美味しいりんごの選び方
りんごを最大限に美味しく味わうためには、まず美味しいりんごを選ぶことが重要です。スーパーなどの店頭にズラリと並んだりんごの中から、より美味しいりんごを選ぶには、どのようなポイントに注目すれば良いのでしょうか。
赤く、ツヤがある
りんごの色づきは品種によって異なりますが、全体的に赤くて色ツヤの良いりんごは、味が濃く、甘みもしっかりと感じられる傾向にあります。「サンふじ」などは、まだらな色づきをしていますが、味わいや糖度に影響はありません。
またおしりの部分が黄色やオレンジ色に着色しているのは、よく熟した甘いりんごの証です。特に蜜入りのりんごが食べたい人は、おしりの色づきで判断するのがおすすめです◎反対に、おしりの部分が緑色をしているものは未熟な可能性が高いため避けましょう。
ずっしりと重みがある
りんごは、ただ大きいものを選ぶのではなく、手に取ってより重みを感じるものを選びましょう。果肉や果汁が豊富に詰まっているりんごほど、ずっしりと重みがあるので、同じ大きさのりんごを比べて、より重たい方を選べば、ジューシーで美味しいりんごをゲットできるでしょう◎
軸が太い
りんごは軸から木の栄養を吸収するため、軸がしっかりしていて太いほど、栄養をたっぷりと蓄えた美味しいりんごである可能性が高いです◎またりんごの鮮度は軸に現れやすく、新鮮なものほど軸がピンと伸びています。軸がしおれているものは、鮮度が落ちはじめているため避けた方が良いでしょう。
りんごは皮ごと食べられる?
りんごの皮には、食物繊維やビタミン、ポリフェノールなどが豊富に含まれており、果肉だけ食べるより効率よく栄養を摂取することができます。美容や健康を意識してりんごを食べるなら、皮ごと食べるのが断然おすすめですよ◎
またりんごを皮ごと食べる際、農薬が気になるという人も少なくないはず。国産のりんごに使用される農薬は人体に対する毒性が低く、水洗いするだけで安全に食べることができます。ただし輸入品のりんごは、ツヤ出しのために人工ワックスが塗られていることもあるため注意が必要です。
お弁当やパーティーで使えるりんごの切り方
お弁当やパーティーなどでりんごを出す際は、できるだけ見映えを良くしたいですよね。ここでは、そんなときに使えるおしゃれで可愛いりんごの切り方を紹介します!コツさえおさえればどれも簡単なので、ご家庭でぜひお試しください◎
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※2024年4月~2024年8月のデータ切り方1:輪切り
りんごを横向きに薄くスライスした輪切りは、断面の中心が星形に見えることから「スターカット」とも呼ばれています。型抜きを使って幅広くアレンジすることもできるので、お子さんに喜ばれること間違いなしです◎
【切り方の手順】
- りんごを水洗いして水気を拭き取り、まな板に横向きに置きます
- 皮付きのまま、お好みの厚さで輪切りしていきます
- 種が気になる場合は、爪楊枝などで取り除きます
- 中心を好きな型で抜くと、よりバラエティ豊富で可愛くなります
- 器に盛り付けたら完成です
切り方2:スティック
大人数でつまみたいときに便利な、りんごのスティック。切った後にお弁当用のピックを刺せば、見た目も可愛く手を汚さずにパクパクと食べることができます◎
【切り方の手順】
- りんごを水洗いして水気を拭き取り、まな板に横向きに置きます
- 皮付きのまま、1.5~2cmほどの厚さで輪切りします
- さらに1.5~2cmほどの厚さで端から縦に切っていきます
- 器に盛り付け、お弁当用ピックを先端に刺せば完成です
切り方3:うさぎ
りんごの飾り切りといえば、うさぎ切りを思い浮かべる人も多いはず。基本のくし切りがベースとなっているため、初心者でも簡単に可愛く切ることができますよ◎
【切り方の手順】
- りんごを水洗いして水気を拭き取り、まな板に軸が上を向くように置きます
- 皮付きのまま6~8等分のくし形切りにします
- 中心からV字に切り込みを入れ、芯を取り除きます
- 皮の表面にV字の切り込みを入れます
- 切り込みを入れた部分まで皮をむき、切った皮を取り除きます
- 器に盛り付けたら完成です
りんごの変色を防ぐ裏技
切ったりんごは時間が経つと茶色っぽく変色し、せっかくキレイに切ったのが台無しになってしまいます。お弁当やパーティーで時間を置いてりんごを食べる際は、変色を防ぐ裏技を活用しましょう!
りんごの変色を防ぐ最も簡単な裏技は、水100mlに対して塩をひとつまみ加えた液に、りんごを3分ほど浸ける方法です。塩水に浸けることでエピカテキンやクロロゲン酸などの酵素の働きを抑え、変色を防ぐことができますよ◎
りんごのアレンジレシピ
ここからは、りんごを使ったおすすめレシピを紹介します!りんごはそのまま食べても美味しいですが、他の食材との相性も良く、スイーツ系からおかず系まで様々なレシピに活用できますよ◎
ダイエットに
まずはりんごのダイエットレシピを2つ紹介します。りんごは食物繊維が豊富で、食後の血糖値の上昇を防いだり、ポッコリお腹の元となる便秘の解消に役立ちます。味付けや栄養バランスにもこだわったレシピなので、ダイエット中も安心して食べられますよ◎
〈砂糖・バター不使用>焼きりんご
砂糖やバターを使わず、ヘルシーに仕上げた「焼きりんご」。りんごの素朴な甘みでほっこり癒されるダイエットおやつです。
【材料】
- りんご 1/2個
- Aココナッツオイル 大さじ1(溶かしたもの)
- Aシナモン 適量(お好きなだけ)
【作り方】
- オーブンを200℃に予熱します
- りんごは半分に切り、種を取り除きます
- ココナッツオイルとシナモンを混ぜます
- りんご全体に3を塗って、内側を上にして天板に乗せます
- オーブンで25分焼いたら完成です
水菜とささみとりんごのデリ風サラダ
栄養満点でヘルシーな「水菜とささみとりんごのデリ風サラダ」。さっぱりと食べやすく、低カロリーでダイエット中におすすめです。
【材料】
- りんご 1個
- 水菜 1袋
- 鶏ささみ 3本
- くるみ 30g
- A酒 大さじ1
- A顆粒コンソメ 小さじ1/3(なければ塩少々で代用可能)
- Bオリーブオイル 大さじ3
- Bざくろ酢またはりんご酢 大さじ2(なければ普通の酢で代用可能)
- B粒マスタード 小さじ1
- B塩小さじ 1/4
- B黒こしょう 適量
【作り方】
- りんごは1mm程の厚さのイチョウ切りに、水菜は5cmほどのざく切りにします
- 鶏ささみは筋があれば筋を取り、耐熱容器に入れ、Aと混ぜ合わせます
- 2を600Wの電子レンジで1分半、裏返してさらに1分半加熱し、粗熱を取ります
- ボウルにBを全て入れて混ぜ合わせます
- 4に水菜、りんご、ほぐした鶏ささみ、くるみを入れて和えます
- 器に盛り付けたら完成です
お弁当やパーティーに
続いてお弁当やパーティーにおすすめの、簡単ボリュームレシピを紹介します。りんごはさっぱりとした味わいですが、シャキシャキ食感で食べ応えバツグン!大人数での食事や、育ち盛りのお子さんのお弁当メニューにもピッタリな食材です。
冷凍パイシートで作るアップルパイ
りんごを使ったスイーツの定番「アップルパイ」。一見難しそうなイメージですが、冷凍パイシートを使えば誰でも簡単に作れますよ◎
【材料】
■生地
- 冷凍パイシート2枚(10x17cm)
- 強力粉適量(打ち粉用)
- 卵黄1個
■フィリング
- りんご4個
- グラニュー糖100g
- バター40g
- レモン汁大さじ1
■クレームダマンド
- Aバター50g
- Aグラニュー糖50g
- 卵1個アーモンドプードル50g
- バニラオイル少々
【作り方】
- クレームダマンド用のバターは常温に戻しておきます
- りんごは8等分のくし切りにし、600Wの電子レンジで6分加熱します
- 鍋にグラニュー糖を加えて加熱し、色づいてきたら火を止めて、バターを加えます
- バターが溶けたら、りんごとレモン汁を加え、汁気がなくなるまで中火で煮て、粗熱を取ります
- クレームダマンド用のバターとグラニュー糖をクリーム状になるまでゴムベラで練り混ぜます
- 卵を加え再び混ぜ、アーモンドプードル、バニラオイルを入れてさらによく混ぜます
- まな板や作業台に強力粉で打ち粉をし、冷凍パイシートをタルト型の大きさまで麺棒で伸ばし、型に敷き込みます
- クレームダマンドを流し入れて、冷蔵庫で30分寝かせます
- もう1枚のパイ生地も打ち粉をした作業台の上で麺棒で伸ばします
- パイの上にりんごを置き、伸ばしたパイ生地で包み、表面に包丁で模様を付けたら、卵黄を塗ります
- 冷蔵庫で1時間ほど冷やした後、170℃のオーブンで60〜70分焼けば完成です
りんごの豚肉巻きバルサミコソテー
りんごの甘みとバルサミコ酢の酸味がマッチする「りんごの豚肉巻きバルサミコソテー」。コクうまでご飯が進む一品です◎
【材料】
- 豚ロース薄切り肉 8枚
- りんご 1個
- 塩こしょう 適量
- 小麦粉 適量
- オリーブオイル 大さじ1
- バルサミコ酢 大さじ2
- 醤油 大さじ2
- はちみつ 大さじ2
【作り方】
- りんごの皮を剥き、芯を取って7mm幅の千切りにします
- りんごに豚肉を巻いて塩こしょう、小麦粉をまぶします
- バルサミコ酢、醤油、はちみつを混ぜ合わせておきます
- フライパンにオリーブオイルを入れて加熱し、豚肉をこんがり焼きます
- 余分な油を拭き取り、3を加えて煮詰めていきます
- ソースにとろみが付いたら完成です
りんごを食べてJAさがえ西村山の挑戦を応援しよう!
さくらんぼや桃、りんごなどのフルーツをはじめ、日本で有数の「米どころ」としても知られる山形県さがえ西村山地区。豊かで寒暖差のある自然環境と生産者のたしかな技術によって、「さくらんぼの王様」といわれる佐藤錦など、四季折々の美味しい食べ物を全国にお届けしています。
そんなさがえ西村山地区に拠点を置き、山形県の中央エリアを管轄するJAさがえ西村山では、2023年より「環境にやさしい栽培技術」と「省力化に資する先端技術等」を取り入れた「グリーンな栽培体系」を目指し、新たな取り組みをスタートしています。
気候変動問題が世界中のイシューとなる中で、全国の生産者にはカーボンニュートラルの実現に向けて化学肥料の低減が求められています。(みどりの食糧システム戦略)
とはいえ、化学肥料を減らすと、収入減少の怖さがあり、生産者にとって大きな負担を強いる可能性があります。そこでJAさがえ西村山では、バイオスティミュラントという新しい農業資材に着目し、生産者の負担を軽減する、新しい栽培方法の開発に挑戦しています。
【引用元】バイオスティミュラント 活用による 脱炭素地域づくり協議会
特に、栽培過程で生じる「ゴミ」である食品残渣からバイオスティミュラントを生産することで、「食品から食品」を生む環境負荷の低い栽培を実現し、気候変動に負けない、持続可能な産地を目指しています。
現在、さがえ西村山地区では「さくらんぼ」「桃」「りんご」「米」「なす」の5品目でこの取り組みを実施しているそうです。ぜひ、気候変動問題に果敢に取り組む産地の商品を購入して応援していきましょう!