【黄色いさくらんぼ】月山錦の特徴や味・旬の時期を徹底解説!~おすすめの食べ方やレシピも紹介~

【黄色いさくらんぼ】月山錦の特徴や味・旬の時期を徹底解説!~おすすめの食べ方やレシピも紹介~

さくらんぼといえば、元気いっぱいの真っ赤な果実がトレードマーク。しかしそんなさくらんぼの中に、鮮やかな黄色に輝く品種があるのをご存じでしょうか。この黄色いさくらんぼは月山錦という名前で、希少性の高さと美しい見た目から贈答品としても人気の品種です。 今回は、そんな月山錦の特徴について紹介します!気品溢れる黄色いさくらんぼの味わい、値段、おすすめの食べ方など気になるポイントを徹底解説するので、自分へのご褒美や大切な人への贈り物として月山錦を選びたい人はぜひ参考にしてくださいね♪

月山錦とは?

月山錦は、さくらんぼの一大産地である山形県を中心に栽培されている品種で、鮮やかな黄色い果実が特徴的です。他の品種と明らかに異なる見た目をしているので、さくらんぼに詳しくない人でも「月山錦だ」と一目で分かります。

そんな月山錦の味わいには、一体どんな特徴があるのか気になりますよね。ここでは、月山錦の味わいや旬の時期、栽培の歴史について紹介します。市場に出回ることが少なく、謎に包まれた黄色いさくらんぼの正体を詳しく見ていきましょう!

味や食感

月山錦の味わいは、糖度が高く酸味は少なめで、しっかりとした甘さを感じられます。果肉はぎゅっと引き締まっていて程よい歯ごたえがあり、食味・食感共に良好です。また果汁もたっぷりと含まれており、頬張ると口いっぱいに甘いジュースが弾けます。

月山錦は希少性が高く、市場にあまり出回らない品種なので、ゲットした際はあまり加工せず、純粋に果実の美味しさを楽しむのが最もおすすめの食べ方です。月山錦は非常にデリケートで温度変化に弱く、冷やしすぎると甘みが落ちてしまうため注意が必要です。

旬の時期

月山錦の旬は、6月下旬から7月上旬頃にかけて。同じ山形県生まれの人気品種「佐藤錦」より少し遅く、「紅秀峰」とほぼ同じ時期に出回ります。しかし月山錦は生産者が少なく、1本の樹から採れる量も限られているため、佐藤錦や紅秀峰に比べるとかなり短い期間しか購入するチャンスがありません。

現在では山形県の他に北海道や山梨県でも栽培されていますが、全体として収量は少なく、入手は困難です。確実にゲットしたい人は6月以降、直売所や産地直送の通販サイトをこまめにチェックしましょう!

栽培の歴史

月山錦は元々、中国の大連市で育成され、日本に持ち込まれた品種です。現在も残っている月山錦の原木は、果樹苗木の生産や販売をしている山形県の「天香園」で管理されているものだけとなっています。

天香園では、月のような黄色い見た目から「月山錦」と名付けて品種登録を行い、原木を元にした苗木を販売するようになりました。しかし月山錦は栽培の難易度が高く、1本あたりの収穫量も少ないため生産者があまり増えず、貴重な存在となっています。

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月山錦の値段や購入方法は?

月山錦はその美しい見た目と食味の良さ、また希少性が極めて高いことから「幻のさくらんぼ」や「さくらんぼの女王」と呼ばれています。そんな月山錦の値段相場は500gのバラ詰めで7,500円~と、他の品種に比べ高めです。

月山錦の産地である山形県のJA公式通販サイトや各農家のホームページには、月山錦の販売予定が掲載されていることも多いので、確実にゲットしたい人は必ずチェックしておきましょう。

また月山錦は数が少ないため、単体で販売される商品自体かなり希少です。佐藤錦や他の品種とセットになった商品なら比較的ゲットしやすいはずなので、特に贈り物として検討している人は商品情報をしっかり見ておくと安心ですよ◎

黄色いさくらんぼをお探しの方は、こちらの記事でもご紹介していますのでぜひご覧ください♪

黄色いさくらんぼってどんな味?日本では珍しいさくらんぼの特徴と購入方法

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月山錦のおすすめの食べ方

月山錦は見た目が美しいだけでなく、食味の良さもバツグンです。ゲットした際は、ぜひその魅惑的な味わいを存分に楽しんでください◎

ここからは、月山錦のおすすめの食べ方や上手な保存方法について紹介します。貴重な月山錦の味わいを最大限に堪能し、最後まで美味しく頂くためにも、ここで紹介するポイントをぜひ実践してくださいね!

新鮮なうちに生で食べる

月山錦は比較的日持ちしやすい品種ですが、収穫後はだんだんと品質が落ちていってしまいます。そのため月山錦をゲットした際は、できるだけ早く、新鮮なうちに食べきるのがおすすめです◎

食べる1~2時間前から冷蔵庫や氷水で冷やすと、実が引き締まってより美味しくなりますよ。ただし冷やしすぎるとせっかくの甘みが落ちてしまうので、冷やし過ぎには十分注意しましょう。

正しく保存して美味しさをキープ

月山錦を保存する際は、温度変化に注意しましょう。さくらんぼはデリケートで温度変化に弱く、収穫後は短い間しか新鮮さを保つことができません。先ほど紹介したように月山錦は、さくらんぼの中では比較的日持ちする方ですが、数日以上置くと味わいが損なわれてしまう可能性があるため、できれば2~3日以内に食べきるようにしてください◎

常温状態で購入した月山錦は、風通しの良い涼しい場所で常温保存し、クール便など冷蔵状態で購入した月山錦は、野菜室で冷蔵保存します。どちらの場合も、保存容器にペーパータオルを敷いたものに移し替え、果実同士がぶつからないよう工夫しましょう。

食べきれないときは冷凍する

月山錦を数日の間にどうしても食べきれそうにないときは、冷凍するのがおすすめです!月山錦は甘みが強く濃厚な味わいなので、冷凍したものをそのままシャーベット感覚で食べても美味しく頂けますよ◎

月山錦を冷凍する際は、軸を取り除いてからキレイに洗い、水気をしっかりと拭き取ります。あとは、保存袋や冷凍可能な容器に入れて冷凍するだけでOK!このときあまりパンパンに入れすぎないよう注意し、果実同士が重ならないよう少し余裕を持たせておくと良いでしょう。


その他さくらんぼの保存方法は、こちらの記事でもご紹介していますので、ぜひご覧ください♪

さくらんぼの保存方法は?長持ちさせるコツやおすすめアレンジレシピも紹介

さくらんぼを食べてJAさがえ西村山の挑戦を応援しよう!

さくらんぼや桃、りんごなどのフルーツをはじめ、日本で有数の「米どころ」としても知られる山形県さがえ西村山地区。豊かで寒暖差のある自然環境と生産者のたしかな技術によって、「さくらんぼの王様」といわれる佐藤錦など、四季折々の美味しい食べ物を全国にお届けしています。

そんなさがえ西村山地区に拠点を置き、山形県の中央エリアを管轄するJAさがえ西村山では、2023年より「環境にやさしい栽培技術」と「省力化に資する先端技術等」を取り入れた「グリーンな栽培体系」を目指し、新たな取り組みをスタートしています。

気候変動問題が世界中のイシューとなる中で、全国の生産者にはカーボンニュートラルの実現に向けて化学肥料の低減が求められています。(みどりの食糧システム戦略)

とはいえ、化学肥料を減らすと、収入減少の怖さがあり、生産者にとって大きな負担を強いる可能性があります。そこでJAさがえ西村山では、バイオスティミュラントという新しい農業資材に着目し、生産者の負担を軽減する、新しい栽培方法の開発に挑戦しています。

バイオスティミュラントは、植物に生理学的刺激を与えることで、環境ストレスを受けたために発揮されていない「農作物が本来持っている能力」を、最大限まで改善する資材として期待されている新しい農業用資材です。 農作物の品質や収量の向上や、栄養吸収率を高めることによる化学肥料使用量の低減などの効果をもたらします。
【引用元】バイオスティミュラント 活用による 脱炭素地域づくり協議会

特に、栽培過程で生じる「ゴミ」である食品残渣からバイオスティミュラントを生産することで、「食品から食品」を生む環境負荷の低い栽培を実現し、気候変動に負けない、持続可能な産地を目指しています。

現在、さがえ西村山地区では「さくらんぼ」「桃」「りんご」「米」「なす」の5品目でこの取り組みを実施しているそうです。ぜひ、気候変動問題に果敢に取り組む産地の商品を購入して応援していきましょう!

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