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美味しい玉ねぎの選び方!玉ねぎの特徴と産地や品種にも注目

美味しい玉ねぎの選び方!玉ねぎの特徴と産地や品種にも注目

生で食べても、炒めても、揚げても美味しい玉ねぎ。山積みになった玉ねぎの中から選ぶとき、大きいという基準だけで選んでいませんか? 今回は美味しい玉ねぎの選び方についてご紹介します。

店頭で美味しい玉ねぎを選ぶ方法は?

玉ねぎはほとんど同じ大きさ・色のため、どれが美味しい玉ねぎかを選ぶのは難しいですよね。店頭で美味しい玉ねぎを選ぶ方法は、形や外皮の色、感触で判断します。

ポイント①形で見分ける

腰高で硬く球形に近いほど品質が良いといわれています。扁平なものは熟しているため、早く傷んでしまいます。頭部分が広がっているものよりは、締っているほうがよいです。

ポイント②外皮で見分ける

玉ねぎの外皮が、乾燥していて透明感のある茶色でツヤがあるもの。傷がなくて、芽や根が出ていないものが美味しいとされています。芽や根が出ているものは味が落ちます。

ポイント③触って確かめる

触ってみると硬くて、持ち上げると重みを感じるほど美味しい玉ねぎです。重いものは水分をたっぷり含んでいる証拠。頭部や根の部分を軽く押してみると柔らかい場合は、傷んでいるかもしれませんので、美味しい玉ねぎを選ぶには触って確認しましょう。

黒い斑点が付いている玉ねぎ

玉ねぎは店頭で複数個セットになり、ビニールやネットに入って販売されています。傷も汚れもなさそうな玉ねぎを選んだはずでも、中には皮にススのような黒い斑点が付いていることがあります。この黒い斑点は黒カビの一種。カビと聞くと嫌なイメージがしますが、玉ねぎのカビは内部にまで生えません。皮をむいて黒い部分を取り除いてしまえば、後は洗えば使えます。ただし、実が柔らかくなっているものは腐っている可能性が高いので、廃棄しましょう。

美味しい玉ねぎは産地で選ぶのもおすすめ

玉ねぎの生産量が多い産地は、玉ねぎが育つのに最適な環境が整っている証拠です。美味しい玉ねぎを選ぶなら産地で選ぶのもおすすめです!

〇北海道

玉ねぎ生産量第1位に長年君臨し続けている産地は北海道です。北海道での玉ねぎ生産は、全国の中でも60%を占め、2位の佐賀県(9.2%)に大きな差をつけ断トツで1位の座に輝いています。玉ねぎは暑さに弱く25℃以上になると生育がストップしますが、北海道では夏場でも平均気温が低く、8月から翌年4月頃まで長く出荷することができます。北海道産の玉ねぎは、8月上旬ごろに出荷可能な極早生種の北はやて2号、中早生の北こがね2号、オホーツク222、中晩生のコタン、晩生のイコル、北紅葉2000などが栽培されています。

〇佐賀

玉ねぎ生産量第2位の佐賀県は、3月中旬の極早生品種から10月頃に出回る晩生まで出荷されています。ミネラル豊富な干拓地で栽培された佐賀の玉ねぎは、甘くて柔らかいと評判です。佐賀産の有名な玉ねぎ「さが春一番たまねぎ」とよばれる新玉ねぎは、JAさがで商標登録されています。極早生品種の玉ねぎで、3月初旬から4月初旬頃までに収穫され、瑞々しくて甘い玉ねぎが人気を呼んでいます。さが春一番たまねぎは、貴錦、スーパーアップ、MK-A22、浜笑、博多こがねEX、さくらエクスプレス1号など様々な早生品種玉ねぎの総称となります。

〇兵庫

玉ねぎ生産量第3位の兵庫県の淡路島は、甘い玉ねぎで全国的にも有名な生産地です。淡路島の玉ねぎは通常の玉ねぎと比較すると1.4倍ほど甘いと言われ、糖度は10%前後。通常の玉ねぎは5%前後なので、その差は歴然です。淡路産の玉ねぎが糖度が高いものだと15%もあり、この数値はフルーツと肩を並べます。もちろん、玉ねぎ特有の辛みもあるので生食としてサラダに最適です。

淡路島は平均気温16前後で、玉ねぎの栽培に最適な気候。そして、玉ねぎの辛みを少なくする海のミネラルを豊富に含む土壌、水はけの良さが美味しい玉ねぎを育てる理由です。

人気の品種・ブランドはどれ?おすすめの玉ねぎ品種5選

常備野菜としても人気の玉ねぎ。いつも食べている玉ねぎだからこそ、美味しい玉ねぎを選んで購入してみませんか?美味しい玉ねぎは辛みが少なく、甘くて瑞々しいですよ!

品種①富良野玉ねぎ・北もみじ

北もみじは、糖度が高く辛み成分が多い玉ねぎです。糖度は平均10~12度もあり、甘さだけではスイカと同等の甘さがあります。加熱調理すると辛みが抜け、とっても甘く、風味も良いのが特徴です。辛み成分の硫化アリルは、玉ねぎをカットしたときに涙がボロボロと出る原因のもの。硫化アリルには血液をサラサラにしてくれる効果があり、北もみじには多く含まれています。

品種②淡路産 新玉ねぎ オリジナルブランドはなたま

淡路島の中でも厳選された玉ねぎ生産者だけで作っている希少な品種。糖度が高く辛みが少ないという特徴があります。ミネラルを豊富に含んだ土壌と、全国でもトップクラスの日照時間がある気候風土で育ち、さらに育成日数が長いのが美味しさの理由。秋に種をまき越冬させることで玉ねぎが養分をたっぷりと蓄えます。収穫後、風通しの良い場所でゆっくりと自然乾燥。玉ねぎの旨味をゆっくりと熟成させています。

品種③淡路産 ブランド玉ねぎ 蜜玉(みつたま)

淡路島で特別栽培された蜜玉は甘みと風味があり、肉厚でそして柔らか。シーズンを通して出回るため、1月下旬から4月下旬頃まで手に入れることができます。蜜玉はブランド名となり時期により様々な品種で生産されます。極早生はスーパーアップ、極早生はスーパーリニアなど、早生は七宝早生7号、中生はアンサー、ターザンなどの品種です。淡路島の豊かな土壌と、温厚な気候、手間暇かけて有機肥料100%で栽培されています。オニオンサラダや煮込み料理、オーブン焼きに最適です。

品種④北海道産新玉ねぎ・雪景色

極早生品種の雪景色は、8月初旬から9月中旬頃に出回る真っ白の玉ねぎ。北海道でも早い時期に出荷される雪景色はやや小ぶりのサイズ感です。果肉は柔らかく、外皮も薄いのが特徴です。北海道産の玉ねぎに新玉ねぎはありませんが、その特徴から北海道の新たまねぎとも言われます。柔らかく傷つきやすいため道内で消費されることが多く、本州では見かけることが少ない品種です。

品種⑤北見産・真白(白い玉ねぎ)

北海道産の真白は、他の玉ねぎと比較すると実が引き締まりしゃきしゃきの食感。甘くて辛みが少ない特徴があります。サラダにも最適ですが、煮込みや焼き、オーブン料理にもよく合います。玉ねぎの一大産地の北見地方で、限られた生産者により栽培されている品種。見た目が真っ白な玉ねぎのため、この名前が付いたようです。土づくりと農薬低減で手間暇をかけ、北海道オホーツク海で採取した海洋深層水を使用して丁寧に育成されています。

まとめ

玉ねぎ特有の辛みが原因で、玉ねぎが苦手だと感じている人も少なからずいらっしゃいますが、苦手だと感じている人はブランド玉ねぎを一度食べてみてください!きっと、いつもと違う美味しさを実感することができ、玉ねぎの美味しさに気付くはずです!今回ご紹介した玉ねぎ以外にも、美味しい品種・ブランドの玉ねぎは沢山ありますよ。探して食べ比べしてみるのも楽しいです!

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