リンゴ酢の魅力と効果
リンゴ酢とは何?
リンゴ酢とは、リンゴを原料として製造される酢のことを指します。一般的な穀物酢とは異なるフルーティーな風味が特徴のリンゴ酢は、健康維持やダイエットのために飲用されたり、料理に使われたりすることが多いお酢です。
実際に、リンゴ酢をはじめお酢には美容や健康へのさまざまな効果が期待されています。具体的な効果については、このあと詳しくご紹介します。
リンゴ酢がもたらす健康・美容効果
リンゴ酢の主成分である「酢酸」には胃酸の分泌を促し食欲を増加させたり消化を促進したりする作用のほか、血圧や血糖値の上昇抑制、内臓脂肪減少作用などが報告されています。
その他、りんご由来のポリフェノールも含まれていることから、健康のみならず美容にも効果的であると考えられます。
ポリフェノールは、体内で増え過ぎると体を老化させる「活性酸素」を除去する抗酸化作用のある成分です。体内の酸化を防ぐことで、血管の老化やシミ・シワに代表される肌の老化を予防する効果が期待できます。
リンゴ酢のダイエット効果
リンゴ酢の主成分である酢酸を習慣的に摂取することで、肥満気味の方の内臓脂肪を減少させたり血糖値の上昇を緩やかにしたりすることが報告されています。
内臓脂肪が減少すると、期待できるのはすっきりとしたお腹周りです。また、血糖値の上昇が緩やかになれば血糖値を下げるホルモン「インスリン」の分泌も抑えられるため、余分な血糖(ブドウ糖)が脂肪として蓄積されることを防げるでしょう。
酢酸の2つの作用により、リンゴ酢を摂取することでダイエットに役立つ可能性があります。
リンゴ酢を飲むベストタイミング
リンゴ酢を摂取するベストタイミングは、食事中であるといえます。これはリンゴ酢の主成分である酢酸には、血糖値の上昇を緩やかにする作用が期待できるためです。
1日3回の食事のうち、あなたが気になる食事のタイミングで摂取すると良いでしょう。3食のうち、比較的ボリュームが多くなりやすいタイミングを選択するのがおすすめです。
リンゴ酢は1日15ml程度を毎日継続して飲むことで健康への効果が期待できるため、この量を1日1〜3回で摂取すると良いでしょう。
りんごジュースの人気ランキング
※2024年4月~2024年8月のデータより効果的なリンゴ酢のおすすめメニュー3選
リンゴ酢はそのまま飲むだけでなく、他の飲み物や料理とも相性が良いです。以下に、リンゴ酢を使ったおすすめメニュー3選をご紹介いたします。
リンゴ酢ドリンク
- 調理時間: 約5分
- 費用目安: 100円前後
- カロリー: 71 kcal
リンゴ酢の爽やかな香りと、きりっとした酸っぱさを、はちみつのやさしい甘さがマイルドにしてくれます。材料4つで簡単にできるので、忙しい朝の時間にもおすすめです!
食材リスト(2人分)
材料 | 2人前の分量 |
---|---|
リンゴ酢 | 大さじ2 |
はちみつ | 大さじ1 |
氷 | 2~3個 |
ミネラルウォーター | 150cc |
作り方
- コップにリンゴ酢とはちみつを入れてよく混ぜます。
- 氷と水を注ぎ、さらによく混ぜます。
- りんご酢とはちみつの割合は、お好みで調整してみてください。
リンゴ酢サラダ
- 調理時間: 15分
- 費用目安: 約200円
- エネルギー: 118 kcal
食材リスト(2人分)
材料 | 2人前の分量 |
---|---|
りんご | 1/2個 |
キャベツ | 3枚 |
鶏ささみ | 1本 |
コーン缶(ホール) | 大さじ1 |
レーズン | 大さじ1/2 |
リンゴ酢 | 大さじ2 |
はちみつ | 大さじ1 |
オレンジジュース | 大さじ1 |
作り方
- りんごは5mm角に切る。
- キャベツはせん切りにする。
- 鶏ささみはゆでて細く裂く。
- 1、2、コーン、レーズンを混ぜ、合わせた調味料であえる。
リンゴ酢を使ったドレッシングで和えるサラダは、マヨネーズを使用したサラダと違いさっぱりとした味わいです。料理のジャンル問わず、副菜として重宝します。
リンゴ酢マリネ
- 調理時間: 約5分
- 費用目安: 約100円
食材リスト(2人分)
材料 | 2人前の分量 |
---|---|
タコ | 200g |
純粋リンゴ酢 | 大さじ2 |
オリーブオイル | 大さじ1 |
レモン汁 | 小さじ1 |
ニンニク | 1片(みじん切り) |
砂糖 | 小さじ1 |
塩 | ひとつまみ |
黒こしょう | 適量 |
ハーブ | 適量 |
作り方
- タコをぶつ切りにします。
- ボウルにオリーブオイル、純粋りんご酢、塩、砂糖、ニンニク、レモン汁を加えてよく混ぜます。
- タコをボウルに入れ、箸で和えます。
- ハーブを加えて軽く和えたら出来上がりです。
タコの食感や旨みが、フルーティーなリンゴ酢のドレッシングと絶妙にマッチします。ワインのおつまみにもおすすめの一品です。
リンゴ酢を飲む上での注意点
リンゴ酢を飲む際には、いくつかの注意点があります。
まず、濃度が高いと酸で胃が荒れてしまう可能性もあるため、必ず希釈してから飲むようにしましょう。一般的には、水やお湯などで5〜8倍程度に割って飲むのがおすすめです。特に空腹時に飲む場合は、胃に負担がかかりやすいため濃度や量に注意しましょう。また飲んだ後は口をすすぐか水を飲むことが推奨されます。これは、酢酸を含むリンゴ酢によって歯のエナメル質が溶けてしまうことを防ぐためです。
リンゴ酢は適度に摂取すれば、健康やダイエットに良い影響をもたらします。過剰摂取は避け、1日に15ml程度を毎日継続して摂取してみてください。
まとめ
リンゴ酢は脂肪燃焼を促進したり、血糖値の管理にったりするほか、美容にも良い効果をもたらす飲み物です。飲むタイミングとしては、食事中がおすすめです。食事中に飲むことで、血糖値の急上昇を抑えられるため、健康づくりやダイエットに効果を発揮するでしょう。1日あたりの適量や飲む際のポイントを押さえて、リンゴ酢を健康やダイエットに役立ててください。
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さくらんぼや桃、りんごなどのフルーツをはじめ、日本で有数の「米どころ」としても知られる山形県さがえ西村山地区。豊かで寒暖差のある自然環境と生産者のたしかな技術によって、「さくらんぼの王様」といわれる佐藤錦など、四季折々の美味しい食べ物を全国にお届けしています。
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【引用元】バイオスティミュラント 活用による 脱炭素地域づくり協議会
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