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甘いさくらんぼはどれ?品種や選び方・おすすめの食べ方まで徹底解説

甘いさくらんぼはどれ?品種や選び方・おすすめの食べ方まで徹底解説

初夏に旬を迎えるさくらんぼ。ほんのりと甘く、口いっぱいに広がるフレッシュな風味は、一度食べたらクセになりますよね◎中でも糖度が高く甘いさくらんぼに出会えたときは、「当たりだ!」と思わずガッツポーズをしてしまう人も少なくないはず。 そこで今回は、甘いさくらんぼの品種や選び方について解説します!これまではなんとなくで選んでいた人も、この記事を読めば高確率で甘いさくらんぼをゲットできるようになります。品種ごとの特徴やおすすめの食べ方も紹介するので、甘いさくらんぼの魅力を存分に味わいたい人はぜひチェックしてくださいね♪

甘いさくらんぼ品種5選

まずは数あるさくらんぼ品種の中でも、特に甘いといわれている品種5選を紹介します。

さくらんぼは、品種によって糖度や香り、食感が異なり、甘みの感じ方にも差があります。甘いさくらんぼが好きな人でも、「上品な甘さ」や「濃厚な甘さ」など好みは分かれるはずなので、どの品種がより自分の理想に近いか探してみてください◎

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佐藤錦

佐藤錦は、さくらんぼの一大産地である山形県で誕生した「さくらんぼの王様」で、日本一生産量の多い品種です。甘みが強く酸味は少なめで上品な味わいをしており、柔らかな果肉には果汁がたっぷりと含まれています。

佐藤錦は露地ものだけでなくハウスものも多く出回っていますが、ジューシーさでは露地もの、糖度の高さではハウスものの方が優れている傾向にあります。同じ佐藤錦でも、露地ものとハウスもので味や食感が微妙に異なるので、食べ比べてみるのもおすすめですよ◎旬の時期は、露地ものが6月中旬から、ハウスものが5月下旬頃からとなります。

佐藤錦については、こちらの記事でもご紹介していますので、ぜひご覧ください♪

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紅秀峰

紅秀峰は、佐藤錦と同じ山形県で佐藤錦を超えるさくらんぼを生むべく開発された品種です。「ポスト佐藤錦」とも呼ばれており、果肉が柔らかく日持ちしない佐藤錦のデメリットを克服した、やや硬めの食感を持つ果肉が特徴です。

味わいは強い甘みの中に程よい酸味も感じられ、非常に濃厚です。また果実のサイズは10g前後と大粒で、どっしりとした食べ応えがあります。旬の時期は6月下旬頃からで、完熟すると果皮が濃く鮮やかな紅色に染まります。

紅秀峰について、こちらの記事でもご紹介していますので、ぜひご覧ください◎

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南陽

南陽は、北海道や山形県を中心に栽培されている品種で、日が当たると黄色から赤色へと変化する果皮の色づきが特徴です。生まれは山形県ですが、色味は北海道産の方が鮮やかな傾向にあります。

酸味が少なく、芳醇な甘みとふくよかなさくらんぼの香りが楽しめ、食味は良好。果肉はしっかりと歯ごたえがあり緻密で、舌触りも滑らかです。旬の時期は6月下旬から7月下旬にかけてと、さくらんぼの中では比較的長い期間出回っています。

南陽につきまして、こちらの記事でもご紹介していますので、ぜひご覧ください◎

【南陽 | さくらんぼ | 果物の旬や品種のことなら果物手帖 | 産直プライム

紅てまり

紅てまりは、「佐藤錦」と「ビック」の交配により誕生した品種で、佐藤錦の甘みとビックの大きさを受け継いでいます。果実のサイズは10g以上とかなり大粒で、見映えも食べ応えもバツグンです。

味わいは甘みと酸味のバランスが良く、糖度は18〜20度にもなるためしっかりとした甘さを感じられます。紅てまりはさくらんぼの中でも生育に時間がかかる晩生種であり、旬の時期は7月上旬頃からとなります。

紅てまりについて、こちらの記事でもご紹介していますので、ぜひご覧ください♪

紅てまりってどんなさくらんぼ?特徴や味・旬の時期を徹底解説!~おすすめの食べ方やレシピも紹介~

月山錦

月山錦は、「幻のさくらんぼ」や「さくらんぼの女王」とも呼ばれる、黄色い果皮が特徴の品種です。この黄色い果皮はさくらんぼの中では唯一無二で、生産者が少なく収量も限られていることから、非常に希少性の高い品種として知られています。

ほとんど酸味を感じない上品な甘みを感じられ、見た目の美しさに引けを取らない食味の良さを持っています。果肉はやや硬めで果汁をたっぷりと含み、非常にジューシーです。旬の時期は6月下旬から7月上旬頃までとなります。

月山錦については、こちらの記事でもご紹介していますので、ぜひご覧ください◎

【黄色いさくらんぼ】月山錦の特徴や味・旬の時期を徹底解説!~おすすめの食べ方やレシピも紹介~

甘いさくらんぼの選び方

店頭にズラリと並んでいるさくらんぼの中から、より甘くて美味しいものを選ぶのは難しいと思う人も多いはず。しかし甘いさくらんぼの見分け方は、少しのポイントをおさえておくだけ◎店頭でさくらんぼを購入する際は、以下の点に注目して選んでみましょう!

  • 全体がムラなく色づいている
  • 果皮にハリやツヤがある
  • 軸が緑色でしっかりしている

さくらんぼはデリケートで収穫後に追熟もしないため、新鮮なものほど甘く美味しい果物です。しかし店頭で販売されているさくらんぼの中には、少しでも流通を良くするため完熟前に収穫されたものも多く並んでいます。

木の上でじっくりと完熟し、糖分や栄養を蓄えた食べ頃のさくらんぼは、全体が鮮やかな紅色や黒っぽい赤色に色づき、黄色っぽさや白っぽさがありません。また果皮のハリツヤは収穫後、時間が経つにつれ失われていくので、果皮がピンと張って光沢があるものを選ぶとより新鮮なものの可能性が高いです。

さくらんぼの軸も同様に、収穫から時間が経つとコシがなくなり、茶色っぽく変色してしまうため、選ぶときは鮮やかな緑色でしっかりと太さのあるものを見極めましょう!

さくらんぼの選び方は、こちらの記事でもご紹介していますので、ぜひご覧ください◎

【完全ガイド】さくらんぼの選び方~品種や特徴・価格や購入方法を徹底解説!

2024年さくらんぼ人気ランキング

※2024年4~6月のデータ

甘いさくらんぼの食べ方

ここからは、甘いさくらんぼの食べ方や保存方法、おすすめアレンジレシピを紹介します。甘いさくらんぼは、もちろん生でそのままの味を堪能するのが最もおすすめですが、時には食べきれないこともありますよね。

そんなときは、ここで紹介する上手な保存方法やアレンジレシピを活用して、ゲットした甘いさくらんぼを最後まで美味しく食べきりましょう!

1~2時間ほど冷やして食べる

甘いさくらんぼは、やっぱり生でそのまま味わいたいですよね。生で食べる甘いさくらんぼの美味しさを最大限に引き出すなら、1~2時間ほど冷蔵庫や氷水で冷やすのがおすすめです◎

さくらんぼは温度変化に弱く、冷蔵庫で冷やしすぎると甘みが落ちてしまいますが、食べる前に少しだけ冷やすことで実が引き締まり、甘みをより一層強く感じることができます。ひんやりと冷えたさくらんぼの甘い果肉と果汁は、初夏の時期に嬉しいデザートです。

上手に保存して甘さをキープ

さくらんぼを保存する際は、温度変化に注意してください。先ほど紹介したように、さくらんぼはデリケートで温度変化に弱く、収穫後は短い間しか新鮮さを保つことができません。そのためできれば買ってきた当日中に食べきるのがベストですが、どうしても難しい場合は2~3日以内を目安に保存しましょう!

常温状態で購入したさくらんぼは、風通しの良い涼しい場所で常温保存し、クール便など冷蔵状態で購入したさくらんぼは、野菜室で冷蔵保存します。どちらの場合も、保存容器にペーパータオルを敷いたものに移し替え、果実同士がぶつからないよう工夫しましょう。

さくらんぼの甘さを生かしたおすすめレシピ

甘いさくらんぼを大量にゲットし、数日以内で食べきれそうにない場合は、アレンジレシピを活用して消費しましょう!

甘いさくらんぼの魅力をそのまま生かすなら、ジュースやスムージーなどのドリンクにするのがおすすめです◎シロップやはりみつの量を調節すれば、お好みの甘さにできますし、少し甘すぎる場合はレモン果汁を加えるとスッキリしますよ。またスムージーは、ヨーグルトをベースに作るとさっぱりとして、さくらんぼの甘さがより一層引き立ちます。

またゼリーやアイスクリームなど、暑い時期にピッタリのスイーツレシピを活用するのも、季節感があって良いですよね。生で食べる場合、冷やしすぎはおすすめできないさくらんぼですが、冷たいスイーツに加工することで果肉の食感や独特の風味が引き立ち、存在感を発揮しますよ。

甘いさくらんぼについては、こちらの記事でもご紹介していますので、ぜひご覧ください♪

甘いさくらんぼはどれ?品種や選び方・おすすめの食べ方まで徹底解説

さくらんぼを食べてJAさがえ西村山の挑戦を応援しよう!

さくらんぼや桃、りんごなどのフルーツをはじめ、日本で有数の「米どころ」としても知られる山形県さがえ西村山地区。豊かで寒暖差のある自然環境と生産者のたしかな技術によって、「さくらんぼの王様」といわれる佐藤錦など、四季折々の美味しい食べ物を全国にお届けしています。

そんなさがえ西村山地区に拠点を置き、山形県の中央エリアを管轄するJAさがえ西村山では、2023年より「環境にやさしい栽培技術」と「省力化に資する先端技術等」を取り入れた「グリーンな栽培体系」を目指し、新たな取り組みをスタートしています。

気候変動問題が世界中のイシューとなる中で、全国の生産者にはカーボンニュートラルの実現に向けて化学肥料の低減が求められています。(みどりの食糧システム戦略)

とはいえ、化学肥料を減らすと、収入減少の怖さがあり、生産者にとって大きな負担を強いる可能性があります。そこでJAさがえ西村山では、バイオスティミュラントという新しい農業資材に着目し、生産者の負担を軽減する、新しい栽培方法の開発に挑戦しています。

バイオスティミュラントは、植物に生理学的刺激を与えることで、環境ストレスを受けたために発揮されていない「農作物が本来持っている能力」を、最大限まで改善する資材として期待されている新しい農業用資材です。 農作物の品質や収量の向上や、栄養吸収率を高めることによる化学肥料使用量の低減などの効果をもたらします。
【引用元】バイオスティミュラント 活用による 脱炭素地域づくり協議会

特に、栽培過程で生じる「ゴミ」である食品残渣からバイオスティミュラントを生産することで、「食品から食品」を生む環境負荷の低い栽培を実現し、気候変動に負けない、持続可能な産地を目指しています。

現在、さがえ西村山地区では「さくらんぼ」「桃」「りんご」「米」「なす」の5品目でこの取り組みを実施しているそうです。ぜひ、気候変動問題に果敢に取り組む産地の商品を購入して応援していきましょう!

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