玉ねぎを辛くないサラダにするスライスの切り方
まずは、玉ねぎをサラダにする際、辛さをある程度抑えられる切り方のコツについて紹介します。
包丁で切る方法
サラダ用に、包丁で玉ねぎを薄くスライスする手順を紹介します。
- 玉ねぎの皮を剥いて半分に切る
- 玉ねぎを切り口を下にして置き、先端を切り落とす
- 芯を取り除く
- 繊維に対して垂直に薄くスライスする(1~2mm幅)
- 根元近くまで切れたら完成
玉ねぎを切る際のポイントは、切り口が均一になるように注意することです。均一に薄く切ることで辛みが均等に抽出され、食感も良くなります。
スライサーで切る方法
スライサーを使うことで、一定の厚さに均一にスライスすることが可能です。
- まずは、玉ねぎの上下を切り落とし、半分に切ります。
- 皮を剥いたら、スライサーにセットします。
- スライサーの調整ノブを適切な厚さに設定してください。おすすめの厚さは約2mm程度です。
スライサーを使用する際は、手を守るためにフードホルダーを必ず使用してください。フードホルダーを使わないと、指を切ってしまう危険性があります。
玉ねぎの辛味を取る方法
ここからは、玉ねぎの辛味を取る方法について紹介します。
水にさらす方法
玉ねぎの辛味を取る最も一般的な方法は、水にさらすことです。水にさらすことで、玉ねぎの辛味成分である硫化アリルが水に溶け出し、辛さを抑えることができます。
- まず、切った玉ねぎをボウルや深めの皿に入れます。
- 次に、スライスをすべて水に浸す程度に、十分な水を注ぎます。
- 玉ねぎが充分に水分を吸収するために、10~15分程度待ちます。
- この間、2~3回玉ねぎを軽くかき混ぜると、より効果的です。
注意点として、水にさらす時間が長すぎると、玉ねぎの風味も失われてしまいます。水にさらす時間は10~15分を目安とし、そのまま放置しないよう注意しましょう。
酢水にさらす方法
酢水にさらすと、水にさらすよりもさらに玉ねぎの辛味を和らげることができます。
- 切った玉ねぎをボウルに入れます。
- 水500mlに対して、酢大さじ1を混ぜた酢水を作ります。
- 作った酢水をボウルに注ぎ、玉ねぎが浸るようにします。
- 15分から30分ほど浸けておきます。
この方法なら、玉ねぎの辛味を和らげつつ、フレッシュな食感を保つことができます。また、酢の酸味はサラダにアクセントを加え、より美味しい玉ねぎサラダを楽しむことができます。
空気にさらす方法
玉ねぎの辛味成分である硫化アリルには揮発性があるため、空気にさらすだけでも辛味を抑えることができます。
- 玉ねぎを薄切りにします。厚さは5mm程度が目安です。
- 切った玉ねぎを一枚ずつ広げ、キッチンペーパーやクッキングシートの上に並べます。
- 玉ねぎが室温の空気に十分に触れるよう、1時間程度放置します。
玉ねぎを空気にさらす際は、風通しが良く、直射日光の当たらない場所を選びましょう。また、この方法は時間がかかるため、調理時間に余裕を持って行いましょう。
玉ねぎの辛みを取る方法については、こちらの記事でもご紹介していますので、ぜひご覧ください!
さらに美味しさを引き立てる!玉ねぎサラダのアレンジ方法
ここからは、玉ねぎサラダをさらに美味しく味わうためのアレンジ方法を紹介します!
辛くない玉ねぎサラダのドレッシング
辛くない玉ねぎサラダに合うドレッシングを3つご紹介します。
【オリーブオイル&レモンジュース】
シンプルでフレッシュな風味のドレッシングです。オリーブオイル大さじ1に対し、レモン汁大さじ1を加えてよく混ぜます。塩コショウで味を調えるだけの簡単なドレッシングです。
【和風醤油】
日本の家庭でよく用いられるのがこの和風醤油ドレッシングです。醤油大さじ1、みりん大さじ1、オリーブオイル大さじ1を混ぜて作ります。さらに酢を少々加えると、爽やかな風味になります。
【クリーミーチーズ】
クリーミーチーズドレッシングもおすすめです。クリームチーズ大さじ1を溶かし、マヨネーズ大さじ1、牛乳少々で調整します。こっくりとした風味が、玉ねぎのシャキシャキ感とよく合います。
いずれも作り方は簡単で、自家製ならではの新鮮さと美味しさを楽しめます。
おすすめの玉ねぎサラダレシピ
玉ねぎは様々な食材との相性が良く、サラダ一つにしても色んな楽しみ方ができます◎
「玉ねぎとツナのサラダ」は、ツナのコクと玉ねぎの酸味が絶妙にマッチし、栄養バランスもばっちりな一品です。
玉ねぎとツナのサラダ
【材料】
- 玉ねぎ 1個
- ツナ缶 1缶
- レモン汁 大さじ1
- オリーブオイル 大さじ1
【作り方】
- 玉ねぎを薄切りにし、塩水に10分ほどつけて辛味を抑えます。
- 水気をしっかり切ったツナと一緒にボウルに入れ、レモン汁とオリーブオイルで和えます。
「玉ねぎとトマトのサラダ」は、シンプルな具材でさっぱりとした味わいを楽しめ、食欲がないときにもおすすめの一品です。
玉ねぎとトマトのサラダ
【材料】
- 玉ねぎ 1個
- トマト 2個
- バルサミコ酢 大さじ2
- オリーブオイル 大さじ1
【作り方】
- 玉ねぎを薄切りにし、バルサミコ酢とオリーブオイルで和える。
- トマトは一口大のくさび形に切り、1と一緒に混ぜます。
玉ねぎを使ったサラダは独特の酸味と風味が楽しめ、手軽に栄養を補給することができます。これらのアレンジ方法を活用して、サラダのバリエーションを増やしてみましょう!
まとめ
今回は、玉ねぎを辛くないサラダに変える切り方と調理法を詳しく解説しました。
玉ねぎは、生で食べると辛味を強く感じますが、薄く均一に切ることで辛味成分を分散させることができます。また、水や酢水にさらすことで硫化アリルが溶け出し、玉ねぎの辛味を和らげます。
辛味を抑える下ごしらえやアレンジ方法をうまく活用して、美味しい玉ねぎサラダをご家庭でお楽しみください◎
玉ねぎの辛みを抑える方法や、オニオンスライスのレシピなどの記事はこちらもご覧ください♪
玉ねぎを食べてJAはが野の挑戦を応援しよう!
いちご王国の首都、真岡市を含む栃木県の南東部を管轄する農協がJAはが野。
イチゴはもちろん、メロンや梨といったフルーツや、なす、ニラ、トマトなどの野菜の生産も盛ん!豊富に降り注ぐ太陽光ときれいな水、肥沃な大地、そして昼夜の寒暖差の大きな内陸型の気が農作物を鍛え、おいしく育みます。これらに加え、首都圏に近いことから、新鮮な果物や野菜をいち早く大消費地にお届けできることも特徴です。
そんなJAはが野では、2023年より「環境にやさしい栽培技術」と「省力化に資する先端技術等」を取り入れた「グリーンな栽培体系」を目指し、新たな取り組みをスタートしています。
気候変動問題が世界中のイシューとなる中で、全国の生産者にはカーボンニュートラルの実現に向けて化学肥料の低減が求められています。(みどりの食糧システム戦略)
とはいえ、化学肥料を減らすと、収入減少の怖さがあり、生産者にとって大きな負担を強いる可能性があります。そこでJAはが野では、バイオスティミュラントという新しい農業資材に着目し、生産者の負担を軽減する、新しい栽培方法の開発に挑戦しています。
【引用元】バイオスティミュラント 活用による 脱炭素地域づくり協議会
特に、栽培過程で生じる「ゴミ」である食品残渣からバイオスティミュラントを生産することで、「食品から食品」を生む環境負荷の低い栽培を実現し、気候変動に負けない、持続可能な産地を目指しています。
現在、はが野地区では「いちご」「玉ねぎ」「アスパラガス」の3品目でこの取り組みを実施しているそうです。ぜひ、気候変動問題に果敢に取り組む産地の商品を購入して応援していきましょう!