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【管理栄養士監修】離乳食のりんごの与え方を紹介!~月齢別の調理法からおすすめレシピまで~

【管理栄養士監修】離乳食のりんごの与え方を紹介!~月齢別の調理法からおすすめレシピまで~

りんごは甘くて美味しいだけでなく栄養もたっぷり◎赤ちゃんの健康のために、離乳食にりんごを使いたい人も多いはず。しかし赤ちゃんは一度に少量しか食べることができず、噛む力も弱いため、調理法や保存方法に注意が必要です。 そこで今回は、管理栄養士監修のもと、離乳食のりんごの与え方について紹介します!忙しい中でも作りやすい、りんごの簡単レシピも紹介するので、子育て中の人はぜひ参考にしてくださいね◎

離乳食のりんごはいつから与えて良い?

りんごは酸味や苦みが少なく、離乳食初期の赤ちゃんでも食べられます。ただし甘みが強いため、与えすぎには注意が必要です。また食物繊維が多く食感も硬いため、赤ちゃんに与える際はすりおろしたり、細かく刻んだりと調理法も工夫しましょう。

離乳食初期は生後5~6カ月目頃なので、衛生面を考えるなら加熱調理して与えるのがおすすめです◎りんごの与え方は月齢によって変化していくので、様子を見ながら少しずつ量や調理法を調整しましょう。

月齢別のりんごの与え方

ここからは、月齢別のりんごの与え方について詳しく紹介します。

赤ちゃんは月齢によって「食べる力」が異なり、はじめのうちは上手く食べられないこともあります。特に離乳食初期から中期にかけての赤ちゃんは噛む力が弱く、食べる量もごく少量なので、体に負担がかからないよう注意しながら与えることが大切です。

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※2024年4月~2024年8月のデータ

離乳食初期(5~6カ月)

  • 調理法 すりおろして加熱する、果汁は薄める
  • 与える量 ベビースプーン1杯~大さじ1杯

離乳食初期の5~6カ月目頃の赤ちゃんには、しっかりとすりおろして加熱したりんごを与えましょう。加熱することで果肉が柔らかくなり、殺菌もできるため小さな赤ちゃんにも与えやすくなります◎果汁を使う際は、甘みが強すぎるので水で少し薄めましょう。

またはじめのうちは、ベビースプーン1杯(2.6gほど)から与え、様子を見てもう少し食べられそうなら大さじ1杯(15gほど)までを目安に与えましょう。

離乳食中期(7~8カ月)

  • 調理法 細かくみじん切りして加熱する
  • 与える量 大さじ1~2杯

離乳食中期になると初期の頃に比べ、食欲や噛む力が強くなり、もう少しりんごを食べられるようになります◎すりおろしても良いですが、物足りなそうなら細かくみじん切りしたものを与えても良いでしょう。ただしこの月齢でも、加熱はするようにしてください。

与える量については、大さじ1杯、2杯と少しずつ増やしていき、最大30g程度までを目安にしましょう。

離乳食後期(9~10カ月)

  • 調理法 5mm角にきって軽く加熱する
  • 与える量 30~40g

離乳食後期にもなると、赤ちゃん自身の力で食べ物を食べられるようになってきます◎りんごを与える際は、喉に詰まらせてしまわないよう5mm程度の大きさに切り、指で潰せるくらいの柔らかさになるまで軽く加熱してあげましょう。

与える量は、離乳食中期で最終的に食べられた量から少しずつ増やしていき、最大40g程度までを目安にしましょう。

離乳食完了期(11~12カ月)

  • 調理法 1cm角に切って軽く加熱する、生でもOK
  • 与える量 30~40g

離乳食完了期には、生のりんごに挑戦してみても良いでしょう。ただしはじめは歯茎で潰せるくらいに軽く加熱し、様子を見ながら与えてください。生で与える際は、5mm程度の大きさからスタートし、食べられそうであれば1cm程度まで大きくしてみましょう。

この月齢の赤ちゃんは、他の食材も積極的に食べるようになっている子も多いので、りんごを与える量はそれほど増やさず、30~40g程度までを目安にしましょう。

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離乳食のりんごの保存方法

離乳食に使用するりんごは、下ごしらえして冷凍保存しておくと便利です◎冷凍保存と解凍の手順は、以下の通りです。

【冷凍保存の手順】

  1. りんごの皮を剥き、細かく刻みます
  2. 小鍋に水、りんごを加えて柔らかくなるまで煮ます
  3. ※裏ごしするか、ブレンダーなどですり潰します
  4. 粗熱を取り、冷凍可能な保存袋に入れ、空気を抜いて口を閉じます
  5. 冷凍庫に入れ、1週間以内を目安に使い切ります

※離乳食後期以降の赤ちゃんに与える場合は手順3を省いてもOKです

【解凍の手順】

  1. 保存袋の口を開け、凍ったまま使いたい分だけパキッと折ります
  2. 器に移し、水を少量(小さじ1/2~1程度)加えます
  3. ※ふんわりとラップをし、500Wの電子レンジで20~30秒加熱します

※量により加熱時間は調整してください

離乳食後期のアイディアレシピ

ここからは、管理栄養士監修のりんごを使った離乳食レシピを紹介します!離乳食後期に入り、だんだんと食べる力がついてきた赤ちゃんに栄養たっぷりで美味しいりんごの離乳食を作ってあげましょう◎

レシピ①りんごときな粉のおやき

りんごときな粉、ホットケーキミックスで作る、手づかみ食べにぴったりのお焼きのレシピです。大豆から作るきな粉は、栄養たっぷりの万能食材。

大きく焼いて食べやすい大きさにカットするもよし、赤ちゃんがつかみやすい大きさに小さく焼くもよし◎冷凍保存も可能なので、たくさん作ってストックしておいてもいいですね。

【所要時間】約20分

【材料】

  • ホットケーキミックス:150g
  • きな粉:大さじ1
  • 牛乳:100ml
  • りんご:1/2個
  • 油:適宜

【作り方】

  1. りんごを5mm角にカットする
  2. 1と少量の水を耐熱容器に入れ、レンジで加熱する(500Wで3〜4分)
  3. ホットケーキミックスときな粉をボールに入れて混ぜる
  4. 3に牛乳を入れて混ぜる
  5. 4に2を入れて混ぜる
  6. フライパンで焼く

レシピ②りんごとさつまいものレモン煮

そのまま食べてもお焼きに入れても美味しいレモン煮のレシピ。小さめに切ればスプーンで、大きめにカットすればフォークや手づかみの練習にもなります。大きくカットするとその分柔らかくなるのに時間はかかりますので、レンジにかける時間は適宜調整してくださいね。

【所要時間】約15分

【材料】

  • りんご:10g
  • さつまいも:10g
  • レモン果汁:少々(風味程度)

【作り方】

  1. りんごは5mm〜1cm角くらいの大きさに切る
  2. さつまいもも5mm〜1cm角に切り、5分ほど水につけアク抜きをする
  3. 耐熱容器に1と2、レモン汁を入れてふんわりとラップをし加熱する(目安:500Wで4〜5分)

レシピ③りんごとバナナのサンドイッチ

ジャム風のすりおろしりんごとバナナのペースト、ヨーグルトで作るサンドイッチのレシピです。手づかみが慣れてきた頃のメニューとしてもおすすめのこちらのレシピは、いろいろな果物でアレンジできます。甘くて美味しいサンドイッチは、パクパク食べてくれること間違いなしです。

【材料】

  • サンドイッチ用食パン:1/2枚
  • りんご:15g(縦1/8カットの半分くらいを使います)
  • バナナ:3cmくらい
  • プレーンヨーグルト:大さじ1

【作り方】

  1. りんごをすりおろす
  2. 1を耐熱容器に入れ、レンジでフツフツするまで加熱し粗熱を取っておく
  3. バナナはフォークなどで粗くつぶす
  4. 水気を切った2と3をヨーグルトであえる
  5. 食パン1/2を2等分して4をはさみ、食べやすい大きさに切る

【所要時間】約10分

りんごを食べてJAさがえ西村山の挑戦を応援しよう!

さくらんぼや桃、りんごなどのフルーツをはじめ、日本で有数の「米どころ」としても知られる山形県さがえ西村山地区。豊かで寒暖差のある自然環境と生産者のたしかな技術によって、「さくらんぼの王様」といわれる佐藤錦など、四季折々の美味しい食べ物を全国にお届けしています。

そんなさがえ西村山地区に拠点を置き、山形県の中央エリアを管轄するJAさがえ西村山では、2023年より「環境にやさしい栽培技術」と「省力化に資する先端技術等」を取り入れた「グリーンな栽培体系」を目指し、新たな取り組みをスタートしています。

気候変動問題が世界中のイシューとなる中で、全国の生産者にはカーボンニュートラルの実現に向けて化学肥料の低減が求められています。(みどりの食糧システム戦略)

とはいえ、化学肥料を減らすと、収入減少の怖さがあり、生産者にとって大きな負担を強いる可能性があります。そこでJAさがえ西村山では、バイオスティミュラントという新しい農業資材に着目し、生産者の負担を軽減する、新しい栽培方法の開発に挑戦しています。

バイオスティミュラントは、植物に生理学的刺激を与えることで、環境ストレスを受けたために発揮されていない「農作物が本来持っている能力」を、最大限まで改善する資材として期待されている新しい農業用資材です。 農作物の品質や収量の向上や、栄養吸収率を高めることによる化学肥料使用量の低減などの効果をもたらします。
【引用元】バイオスティミュラント 活用による 脱炭素地域づくり協議会

特に、栽培過程で生じる「ゴミ」である食品残渣からバイオスティミュラントを生産することで、「食品から食品」を生む環境負荷の低い栽培を実現し、気候変動に負けない、持続可能な産地を目指しています。

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