【初心者ママ必見】玉ねぎの離乳食の進め方とおすすめレシピ

【初心者ママ必見】玉ねぎの離乳食の進め方とおすすめレシピ

離乳食の中には様々な食材がありますが、今回注目するのは「玉ねぎ」です。玉ねぎは、料理に深みと甘みを加える食材として知られていますが、離乳食にも最適な食材です。その理由として、玉ねぎにはビタミンやミネラルが豊富に含まれているだけでなく、特に加熱することで甘みが増すため、赤ちゃんも食べやすい食材となっています。今回は、玉ねぎを用いた離乳食の進め方やおすすめレシピをご紹介します。初期から完了期まで、玉ねぎを使った離乳食のレシピについて詳しく学ぶことができます。そして、保存方法や日持ちについても説明しますので、ぜひ参考にしてください。

玉ねぎを赤ちゃんに食べさせる時期

玉ねぎを初めて食べさせる時期

離乳食初期の赤ちゃんに玉ねぎを食べさせるのは、5~6ヶ月頃からが一般的です。玉ねぎは加熱することで甘さが増し、赤ちゃんも受け入れやすい食材となります。しかし、初めて食べさせる際は、小さじ1程度の量を午前中に与え、食後の様子を見ることが重要です。

また、玉ねぎは特定の食物アレルギーの原因となることは少ないですが、初めて与える食材としては一つずつ導入し、他の食材と一緒に与えないようにしましょう。このように進めていくことで、赤ちゃんの食材への反応を確認しやすくなります。

玉ねぎを食べさせる際の注意点

玉ねぎは赤ちゃんにとって新しい食材であるため、食べさせる際には注意が必要です。

  • 初めての食材:初めて玉ねぎを食べさせる時は、他の食材と一緒に与えず、玉ねぎだけを小さじ1程度与えてみましょう。その後、赤ちゃんの様子を見守りましょう。
  • アレルギー対策:食物アレルギーに注意し、何か異常があった場合はすぐに医師の指導を受けてください。
  • 食材の大きさ・固さ:離乳食初期では、玉ねぎはペースト状にしたものを与えます。赤ちゃんが食べ慣れてきたら、少しずつ固さや大きさを調節していきましょう。

以上の点に気を付けながら、毎日の離乳食に玉ねぎを取り入れてみてください。美味しい離乳食で、赤ちゃんの食育を楽しく進めていきましょう。

玉ねぎアレルギーの存在と対策

玉ねぎは乳幼児の離乳食としてよく用いられますが、稀にアレルギーを示す子供もいます。アレルギーの症状としては、皮膚の赤みやかゆみ、口の周りの湿疹、嘔吐などが見られる場合があります。

食物アレルギーは初めて食べた食材に対して反応しやすいため、玉ねぎを初めて与える際は、他の離乳食を一緒に与えずに様子を見ることが大切です。また、初回の量は小さじ1程度とし、午前中に与えることでアレルギー反応が出た場合でも対応しやすくします。

アレルギーの疑いがある場合やアレルギーの症状が現れた場合はすぐに医療機関に連絡し、医師の指導に従ってください。

玉ねぎの選び方と下ごしらえ

まず、良質な玉ねぎの選び方ですが、皮が乾燥してテカッとしているものを選びましょう。持ったときに重さを感じ、中身が詰まっているものが良いとされています。特に、皮が白くて薄い新玉ねぎは甘みがあり、離乳食に最適です。

次に、下ごしらえについてです。玉ねぎは1cm角に切ります。それを耐熱ボウルに入れ、水を加えてラップをします。600Wの電子レンジで1分加熱した後、一度取り出して全体を混ぜ、再度ラップをしてさらに1分加熱します。

また、冷凍保存をする場合は、さらに裏ごししてペースト状にし、湯冷ましを少しずつ加えます。こうすることで離乳食初期から使えるようになります。

【初期から完了期まで】玉ねぎを使った離乳食レシピ

初期:玉ねぎのペーストのレシピ

初期の離乳食におすすめなのが、「玉ねぎのペースト」。このペーストは、電子レンジを活用して10分程度で簡単に作ることができます。

  • 調理時間約10分
  • 費用目安:約100円
  • カロリー:約30kcal/人前

食材リスト (2人前)

材料 2人前の分量
玉ねぎ 1個(中サイズ)
適量(加熱用)
湯覚まし 適量(加熱用)

作り方

  1. 玉ねぎの準備: 玉ねぎを皮をむき、粗く切ります。この時、赤ちゃんが食べやすいように、切り方に注意してください。
  2. 水にさらす: 切った玉ねぎを水に5分間さらして辛味を取り除きます。その後、水気をしっかりと切ります。
  3. 加熱: 耐熱容器にさらした玉ねぎと適量の水を入れ、600Wの電子レンジで5分間加熱します。
  4. ペースト化: 加熱した玉ねぎをミキサーやフードプロセッサーにかけ、滑らかなペースト状にします。必要に応じて湯冷ましを加え、赤ちゃんが食べやすい柔らかさに調整します。
  5. 冷却: ペーストを容器に移し、室温で冷まします。完全に冷めたら、離乳食として使用できます。

このレシピで作られた玉ねぎのペーストは、離乳食の初期から中期にかけて使用できます。玉ねぎは自然の甘みがあり、赤ちゃんの食事に馴染みやすいです。また、玉ねぎに含まれる栄養素が赤ちゃんの健康に良い影響を与えます。

ペーストは冷蔵保存することで数日間は持ちますが、使用する前に一度冷蔵庫から出して室温に戻すか、少量のお湯で温めてから赤ちゃんに与えてください。

なお、食物アレルギーに注意し、初めての食材を与えるときは、複数の食材と一緒に与えず、小さじ1程度の量を午前中に与えて、食後の様子を見るようにしましょう。

中期:玉ねぎを使ったスープのレシピ

中期の離乳食では、赤ちゃんが食べる食材のバリエーションが増えます。その中でも玉ねぎは、料理の味を引き立てるだけでなく、栄養価も高いため積極的に取り入れたい食材のひとつです。簡単なスープや炒め物には、玉ねぎが良いアクセントになります。

具体的なレシピとしては、まず「玉ねぎのミルクスープ」がおすすめです。

  • 調理時間:約15分
  • 費用目安:約200円
  • カロリー:約50kcal/人前

食材リスト (2人前)

材料 2人前の分量
玉ねぎ 1/2個
にんじん 1/2本
2個
ベビーフードの洋風だし 1包
200ml

作り方

  1. 野菜の下準備: 玉ねぎとにんじんを皮をむき、赤ちゃんが食べやすいように細かく切ります。切った野菜は水でさっと洗い、農薬や汚れを取り除きます。
  2. 加熱: 耐熱容器に切った野菜、麩、BFの洋風だし、水200mlを入れてよく混ぜます。ラップをかけずに600Wの電子レンジで10分間加熱します。
  3. 仕上げ: 加熱後、野菜が柔らかくなっていることを確認し、全体をよく混ぜ合わせます。赤ちゃんの月齢や好みに応じて、ミキサーでさらに滑らかなスープにすることもできます。
  4. 冷却と提供: スープが熱すぎる場合は適度に冷ましてから、赤ちゃんに提供します。

このレシピで作るスープは、玉ねぎとにんじんの自然な甘みが赤ちゃんにも食べやすい味わいを提供します。麩を加えることで、栄養価を高めつつ、赤ちゃんの消化にも優しい食感を実現しています。ベビーフードの洋風だしは、赤ちゃん向けに調整された塩分と味わいで、料理にコクと深みを加えます。

後期:玉ねぎをたっぷり使ったごはんものレシピ

後期の離乳食では、玉ねぎをたっぷりと使ったごはんものや肉料理のレシピが赤ちゃんにとって栄養豊かで美味しいメニューとなります。

例えば、玉ねぎと鶏むね肉を使ったチキンライスはいかがでしょうか。

食材リスト(2人前)

材料 2人前の分量
玉ねぎ 約15g(みじん切りにして柔らかく煮る)
鶏むね肉 約20g(小さく切って茹でる)
にんじん 約10g(みじん切りにして柔らかく煮る)
トマトジュース(食塩無添加) 約50ml
約50ml
バター 小さじ1
コンソメ(BF) 少々
砂糖(てんさい糖) 少々
おかゆ(7倍がゆ) 約100g

作り方

  1. 鶏むね肉は小さく切ってから茹で、細かく裂きます。玉ねぎとにんじんはみじん切りにして、柔らかくなるまで煮ます。
  2. 小鍋にバターを溶かし、煮た玉ねぎとにんじん、裂いた鶏むね肉を加えて炒め合わせます。
  3. トマトジュースと水を加え、軽く煮込みます。味付けにコンソメと砂糖を加え、優しく味を整えます。
  4. 7倍がゆを加えてさらに少し煮込み、全体が混ざったら火から下ろします。
  5. 赤ちゃんが食べやすいように冷ましてから提供します。

このレシピは、離乳食後期(9~11ヶ月)の赤ちゃん向けに栄養バランスを考えて調理することを推奨しています。離乳食後期の赤ちゃんは、より多様な食材と味を経験する良い機会です。赤ちゃんの発育や好みに合わせて、食材の大きさや柔らかさを調整してください。

後期:玉ねぎをたっぷり使った肉料理レシピ

玉ねぎを使った和風ハンバーグもおすすめです。

食材リスト(2人前)

材料 2人前の分量
玉ねぎ 1/2個(みじん切り)
鶏むねひき肉 100g
味噌 小さじ1
片栗粉 大さじ1
ひじき(乾燥) 5g(戻してから)
いんげん 2本(小さく切る)
にんじん 1/4本(みじん切り)

作り方

  1. ひじきは水で戻し、玉ねぎ、にんじん、いんげんはみじん切りにします。
  2. 鶏むねひき肉に味噌、片栗粉、戻したひじき、みじん切りにした玉ねぎ、にんじん、いんげんを加え、よく混ぜ合わせます。
  3. 混ぜ合わせた肉だねを小さなハンバーグの形に成形し、フライパンまたは電子レンジで加熱します。フライパンで調理する場合は、両面を軽く焼いてから少量の水を加え、蓋をして蒸し焼きにします。電子レンジを使用する場合は、耐熱皿にハンバーグを置き、ラップをして加熱します。
  4. 加熱後、ハンバーグを取り出し、適宜冷ましてからお子様に提供します。

この和風ハンバーグは、離乳食後期のお子様向けに栄養バランスを考えたレシピです。ひじきを加えることで鉄分を、野菜を加えることでビタミンを補うことができます。味噌で和風の味付けを施し、お子様が食べやすい優しい味わいに仕上げています。お子様の成長に合わせて、食材の大きさや柔らかさを調整してください。

どちらのレシピも、赤ちゃんが食べやすいように食材を細かく切ったり、ペースト状にしたりする工夫が必要です。また、調味料は控えめにし、赤ちゃんが素材の味をしっかりと感じられるように心掛けてください。

完了期:家族と同じ玉ねぎ料理を食べさせるときの注意点

完了期には、家族と同じ料理を食べることが多くなります。ただし、赤ちゃんに家族と同じ玉ねぎ料理を食べさせる際にはいくつか注意点があります。

  • 塩分量:大人の食事は赤ちゃんには塩分が多い可能性があります。玉ねぎ料理を作る際は、赤ちゃんの分だけ別に取り分けてから調味料を加えるようにしましょう。
  • 玉ねぎの量:玉ねぎは食物繊維が豊富なので、摂りすぎるとお腹を壊す可能性があります。赤ちゃんの一食当たりの玉ねぎの摂取量は約10g程度を目安にしてください。
  • 固さ:まだ歯が生え揃っていない赤ちゃんにはやわらかく煮た玉ねぎを与えるように心掛けてください。

以上の点に気をつけて、家族と一緒に楽しい食事の時間を過ごしましょう。

玉ねぎの離乳食の日持ちについて

離乳食で使用する玉ねぎは、調理後すぐに使わない場合でも、適切な保存方法によって日持ちさせることが可能です。具体的には、冷蔵保存と冷凍保存の2種類の方法があります。

冷蔵保存の場合、玉ねぎを加熱後、冷ましてから冷蔵庫で保存します。この場合、保存した玉ねぎは約2~3日間が目安です。日数が経つと風味が落ち、栄養価も低下するため、早めの使用がおすすめです。

一方、冷凍保存の場合は、玉ねぎをペースト状にしたものや具材として使用した端材などをフリーザーバッグに入れ、冷凍庫で保存します。この場合、1ヶ月程度が目安です。使う際は自然解凍またはレンジで解凍し、必要な分だけ取り出せばOKです。

以上の方法で適切に保存すれば、玉ねぎの風味と栄養を保ったまま、離乳食に活用することが可能です。

まとめ

本日は、玉ねぎを使用した離乳食についてたくさん学びました。赤ちゃんに食べさせる時期から、離乳食初期から完了期までのレシピ、そして日持ちのポイントまで、具体的に見てきました。

玉ねぎは調理方法次第でうまみが増し、離乳食にとって有用な食材です。全ての期間で利用可能なため、彩りや味付けのバリエーションに富んだ離乳食メニューを考えることが可能となります。

また、離乳食中期や後期からは、具材としても使えるため、お子様の食感の変化に合わせたレシピに挑戦することも可能です。

食べることは生きること、そして学ぶこと。あなたの赤ちゃんが安全に美味しく食事を楽しめるよう、玉ねぎを取り入れたバラエティ豊かな離乳食で、楽しく食育を進めていきましょう。

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【引用元】バイオスティミュラント 活用による 脱炭素地域づくり協議会

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