玉ねぎの下処理方法
まず、玉ねぎを扱う前に、下処理方法を知っておくと役立ちます。
玉ねぎの皮は、一番外側の硬い層を手で剥きます。切り口が滑ることを防ぐために、皮を完全に剥いてしまう必要はありません。切りやすさと衛生的な観点から、外側の1〜2層を剥くのが一般的です。
また、玉ねぎには辛み成分が含まれており、これを抑制する方法もあります。大きく切ると辛みは少なくなりますが、細かく切った場合や生で食べる場合は水にさらすと辛みが和らぎます。
以上のように玉ねぎの下処理を行うことで、料理の味付けや食感に影響を及ぼすことなく、安全に切ることができます。
玉ねぎの基本の3つの切り方
ここからは、玉ねぎの基本の切り方を3つ紹介します。
角切りの切り方と活用方法
角切りは、サイズ感が統一されやすく、料理に均等に火が通りやすいのが特徴です。
【角切りの切り方】
- 玉ねぎの上下を切り落とし、縦半分に切る。
- 半分に切った玉ねぎの皮を剥く。
- 玉ねぎの繊維に沿って約1cm幅で切る。
- 90度回転させて、再度1cm幅で切る。
角切りの玉ねぎは、具材として主役にしたい炒め物や煮物などに最適です。また、スープやカレーなどの料理にも使われます。特に、具材が多い料理では均一なサイズで具材を切ることで、見た目も綺麗に仕上がります。
角切りの切り方については、こちらの記事でもご紹介していますので、ぜひご覧ください!
スライスの切り方と活用方法
スライスの切り方は、主に生食や炒め物などに使われます。特にサラダやサンドイッチに利用する場合、きれいな千切りに仕上げることで見た目にも美味しさをプラスします。
【スライスの切り方】
- 玉ねぎの両端を切り落とし、皮を剥きます。
- 半分に切り、平らな面を下にして置きます。
- 先端から根元に向けて、薄くスライスします。
玉ねぎスライスは、サラダやサンドイッチ、焼きそばなど、玉ねぎのシャキシャキ感を楽しみたい料理に最適です。また、スライスした玉ねぎは火を通すと甘みが増し、焼きそばや炒めものにもよく合います。
スライスの切り方については、こちらの記事でもご紹介していますので、ぜひご覧ください!
みじん切りの切り方と活用方法
みじん切りは、玉ねぎを細かく切り込む方法で、炒め物や汁物などによく使われます。特に、調理時間を短縮させたい場合や、料理の風味を引き立てたい場合に適しています。
【みじん切りの切り方】
- 玉ねぎを半分に切り、皮を剥く。
- 切り口が下になるように置き、根元から頂点に向けて細かく切り込みを入れる。ただし、根元は完全に切り離さないこと。
- 90度回転させて、細かく切り込む。
みじん切りの玉ねぎは、炒め物や汁物に最適です。また、ハンバーガーの具材や、タコスのトッピングなど、さまざまな料理に幅広く利用することができます。
みじん切りの切り方については、こちらの記事でもご紹介していますので、ぜひご覧ください!
料理別の切り方とポイント
ここからは、料理別の玉ねぎの切り方と、調理のポイントを紹介します。
カレー用の玉ねぎの切り方
カレーに使用する玉ねぎは、食感を残しつつ、ルーがよく絡む大きめの角切りがおすすめです。切るときは、繊維に対して垂直に切ると良いでしょう。大きめの切り方にすることで、火が通りやすく、玉ねぎ本来の甘みが引き立ちます。また、適度な歯応えが残り、カレーに深みを加えます。
カレー用の玉ねぎの切り方については、こちらの記事でもご紹介していますので、ぜひご覧ください!
焼きそば用の玉ねぎの切り方
焼きそばで玉ねぎを活用する際の切り方には、繊維に沿ってスライスする方法がよく用いられます。この切り方は、玉ねぎの形状を保ちつつ、素早く火を通すことができるため、短時間の調理に適しています。焼きそばでは、具材の食感を楽しむことが重要です。このスライス方法で玉ねぎを調理することで、シャキッとした食感を楽しむことが可能になります。
野菜炒め用の玉ねぎの切り方
野菜炒めに使用する玉ねぎは、形状をしっかり保ちながらも火が均等に通る厚めのスライスがおすすめです。スライスの厚さは食べやすさを考慮して、1cm程度が目安となります。この切り方ならば、加熱しても形が崩れにくく、一定の食感を保つことができます。さらに、炒める際には玉ねぎから出る水分と繊維が絡み合って、全体にうま味を行き渡らせる役割を果たします。
まとめ
今回は、玉ねぎの切り方について詳しく紹介しました。
基本の3つの切り方である角切り・スライス・みじん切りの手順を理解することで、様々な料理に対応できるようになります。この記事で紹介した切り方を参考に、玉ねぎの味わいや食感の違いを意識ながら、美味しい料理作りを楽しみましょう◎
玉ねぎを食べてJAはが野の挑戦を応援しよう!
いちご王国の首都、真岡市を含む栃木県の南東部を管轄する農協がJAはが野。
イチゴはもちろん、メロンや梨といったフルーツや、なす、ニラ、トマトなどの野菜の生産も盛ん!豊富に降り注ぐ太陽光ときれいな水、肥沃な大地、そして昼夜の寒暖差の大きな内陸型の気が農作物を鍛え、おいしく育みます。これらに加え、首都圏に近いことから、新鮮な果物や野菜をいち早く大消費地にお届けできることも特徴です。
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とはいえ、化学肥料を減らすと、収入減少の怖さがあり、生産者にとって大きな負担を強いる可能性があります。そこでJAはが野では、バイオスティミュラントという新しい農業資材に着目し、生産者の負担を軽減する、新しい栽培方法の開発に挑戦しています。
【引用元】バイオスティミュラント 活用による 脱炭素地域づくり協議会
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