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【初心者でも簡単】梅干しの作り方・漬け方を一挙公開!

【初心者でも簡単】梅干しの作り方・漬け方を一挙公開!

梅干しは、梅を塩漬けにし、夏の日差しで天日干しした日本の伝統的な保存食です。その酸っぱさが食欲を刺激し、ご飯との相性もバツグン!また、長期保存できるため、作り置きおかずとしても重宝します。 自宅で手作りするのは難しそうなイメージがあるかもしれませんが、基本的な材料は梅と塩、そして赤紫蘇だけ。特別な道具も必要なく、誰でも簡単に作ることができます。 この記事では、自宅で簡単にできる梅干しの作り方について紹介します。失敗しないためのポイントや、より美味しくなるコツも合わせて紹介するので、これから梅干し作りを始める方はもちろん、以前挑戦したけど上手くいかなかった方も、ぜひ参考にしてみてください◎

梅干し作りに必要な材料

まずは、梅干しの材料となる、梅や塩、赤紫蘇の選び方や下処理について紹介します。

選ぶべき梅の種類と状態

梅干しを作る際には、梅の種類と状態の選び方が重要です。一般的には青梅が最適とされています。青梅は6月初旬から中旬に出回るもので、しっかりと黄色く熟したものを選びましょう。熟した梅は全体が黄色くなり、独特な香りがします。

なお、購入した梅が緑がかっている場合は、1~2日間常温に置いて追熟させると良い状態になります。

必要な塩の量と種類

梅干しを作る際には、梅の重量に対して約18%の塩を使用します。具体的には、3kgの梅に対して540gの塩を使用するのが一般的です。これは失敗しにくく美味しい梅干しができる比率とされています。

次に、塩の種類ですが、特に梅干し専用の塩を使用すると良いです。梅干し専用の塩は、食塩とは違い、添加物が無く、粒が大きいため、水分をよく吸い出す特徴があります。

赤紫蘇を使う場合も、しそに対して17~18%ほどの塩を使用します。例えば、赤紫蘇300gに対しては、50gの塩を使用することが推奨されています。梅干し作りは、適切な塩分濃度が重要です。そのため、専用の塩を使用し、正確な塩の量を計算することが大切です。

赤紫蘇の役割と準備方法

赤紫蘇は、梅干しの特徴的な色と風味を与えるための重要な材料です。使うのは新鮮な葉で、漬ける前に塩で揉んでおくことがポイントです。

赤紫蘇は、梅干しに鮮やかな赤色を付けるだけでなく、味もより深みを増します。また、赤紫蘇に含まれるペリラアルデヒドという成分は防腐作用もあり、梅干しを長持ちさせる助けとなります。

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梅干し作りに必要な道具

次に、梅干し作りに必要な道具について紹介します。

漬け物用の容器

梅干しを作る際は、適切な漬け物用の容器を用意することが大切です。特に注意すべき点は「酸に弱いプラスチックや金属の容器は避ける」ということです。ホウロウ、ガラス、あるいは陶器製のものが最適とされています。

また、使う前には必ず容器を清潔にすることを忘れてはいけません。具体的には、使用する容器をきれいに洗った後、しっかりと乾かすことが重要です。その上で、アルコール(エタノールか焼酎)を含ませた布巾でふきあげると、より衛生的な状態に保つことができます。

最後に、梅干しの漬け込み作業に向けて、容器だけでなく重石や落し蓋も準備しておきましょう。

重石やビニール袋

梅干し作りには、しっかりと梅を塩に漬けるために重石が必要です。重石は、梅の2倍の重さのものを用意しましょう。この重石が梅からたっぷりと水分を引き出し、梅酢を生成します。これにより、梅干しが風味豊かに、美味しく仕上がります。

また、重石が手元にない場合も心配いりません。ビニール袋に水を入れて重石の代わりにすることも可能です。その際、ビニール袋の口はしっかりと閉じ、漏れないように確認しておきましょう。

干すためのネットや布

梅干し作りにおいて、梅を乾燥させる工程は欠かせません。その際、使用するのが「干すためのネットや布」です。これらは、梅が直接日光に触れ、風通しが良くなるようにする役割を果たします。天日干し用のネットは、サイズが豊富に揃っており、自宅のベランダや庭など、置き場所に合わせて選ぶことができます。

布の場合、綿や麻などの天然素材がおすすめです。これらは吸水性に優れており、梅から出る水分をしっかりと吸収します。干す際は、梅同士が触れ合わないようにすることで、カビの発生を防ぎます。また、雨天時は室内で干すか、雨よけカバーを利用しましょう。

梅干しの作り方

ここからは、梅干しの作り方を具体的に紹介します。

梅の下処理とその重要性

梅干し作りの初期工程として欠かせないのが、梅の下処理です。下処理は梅干しの成功を左右する大切なステップです。

まず、使用する梅は6月初旬~中旬に出回る熟したものを選びましょう。熟した梅は全体に黄色く染まり、特有の芳醇な香りが感じられます。購入した梅が少し緑色がかっている場合は、1~2日常温で追熟させると良いです。

次に、梅のヘタを一つずつ丁寧に取り除き、ボウルなどに移し水で洗います。その後、水気をよく切り、清潔な布巾で一個ずつ梅の水気を拭き取ります。特にヘタの部分の水気はしっかりと拭き取ることが重要です。水気を含んだまま保存するとカビや濁りの原因となるためです。下処理中に傷んでいるものを見つけた際は避けておき、別の用途に利用しましょう。

梅の塩漬け方法とポイント

まず、塩漬けに使用する梅は、十分に下処理したものを使います。次に、漬け込む容器の底に塩をまず敷き、その上に梅を一層敷き詰めます。梅と梅の間に隙間ができないよう、丁寧に敷き詰めましょう。

次に、その上から塩をふりかけ、さらに梅を敷き詰める作業を繰り返します。最後の層の上にも塩をしっかりとふりかけてください。梅と塩の比率は、梅1kgに対して塩180g(塩分約18%)が目安です。

塩をふりかけ終えたら、重石を乗せて2週間待ちます。この間に梅から水分(梅酢)が出てきて、梅が完全に浸かることが大切です。

赤紫蘇の準備と漬け込み方法

赤紫蘇は梅干しの色と風味を引き立てる役割があります。赤紫蘇を使う場合は、使う量は梅の重さの10%から20%程度となります。たとえば、3kgの梅を使う場合は、300gから600gの赤紫蘇が必要です。

赤紫蘇の下処理方法は次の通りです。赤紫蘇は洗ってから茎を取り除きます。まとめて塩(約17~18%)をまぶしてよく揉み込み、しっかり水分を出します。その後、よく絞り、赤紫蘇だけで紫蘇酢を作ります。

この紫蘇酢を梅に混ぜ込むことで、美味しいしそ梅干しができあがります。ただし、漬け込むタイミングは地域や家庭により異なりますので、自分の好みに合わせて調節してみてください。

土用干しの手順と注意点

土用干しは、梅干し作りの大切なステップの一つです。以下にその手順と注意点を詳しく説明します。

【手順】

  1. 漬け込みから4週間以上経った梅を取り出します。
  2. 梅を干すためのネットや布に一つずつ並べます。ここで重要なことは、梅同士がくっつかないようにすることです。
  3. 並べた梅を日当たりのいい場所に置き、自然の太陽の光で干します。この時期を「土用干し」といいます。
  4. 夜になったら梅を室内に取り込み、次の日までじっくりと乾燥させます。

【注意点】

  1. 土用干しの期間は、梅がしっかりと乾くまで続けます。一般的には3日間程度が目安です。
  2. 雨の日や湿度が高い日は避け、晴れた日を選びましょう。
  3. 土用干しの間、梅が雨に濡れないように注意しましょう。

これらの手順と注意点を守ることで、美味しい梅干しができます。

梅干し作りのコツと注意点

梅干し作りには独特のコツと注意点があります。まず、梅は完熟したものを選ぶことが大切です。青いものより完熟した黄色がかったピンク色のものが理想的です。

次に、塩について。梅干しには塩分が必要ですが、塩分を減らすとカビが生えやすくなるため、梅に対して塩は18%の量を目安にします。また、赤紫蘇を加える際には、しっかりとアク抜きをすることが重要です。アク抜きを怠ると、梅干しが黒っぽく仕上がる可能性があります。

最後に、保存方法と消費期限についてですが、保存は冷暗所が理想的で、開封後は冷蔵庫で保管することをおすすめします。消費期限については、一般的に1~2年とされていますが、保存状態が良ければ3年以上持つこともあります。

まとめ

梅干し作りは、初めてでも簡単に楽しむことが可能です。大切なのは、梅の選び方と下処理、そして塩漬けと土用干しの手順を理解し、正しく行うことです。赤紫蘇を使った梅干しは、色鮮やかで見た目も美しく、また特有の香りが加わり風味豊かになります。

作り方や注意点をしっかりとマスターすれば、誰でも美味しい梅干しを作ることができます。美味しさと健康効果を同時に得られる梅干しを、ぜひ自家製で楽しんでみて下さい◎

野菜を食べてJAさがえ西村山の挑戦を応援しよう!

さくらんぼや桃、りんごなどのフルーツをはじめ、日本で有数の「米どころ」としても知られる山形県さがえ西村山地区。豊かで寒暖差のある自然環境と生産者のたしかな技術によって、「さくらんぼの王様」といわれる佐藤錦など、四季折々の美味しい食べ物を全国にお届けしています。

そんなさがえ西村山地区に拠点を置き、山形県の中央エリアを管轄するJAさがえ西村山では、2023年より「環境にやさしい栽培技術」と「省力化に資する先端技術等」を取り入れた「グリーンな栽培体系」を目指し、新たな取り組みをスタートしています。

気候変動問題が世界中で注目されるようになった中で、全国の生産者にはカーボンニュートラルの実現に向けて化学肥料の低減が求められています。(みどりの食糧システム戦略)

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【引用元】バイオスティミュラント 活用による 脱炭素地域づくり協議会

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