さくらんぼとアメリカンチェリーの主な違い
さくらんぼとアメリカンチェリーはよく似ていますが、実は別の果物です。実際に食べてみると味や食感も異なりますし、色や大きさもよく見ると違います。
ここではさくらんぼとアメリカンチェリーの味わいや見た目、産地、旬、栄養価をそれぞれ紹介するので、どれくらい違うのか比べてみてください◎
味わいや見た目
さくらんぼといえば、鮮やかな紅色の果皮と、ころんと小粒で丸い形が特徴的ですよね。対してアメリカンチェリーは、黒っぽく濃い紅色で、さくらんぼより一回りほど大粒です。別々に並んでいたら、それがさくらんぼなのかアメリカンチェリーなのか見分けがつかないかもしれませんが、比べてみるとその違いは一目瞭然です。
また味わいについても、さくらんぼは甘さの中に程よい酸味も感じられ上品なのに対し、アメリカンチェリーは甘みが強く濃厚で、食べ応えがあります。どちらも生食・調理共に向いていますが、どちらかといえばさくらんぼは生食、アメリカンチェリーはジャムや焼き菓子など調理して食べるのがおすすめです。
産地
さくらんぼとアメリカンチェリーは、同じバラ科サクラ属セイヨウミザクラの実ですが、産地によって明確に分けられており、違う果物として扱われています。
さくらんぼとは、日本国内で生産されたものを指し、主な産地としては山形県、山梨県、北海道などが挙げられます。中でも山形県は生産量日本一を誇るさくらんぼの一大産地で、人気品種「佐藤錦」発祥の地でもあります。
一方、アメリカンチェリーは、その名の通りアメリカで生産されたさくらんぼのことを指します。主な産地としてはカリフォルニア州、オレゴン州、ワシントン州で、日本でよく見かける品種には「ビング」や「レイニア」があります。
さくらんぼの産地は、こちらの記事でもご紹介していますので、ぜひご覧ください◎
旬の時期
さくらんぼとアメリカンチェリーの旬は、5月上旬頃から7月下旬にかけて。味わいや産地など様々な違いがあるさくらんぼとアメリカンチェリーですが、実は旬の時期はほぼ同じなんです。
ただし、さくらんぼは種類が非常に多く、時期ごとに出回っている品種が異なります。例えば、6月上旬頃には早生種の代表格である紅さやかが多く出回り、6月中旬からは佐藤錦、さらに7月に入ると晩生種の紅てまりや水門が登場してきます。
アメリカンチェリーは、日本ではほとんどビングしか出回っておらず、まれにレイニアも見かける程度です。さくらんぼは品種によって味や食感が異なるため、お目当ての品種がある場合は出回る時期に注意する必要がありますが、アメリカンチェリーに関しては、シーズン中ならいつ購入しても変わらない味わいを楽しめます。
旬のさくらんぼを購入したい方は、こちらの記事でもご紹介していますので、ぜひご覧くださいね!!
栄養価
さくらんぼは、「ビタミンの宝庫」ともいわれるほどビタミン類の含有量が多く、ビタミンCやビタミンA、ビタミンBが豊富です。ビタミンは肌の健康を守るのに欠かせない栄養素で、積極的に取り入れることで美肌を目指せますよ◎
一方、アメリカンチェリーには抗酸化作用のあるポリフェノールが豊富に含まれています。アメリカンチェリーの濃い赤紫色は、ポリフェノールの一種であるアントシアニンの色素で、積極的に摂ることでアンチエイジング効果や眼精疲労の回復が期待できます。
さくらんぼの栄養価については、こちらの記事でもご紹介していますので、ぜひご覧ください♪
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美味しいさくらんぼやアメリカンチェリーはどこで買える?
さくらんぼやアメリカンチェリーが多く出回るのは、初夏の時期です。旬の時期には美味しいさくらんぼやアメリカンチェリーをめいっぱい味わいたいですよね◎
美味しいさくらんぼをゲットするなら、産地直送の通販サイトや直売所を利用するのがおすすめです。さくらんぼは日持ちが短く、鮮度が命なので、より新鮮なものを購入できる販売元を選びましょう◎
アメリカンチェリーは、輸入品のためスーパーやデパートなどの店頭で販売されています。購入する際は、色づきにムラがなく、できるだけ濃い色味に染まっているものを選ぶと良いでしょう。
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※2024年4~6月のデータさくらんぼを食べてJAさがえ西村山の挑戦を応援しよう!
さくらんぼや桃、りんごなどのフルーツをはじめ、日本で有数の「米どころ」としても知られる山形県さがえ西村山地区。豊かで寒暖差のある自然環境と生産者のたしかな技術によって、「さくらんぼの王様」といわれる佐藤錦など、四季折々の美味しい食べ物を全国にお届けしています。
そんなさがえ西村山地区に拠点を置き、山形県の中央エリアを管轄するJAさがえ西村山では、2023年より「環境にやさしい栽培技術」と「省力化に資する先端技術等」を取り入れた「グリーンな栽培体系」を目指し、新たな取り組みをスタートしています。
気候変動問題が世界中のイシューとなる中で、全国の生産者にはカーボンニュートラルの実現に向けて化学肥料の低減が求められています。(みどりの食糧システム戦略)
とはいえ、化学肥料を減らすと、収入減少の怖さがあり、生産者にとって大きな負担を強いる可能性があります。そこでJAさがえ西村山では、バイオスティミュラントという新しい農業資材に着目し、生産者の負担を軽減する、新しい栽培方法の開発に挑戦しています。
【引用元】バイオスティミュラント 活用による 脱炭素地域づくり協議会
特に、栽培過程で生じる「ゴミ」である食品残渣からバイオスティミュラントを生産することで、「食品から食品」を生む環境負荷の低い栽培を実現し、気候変動に負けない、持続可能な産地を目指しています。
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