの風味をより引き立てる手法が取られます。

これらの違いを理解することで、それぞれの特性を活かした料理が楽しめます。

いちごのコンポートを活用したおすすめメニュー

いちごのコンポートは、そのままでも十分美味しいですが、色々な食材と合わせてアレンジすることもできます。

  • 「いちごのコンポート添えパンケーキ」
    フレッシュないちごのコンポートをたっぷりとトッピングしたパンケーキ。シロップの代わりにいちごのコンポートを使用することで、甘さと酸味が絶妙なバランスになります。
  • 「ヨーグルトといちごのコンポート」
    ヨーグルトの酸味といちごの甘酸っぱさが絶妙にマッチします。さらに、いちごのコンポートのシロップがヨーグルトに混ざり合い、一層風味豊かになります。
  • 「いちごのコンポートトースト」
    朝の食卓にピッタリな一品。バターを塗ったトーストにいちごのコンポートをのせるだけのシンプルな一品ですが、いちご本来の甘さが引き立つ一品です。

以上、3つのメニューはいちごのコンポートを活用したメニューとなっています。いちごのコンポート作りと一緒にぜひお試しください。

まとめ

今回は、いちごを使ったコンポートの作り方や食べ方、そしてジャムやコンフィチュールとの違いについて詳しく解説しました。

コンポートはフルーツの形状を保ちつつ煮たものであり、風味の保持が重要なポイントです。反対にジャムはフルーツを砂糖とともにゼリー状に煮詰め、糖度40%以上とすることで長期保存が可能な食品です。コンフィチュールはジャムに似ていますが、果肉を多く含み、食感が楽しめます。

これらの違いを理解すれば、それぞれの特性を活かした料理が楽しめます。フルーツを使った料理はそのまま食べるだけでなく、色々なアレンジを加えることで一層美味しくなります。ご家庭でぜひ試してみてください◎

いちごを食べてJAはが野の挑戦を応援しよう!

いちご王国の首都、真岡市を含む栃木県の南東部を管轄する農協がJAはが野。
イチゴはもちろん、メロンや梨といったフルーツや、なす、ニラ、トマトなどの野菜の生産も盛ん!豊富に降り注ぐ太陽光ときれいな水、肥沃な大地、そして昼夜の寒暖差の大きな内陸型の気が農作物を鍛え、おいしく育みます。これらに加え、首都圏に近いことから、新鮮な果物や野菜をいち早く大消費地にお届けできることも特徴です。

そんなJAはが野では、2023年より「環境にやさしい栽培技術」と「省力化に資する先端技術等」を取り入れた「グリーンな栽培体系」を目指し、新たな取り組みをスタートしています。

気候変動問題が世界中で注目されるようになった中で、全国の生産者にはカーボンニュートラルの実現に向けて化学肥料の低減が求められています。(みどりの食糧システム戦略)

とはいえ、化学肥料を減らすと、収入減少の怖さがあり、生産者にとって大きな負担を強いる可能性があります。そこでJAはが野では、バイオスティミュラントという新しい農業資材に着目し、生産者の負担を軽減する、新しい栽培方法の開発に挑戦しています。

バイオスティミュラントは、植物に生理学的刺激を与えることで、環境ストレスを受けたために発揮されていない「農作物が本来持っている能力」を、最大限まで改善する資材として期待されている新しい農業用資材です。 農作物の品質や収量の向上や、栄養吸収率を高めることによる化学肥料使用量の低減などの効果をもたらします。
【引用元】バイオスティミュラント 活用による 脱炭素地域づくり協議会

特に、栽培過程で生じる「ゴミ」である食品残渣からバイオスティミュラントを生産することで、「食品から食品」を生む環境負荷の低い栽培を実現し、気候変動に負けない、持続可能な産地を目指しています。

現在、はが野地区では「いちご」「玉ねぎ」「アスパラガス」の3品目でこの取り組みを実施しているそうです。ぜひ、気候変動問題に果敢に取り組む産地の商品を購入して応援していきましょう!

SHARE

Xシェアボタン facebookシェアボタン lineシェアボタン ポケットシェアボタン はてなブックマークシェアボタン noteシェアボタン

関連する記事

特徴に関する記事

イチゴに関する記事

人気の記事