朝にりんごを食べるメリット
朝にりんごを食べるメリットは、素早くエネルギー補給が行える点ではないでしょうか。りんごをはじめ果物に含まれる果糖やブドウ糖は体内への吸収が早く、素早くエネルギーに変換されます。またビタミンが補給できることもメリットの一つ。1日をスタートさせるためのエネルギーを、体に不可欠なビタミンやミネラルとともに摂取できるりんごは、朝食にふさわしい食材であるといえるでしょう。
また、朝にりんごを食べることで朝のお通じにも良い影響を与えます。りんごに豊富な食物繊維が腸を刺激し、スムーズな排便が期待できるでしょう。
このように、りんごを朝に食べることで得られるメリットはいくつかありますが、朝に食べなければいけないというわけではありません。りんごの摂取を習慣にするためには自身のライフスタイルに合ったタイミングで、美味しく食べることが一番です。
りんごを食べることで得られる効果
ここからは、りんごを食べることで得られる効果を紹介します。
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※2024年4月~2024年8月のデータ便秘改善
りんごは、食物繊維が豊富な果物です。皮にも多く含まれるため、皮ごと食べることで食物繊維の摂取量が増えます。食物繊維は、水分を吸収して膨らむ特性を持ち、便の量を増やし、腸の動きを活発にします。これにより排便を促し、便秘を解消します。
美肌効果
りんごはビタミンCを豊富に含んでいます。ビタミンCは肌の弾力を保つコラーゲンの生成に欠かせないほか、老化の引き金となる活性酸素を除去する抗酸化ビタミンです。さらに、りんごに含まれるポリフェノールにも抗酸化作用があるため、若々しい肌作りへの効果も期待できます。なお、ポリフェノールはりんごの皮にも多く含まれているため、皮ごと食べることがおすすめです。
りんごの皮に含まれる栄養素や効果についてより詳しく知りたい人は、こちらの記事もぜひ併せてチェックしてくださいね!
むし歯予防
りんごを食べると唾液の分泌が促され、むし歯の予防に役立ちます。
りんごをはじめ食物繊維が豊富な食べ物は、よく噛んで食べることが必要です。よく噛むと、唾液(だえき)の分泌が良くなります。唾液が十分に分泌され口の中が潤うと、口内環境の改善に役立ちます。
また皮ごと食べれば、歯に付着した歯垢(しこう)が除去しやすくなることもむし歯予防に効果的です。
コレステロール低減
りんごには食物繊維が豊富です。食物繊維には不溶性食物繊維と水溶性食物繊維があります。
不溶性食物繊維は主に便のカサを増やすことで排便を促し、便秘の改善に寄与します。一方、水溶性食物繊維は、食後の血糖値の急上昇を抑えたり余分な糖や脂質を吸着して体外に排出したりする働きがあります。
りんごをはじめ、果物に多く含まれるのがペクチン。ペクチンは水溶性食物繊維の一種で、コレステロールの吸収を抑制し、血中コレステロール値の低下に寄与します。
ダイエット効果
りんごは、1個あたり約150kcalす。さほどカロリーが低いと感じないかもしれませんが、スナック菓子や甘いお菓子と比べれば低カロリーであり、豊富な食物繊維と水分によって1個食べればしっかりと満腹感を得られるでしょう。これにより、無理なくカロリー制限を行える可能性があります。
食べ過ぎがちな食事をりんごに置き換えたり、間食に活用することで満腹感を得つつ、その後の空腹感も抑えられるでしょう。
朝りんごの最適な食べ方
皮ごと丸かじり
りんごを朝ご飯代わりにしたい方は、丸かじりがおすすめです。皮ごと食べることでりんごの栄養が効率よく摂取できるため、エネルギー補給やお通じにも良い影響を与えてくれます。
また、スライスしたりカットしたりして食べるよりも噛みごたえがあるため、満腹感を得やすいこともメリットであるといえるでしょう。
スライス
丸かじりは食べづらいという方は、りんごを前日にスライスしておくと良いでしょう。スライスにすることで食べやすくなり、手軽に食べられます。皮ごとスライスすれば、丸かじりと同様にりんごの栄養を余すことなく摂取できます。
りんごを横にして輪切りした「スターカット」なら、見た目もかわいいのでおすすめです。
すりおろし
朝食を食べる時間がない時は、すりおろしたりんごをミネラルウォーターなどで割ってジュースにするのもおすすめ。手軽にりんごの栄養をを摂取できます。すりおろす際も皮ごとすりおろすのがおすすめです。
変色が気になる場合は、レモン汁などを入れると良いでしょう。一口大程度にカットしてジューサーやブレンダーにかければ、より簡単です。
まとめ
便秘の解消や美肌効果、口腔ケア、コレステロールの低減、ダイエットなど、さまざまな面で体に良い影響を与えてくれるりんご。朝に食べることでエネルギー補給やスムーズな排便に役立ちますが、自身のベストタイミングで食べることが一番です。
食べやすいタイミングで食べることで習慣化し、りんごの健康効果も得やすくなるでしょう。りんごを食べる習慣を身につけて、健康づくりに役立ててみてはいかがでしょうか◎
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さくらんぼや桃、りんごなどのフルーツをはじめ、日本で有数の「米どころ」としても知られる山形県さがえ西村山地区。豊かで寒暖差のある自然環境と生産者のたしかな技術によって、「さくらんぼの王様」といわれる佐藤錦など、四季折々の美味しい食べ物を全国にお届けしています。
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