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さくらんぼの人気品種と特徴を紹介!品種ごとの美味しさや旬の時期を知ろう

さくらんぼの人気品種と特徴を紹介!品種ごとの美味しさや旬の時期を知ろう

初夏に旬を迎える果物、さくらんぼ。甘酸っぱくジューシーな味わいで、大人から子どもまで人気ですよね。そんなさくらんぼに、実は数多くの品種が存在していることをご存じでしょうか? 今回は、さくらんぼの品種と、その特徴について紹介します。日本で生産されているさくらんぼにはどんな種類があるのか、それぞれの魅力や旬の時期など詳しく解説するので、さくらんぼについて詳しく知りたい人はぜひ参考にしてくださいね◎

さくらんぼの種類は?

「さくらんぼ」とひと口にいっても、種類は色々。例えば国産の赤いさくらんぼと、黒っぽく大粒なアメリカンチェリーは、同じバラ科サクラ属の果物で、セイヨウミザクラに実るさくらんぼですが、別の種類として扱われています。

ここでは、日本でいう「さくらんぼ」と「アメリカンチェリー」の違いや、それぞれの代表品種について見ていきましょう!

日本のさくらんぼ

日本でいうさくらんぼとは、国内で生産されたものを指します。アメリカンチェリーは、名前の通りアメリカ産で、日本に出回っているものは輸入品です。そのため厳密には「さくらんぼ」とは呼ばず、あくまでも別の種類として扱われています。

国産のさくらんぼには、「佐藤錦」や「紅秀峰」などの人気品種があり、その多くは山形県で誕生しています。さくらんぼはアメリカンチェリーに比べて果肉が柔らかく、甘みの中に程良い酸味も感じられる爽やかな味わいが特徴です。

特に、山形県は日本一のさくらんぼ産地として知られており、佐藤錦をはじめ数多くの品種を栽培しています。名産地ならではのこだわりの詰まったさくらんぼは、味も香りも格別で、家庭用だけでなく贈答品としても人気があります。

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アメリカンチェリー

アメリカンチェリーとは、アメリカで生産されたさくらんぼの総称で、品種名ではありません。代表品種は「ビング」や「レーニア」で、中でもビングは日本に輸入されているアメリカンチェリーの主力で、スーパーなどで見かけることも多いはずです。

アメリカンチェリーの主な産地はカリフォルニア州、オレゴン州、ワシントン州で、日本のさくらんぼと同じく初夏に旬を迎えます。旬を迎えたアメリカンチェリーは色味が濃く大粒で、まったりとした甘みを感じさせる濃厚な味わいです。

生産量が多いさくらんぼ品種ランキング

日本で栽培されているさくらんぼの中でも、品種ごとの生産量は大きく異なります。さくらんぼの品種別生産量ランキングとシェア率は以下の通りです。

  1. 佐藤錦 61.7%
  2. 紅秀峰 12.2%
  3. 高砂 4.2%
  4. ナポレオン 3.7%
  5. 水門(北光) 3.4%

生産量1位のさくらんぼは「佐藤錦」で、シェア率は2位以下に大差をつけ61.7%となっています。佐藤錦はさくらんぼの最高峰といわれている品種で、古くから高い人気を誇っています。また2位の紅秀峰は佐藤錦に次ぐ人気品種で、佐藤錦と同じ山形県で誕生しています。

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さくらんぼの主な産地

佐藤錦をはじめ、様々な品種が栽培されている日本のさくらんぼですが、主な産地はどこなのか気になりますよね。ここでは、国内のさくらんぼ産地とシェア率を見ていきましょう!産地別生産量ランキングと、シェア率は以下の通りです。

  1. 山形県 73.9%
  2. 北海道 9.3%
  3. 山梨県 6.3%
  4. 秋田県 2.5%

さくらんぼの生産量日本一は山形県です。全国シェアは70%以上を占めており、日本で生産されているさくらんぼのほとんどは山形県産といえます。またさくらんぼは冷涼な気候を好む性質のため、日本では山形県をはじめ、北海道や山梨県など比較的涼しい地域で盛んに栽培されています。

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【2025年版】さくらんぼの人気品種・銘柄とその特徴

ここからは、日本で栽培されている美味しいさくらんぼ品種と、その特徴について見ていきましょう!

さくらんぼの魅力は品種によって様々。味や食感、見た目などそれぞれ違った個性を持つさくらんぼ品種の中でも、今回は特に人気の10品種について紹介します。

佐藤錦

佐藤錦は、さくらんぼの中でも最高峰といわれる人気NO.1の品種です。生まれは山形県で、「ナポレオン」と「黄玉」を掛け合わせて育成されました。佐藤錦という名前は、生みの親である山形県の農家「佐藤栄助氏」の苗字と、「砂糖のように甘い」にちなんで名付けられたといわれています。

名前の由来通り、佐藤錦はさくらんぼの中でも糖度が高く、酸味や雑味の少ない上品な味わいです。旬の時期は6月中旬から7月上旬頃にかけて。ハウスものは4月頃から出回ることもありますが、本格的に出回りはじめるのは6月以降となります。

紅秀峰

紅秀峰は、「佐藤錦」と「天香錦」の交配によって誕生した品種で、元は実が柔らかく日持ちし辛いという佐藤錦の欠点を補う目的で開発されました。

そのため紅秀峰の果肉は佐藤錦に比べ硬く引き締まっており、しっかりとした歯ごたえがあります。実に硬さがある分、日持ちしやすい点は、紅秀峰の大きな利点です。旬の時期は6月下旬から7月中旬頃にかけてで、食べ頃を迎えた紅秀峰は深い紅色に染まります。

南陽

南陽は、「ナポレオン」の自然交雑実生から育成された品種で、生まれは山形県ですが現在は北海道を中心に栽培されています。果皮は地色が黄色く、太陽の光を浴びた部分を中心に赤く色付いていきます。

旬の時期は6月下旬から7月下旬頃にかけてで、成熟すると8~10gほどの大粒に育ちます。果肉は緻密で果汁をたっぷりと含み、非常にジューシーな味わいです。

ナポレオン

ナポレオンは、17世紀頃からヨーロッパで栽培されていた歴史深い品種で、佐藤錦をはじめとする数々の人気品種の親にもなっています。

果皮に強い光沢があり、成熟すると全体が鮮やかな紅色に色付きます。食味は良好で、甘みと酸味のバランスに優れた濃厚な味わいを楽しめます。旬の時期は6月下旬から7月上旬頃にかけてです。

高砂

高砂は、元々アメリカのオハイオ州で誕生した品種で、アメリカでは「ロックポート・ビガロー」と呼ばれています。日本には明治5年頃から導入され、明治44年に「高砂」と名付けられました。

果肉は乳白色で柔らかく、しっかりとした甘さの中に爽やかな酸味も感じられます。旬の時期は6月上旬から下旬にかけてで、熟すと果皮全体が濃い紅色に染まります。

紅さやか

紅さやかは、「佐藤錦」と「セネカ」の交配によって誕生した品種で、果皮だけでなく果肉まで赤く色付いているのが大きな特徴です。糖度は15度前後と高く、頬張ると口いっぱいに濃厚な甘みを感じられます。

紅さやかはさくらんぼ中でも早生品種で、6月上旬に旬を迎えます。しかし紅さやかの旬は短く、市場に出回るのは6月中旬頃までとなっています。

大将錦

大将錦は、山形県で発見された偶発実生の品種で、どの品種が親にあたるのかも解明されていません。大将錦の果肉は硬くしっかりとしていて、大きさは約10gほどの大粒です。甘みが非常に強く濃厚で、後味にはおだやかな酸味を残します。

大粒で見栄えのする見た目と食味の良さから、近年では贈答品としての需要も高まっています。旬の時期は7月上旬頃と遅く、さくらんぼの中でも晩生の品種です。

紅てまり

紅てまりは、「ビック」と「佐藤錦」を掛け合わせて育成された品種です。何よりの特徴はそのサイズで、大きいものは10gを超える大粒に育ちます。また果皮の色味は深く、やや黒っぽい紅色をしています。

大将錦と同様に旬の時期は7月上旬から中旬頃にかけてと遅く、晩生品種の分類です。食べ頃の紅てまりは果汁が非常に多くジューシー。ずっしりとした大粒の実を頬張れば、溢れるほどの果汁が口いっぱいに弾けます。

香夏錦

香夏錦は、「佐藤錦」と「高砂」の交配によって誕生した品種で、サイズはやや小ぶりですが可愛らしいハート型の実をしています。

味わいは、強い甘みの中にまろやかな酸味も感じられ、食べ終わった後に芳醇な風味を残します。香夏錦は早生品種で、旬の時期は5月から6月中旬頃にかけてです。

月山錦

月山錦は、中国の大連市で誕生した品種で、通常のさくらんぼと違い、鮮やかな黄色い見た目をしているのが特徴です。また大きさは10~15gと大粒で、きゅっと引き締まった果肉は非常にジューシーです。

旬の時期は6月下旬から7月上旬頃にかけてで、パッと目を引く見た目と食味の良さから、お中元などの贈答品としても人気です。

まとめ

今回は、さくらんぼの品種と特徴について紹介しました。日本でいうさくらんぼとは、国内で生産されたものだけを指し、アメリカンチェリーとは別の種類です。また日本のさくらんぼには数多くの品種が存在しており、それぞれ味わいや見た目などの特徴が異なります。スーパーなどで見かけた際には、品種ごとに異なるさくらんぼの魅力を、ぜひ食べ比べてみてくださいね◎

JAさがえ西村山では、山形県産の高品質なさくらんぼを旬の時期に合わせてお届けしています。家庭用から贈答用まで、幅広い商品を取り扱っていますので、甘酸っぱくフレッシュな旬のさくらんぼを逃さずゲットしたい人は、ぜひJAさがえ西村山の公式サイトをチェックしてくださいね!


さくらんぼ を食べてJAさがえ西村山の挑戦を応援しよう!

さくらんぼや桃、りんごなどのフルーツをはじめ、日本で有数の「米どころ」としても知られる山形県さがえ西村山地区。豊かで寒暖差のある自然環境と生産者のたしかな技術によって、「さくらんぼの王様」といわれる佐藤錦など、四季折々の美味しい食べ物を全国にお届けしています。

そんなさがえ西村山地区に拠点を置き、山形県の中央エリアを管轄するJAさがえ西村山では、2023年より「環境にやさしい栽培技術」と「省力化に資する先端技術等」を取り入れた「グリーンな栽培体系」を目指し、新たな取り組みをスタートしています。

気候変動問題が世界中で注目されるようになった中で、全国の生産者にはカーボンニュートラルの実現に向けて化学肥料の低減が求められています。(みどりの食糧システム戦略)

とはいえ、化学肥料を減らすと、収入減少の怖さがあり、生産者にとって大きな負担を強いる可能性があります。そこでJAさがえ西村山では、バイオスティミュラントという新しい農業資材に着目し、生産者の負担を軽減する、新しい栽培方法の開発に挑戦しています。

バイオスティミュラントは、植物に生理学的刺激を与えることで、環境ストレスを受けたために発揮されていない「農作物が本来持っている能力」を、最大限まで改善する資材として期待されている新しい農業用資材です。農作物の品質や収量の向上や、栄養吸収率を高めることによる化学肥料使用量の低減などの効果をもたらします。
【引用元】バイオスティミュラント 活用による 脱炭素地域づくり協議会

特に、栽培過程で生じる「ゴミ」である食品残渣からバイオスティミュラントを生産することで、「食品から食品」を生む環境負荷の低い栽培を実現し、気候変動に負けない、持続可能な産地を目指しています。

現在、さがえ西村山地区では「さくらんぼ」「桃」「りんご」「米」「なす」の5品目でこの取り組みを実施しているそうです。ぜひ、気候変動問題に果敢に取り組む産地の商品を購入して応援していきましょう!

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