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りんごの皮の栄養効果を徹底解説:皮ごと食べる時の洗いかた・切り方から皮のむき方、レシピまでご紹介!

りんごの皮の栄養効果を徹底解説:皮ごと食べる時の洗いかた・切り方から皮のむき方、レシピまでご紹介!

一般的には皮を剥いて食べることが多いりんご。しかしりんごの皮にはたくさんの栄養素が含まれており、皮ごと食べることで美容や健康に様々な効果が期待できます◎ そこで今回は、りんごを皮ごと食べるメリットについて紹介します!皮ごと食べることで得られる栄養素や効能、さらに皮ごと美味しく食べるコツまで詳しく解説するので、りんごを食べて体の内側から健康を目指したい人はぜひ参考にしてくださいね♪

りんごは皮ごと食べるのがおすすめ!

「1日1個のりんごは医者いらず」といわれるほど、りんごには様々な栄養素が含まれており、継続して食べることで健康をサポートしてくれます。

そんなりんごを皮ごと食べると、具体的にどんなメリットがあるのか気になりますよね。ここでは、りんごの皮に含まれる主な栄養素や効能について紹介します。普段は捨ててしまうことも多いりんごの皮に隠された、嬉しいメリットをチェックしていきましょう!

りんごの皮に含まれる栄養素

りんごの皮には、ポリフェノールと食物繊維が豊富に含まれています。りんごの皮に含まれるポリフェノールは「りんごポリフェノール」と呼ばれ、強い抗酸化作用があることで知られています。

りんごポリフェノールは、活性酸素の働きを抑えて血流を改善したり、老化防止や肌の美白にも効果が期待できる栄養素です。またりんごの皮の赤色は、ポリフェノールの一種で眼精疲労の改善や視力回復に役立つアントシアニンの色素によるものです。

りんごの皮に含まれる食物繊維は、水溶性食物繊維の「ペクチン」で、腸内に溜まった便の排出を促し、便秘改善に役立ちます。ペクチンは他にも、食後の血糖値の上昇を抑える働きがあり、肥満や糖尿病の防止にも効果的な栄養素です。

りんごを皮ごと食べるメリット

りんごの皮はポリフェノールや食物繊維を豊富に含み、抗酸化作用や整腸作用など健康に役立つ様々な効能が得られます。またりんごを皮ごと食べると、皮なしで食べるよりもβ-カロテンやビタミンCなどの栄養素も効率よく摂取することができます◎

ではりんごを皮ごと、皮なしで食べた場合の栄養素の摂取量を比較してみましょう!

皮ごと食べた場合 皮なしで食べた場合
水溶性食物繊維 0.5g 0.4g
不溶性食物繊維 1.4g 1.0g
βカロテン 27μg 15μg
ビタミンC 6mg 4mg
カリウム 120μg 120μg
マグネシウム 5mg 3mg
リン 12mg 12mg

表を見て分かるように、りんごに含まれる栄養素の多くは、皮ごと食べることでよりたくさん摂取することができます。その分、美容や健康への効果も高まり、積極的に食べることで美しく健康的な体を手に入れることができますよ。

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りんごの皮には農薬がついているの?

りんごは病気にかかりやすいデリケートな果物で、栽培には農薬の使用が欠かせません。しかし農薬は、人体への影響がない範囲の基準値が設けられており、安全に配慮したうえで使用されています。そのためりんごは、きちんと水洗いすれば皮ごと安全に食べることができますよ◎

またりんごの皮がベタベタしていることがあるのは、りんごが持つ「天然のワックス」ともいわれるロウ物質です。りんごは熟すにつれて果肉中のオレイン酸やリノール酸が増えていき、やがて皮に含まれている物質を溶かして表皮に現れます。この現象はりんご農家の間では「油あがり」と呼ばれ、健康に害を及ぼすものではありません。

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りんごを皮ごと食べるときのポイント

ここからは、りんごを皮ごと食べるときの洗い方や切り方について紹介します。りんごの皮は栄養豊富で、捨てるにはもったいない代物です。しかし皮ごと食べるには、残留農薬や食感、味など不安な点もあるでしょう。

りんごを皮ごと美味しく安全に食べるにはいくつかポイントがあるので、そのままかじりついてしまう前にぜひお試しください!

洗い方

りんごに付いた農薬や汚れは、流水で洗うだけでも十分キレイに落ちます。りんごを30秒ほど流水に当てながら、手でキュッキュッとこするように丁寧に洗いましょう。このとき、軸の部分に汚れが詰まっていることが多いので、指を使って念入りに洗うと良いでしょう。

またりんごを料理やお菓子作りに使う際は、熱湯に15秒ほど浸けて煮沸するのもおすすめです。水洗いするより手早く汚れを落とせて、殺菌消毒もできるので、調理前の下処理にピッタリですよ。

切り方

りんごの皮の舌触りや硬い食感が気になる人は、通常より薄くカットすると食べやすさがアップします。りんごを横向きに寝かせ、薄い輪切りにすると最も甘い中心部分まで無駄なく食べられて、皮のパリッとした食感も楽しめますよ。

【輪切りの手順】

  1. りんごを水洗いして水気を拭き取り、まな板に横向きに置きます
  2. 皮付きのまま、お好みの厚さで輪切りしていきます
  3. 種が気になる場合は、爪楊枝などで取り除きます

中心を好きな型で抜くと、よりバラエティ豊富で可愛くなります◎お子様うけ間違いなしなので、ご家庭でぜひお試しください!

他にも、りんごを皮ごと食べられるおしゃれで可愛い切り方が知りたい人は、こちらの記事も合わせてチェックしてくださいね♪

りんごの美味しい食べ方・切り方:選び方からダイエットやお弁当・パーティー向けレシピもご紹介!

りんごの皮の剥き方

料理やお菓子作りに使うために一度りんごの皮を剥きたいときは、できるだけ皮を傷つけず、手早くキレイに剥きたいですよね。ここでは、そんなときに役立つりんごの皮の上手な剥き方について紹介します。

包丁を使う

りんごの皮を包丁で剥く際は、くし切りにしてから1個ずつ剥いていくのがおすすめです。りんごを切らず、表面に沿ってくるくると皮を剥くやり方は、慣れていないと皮を厚く剥きすぎてしまったり、手をケガする恐れがあります。

【くし切りから皮を剥く手順】

  1. りんごを軸が上を向くようにまな板に置きます
  2. りんごを縦半分に切り、さらに半分、そのまた半分に切って8等分にします
  3. くし形の両側から、V字型に切り込みをいれて芯を取り除きます
  4. くし形の端から果肉に添わせるように包丁を進め、薄く皮を剥きます

このやり方で剥いたりんごの皮は、アレンジレシピにも活用しやすくて便利です◎くし切りにすることで皮と果肉の間に隙間ができ、そこまで力を入れなくてもスルスルと剥けますよ。

ピーラーを使う

りんごをカットせずに皮を剥きたいときは、ピーラーを使うのがおすすめです。ピーラーを使うことで丸ごとでも果肉が無駄になりにくく、安全に剥くことができますよ◎

【ピーラーを使って皮を剥く手順】

  1. りんごの軸を中心に、円を描くように上部の皮をグルッと一周剥きます
  2. おしり側も同じように一周剥きます
  3. 残った皮を、上から下に向かって剥いていきます

りんごをくるっと回しながら剥くわけではなく、はじめに上下の皮だけを一周剥いておき、残った皮は真っすぐ上から下に剥いていくだけなので簡単です。りんごの果肉を丸ごと使った料理やお菓子にアレンジしたいときは、このやり方をぜひ試してみてくださいね。

りんごの皮を使った美味しいレシピ

ここからは、りんごの皮を使ったおすすめレシピを紹介します。アレンジレシピを活用することで、りんごを皮ごとでも、皮だけでも美味しく食べられます◎りんごの皮の栄養を余すことなく摂取でき、フードロスにも繋がるため、りんごを食べる際はぜひお試しください!

簡単皮ごと焼きりんご

真っ赤でころんと丸いりんごの姿をそのまま生かした「焼きりんご」。トースターで簡単に作れるので、お子さんと一緒に作るのにもおすすめです◎

【材料】

  • りんご 10個
  • グラニュー糖 20g
  • バター 20g
  • シナモン・クローブ お好み

【作り方】

  1. りんごの軸の部分を包丁の刃先で円錐形にくり抜き、フタを作ります
  2. くり抜いた穴にグラニュー糖とバター、シナモン・クローブなどを詰めます
  3. オーブントースターで8〜10分ほど焼きます
  4. 仕上げにお好みでバターを塗ったら完成です

りんごの皮の甘煮

りんごの皮だけで作るおやつ「りんごの皮の甘煮」。そのまま食べても美味しく、紅茶に加えたり、お菓子の生地やフィリングにも活用できます◎

【材料】

  • りんごの皮 2個分
  • グラニュー糖 大さじ4
  • レモン汁(レモン果汁100%) 大さじ1

【作り方】

  1. りんごの皮を好みの大きさに刻み、バッドに広げます
  2. 全体にグラニュー糖をかけて約5~10分置き、水分を出します
  3. 皮を水分ごと鍋にうつし、弱火で混ぜながら柔らかくなるまで煮詰めます
  4. 水分が飛んで、りんごの皮が柔らかくなったら火を止めてレモン汁を加えます
  5. バットに広げて粗熱を取り、消毒した瓶などに詰めて完成です(冷蔵庫で2週間保存できます)

りんごを食べてJAさがえ西村山の挑戦を応援しよう!

さくらんぼや桃、りんごなどのフルーツをはじめ、日本で有数の「米どころ」としても知られる山形県さがえ西村山地区。豊かで寒暖差のある自然環境と生産者のたしかな技術によって、「さくらんぼの王様」といわれる佐藤錦など、四季折々の美味しい食べ物を全国にお届けしています。

そんなさがえ西村山地区に拠点を置き、山形県の中央エリアを管轄するJAさがえ西村山では、2023年より「環境にやさしい栽培技術」と「省力化に資する先端技術等」を取り入れた「グリーンな栽培体系」を目指し、新たな取り組みをスタートしています。

気候変動問題が世界中のイシューとなる中で、全国の生産者にはカーボンニュートラルの実現に向けて化学肥料の低減が求められています。(みどりの食糧システム戦略)

とはいえ、化学肥料を減らすと、収入減少の怖さがあり、生産者にとって大きな負担を強いる可能性があります。そこでJAさがえ西村山では、バイオスティミュラントという新しい農業資材に着目し、生産者の負担を軽減する、新しい栽培方法の開発に挑戦しています。

バイオスティミュラントは、植物に生理学的刺激を与えることで、環境ストレスを受けたために発揮されていない「農作物が本来持っている能力」を、最大限まで改善する資材として期待されている新しい農業用資材です。 農作物の品質や収量の向上や、栄養吸収率を高めることによる化学肥料使用量の低減などの効果をもたらします。
【引用元】バイオスティミュラント 活用による 脱炭素地域づくり協議会

特に、栽培過程で生じる「ゴミ」である食品残渣からバイオスティミュラントを生産することで、「食品から食品」を生む環境負荷の低い栽培を実現し、気候変動に負けない、持続可能な産地を目指しています。

現在、さがえ西村山地区では「さくらんぼ」「桃」「りんご」「米」「なす」の5品目でこの取り組みを実施しているそうです。ぜひ、気候変動問題に果敢に取り組む産地の商品を購入して応援していきましょう!

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