酵素玄米の危険性や副作用とは?
健康に役立つはずの酵素玄米が、なぜ危険といわれているのか気になる人も多いでしょう。ここではまず、酵素玄米の危険性と、それぞれの考えられる原因を合わせて解説します。
酵素玄米に対する不安や疑問を解消するためにも、ひとつひとつチェックしていきましょう!
食中毒のリスクがある?
酵素玄米とは、玄米に小豆と塩を加えて炊いたものを、3~4日ほど保温して熟成させたご飯です。酵素玄米ができあがるまで長時間、炊飯器に入れて保温するため、管理方法が悪いと菌が繁殖して食中毒になるリスクが高まります。
また熟成させている最中は、定期的に炊飯器のフタを開けて混ぜる必要があります。このとき、手やしゃもじに菌が付着していると、酵素玄米に混入してしまう可能性もあります。酵素玄米を作るときは、必ず手や調理器具を清潔にしておき、衛生面に十分配慮しながら管理しましょう。
酵素玄米の食中毒のリスクについては、こちらの記事でもご紹介していますので、ぜひご覧ください◎
消化に悪い?
酵素玄米の素となる玄米は、表面が外皮に覆われているため食感が硬く、パサパサとしています。そのため白米より消化に時間がかかり、あまり噛まずに飲み込むと消化不良を起こす可能性があります。
しかし酵素玄米は、炊いた玄米を熟成させることで酵素が活発に働き、食感も柔らかくもちもちとしています。食べやすさはもちろん、消化不良を起こすリスクも玄米に比べると大幅にカットされているため、安心して食べることができますよ◎
ただしどんな食べ物も、あまり噛まずに飲み込むと胃や腸に負担がかかってしまうので、酵素玄米を食べるときも、よく噛んで食べるよう意識してくださいね。
太ることもある?
酵素玄米は低GI食品としても知られ、白米に比べ糖の吸収が緩やかで脂肪として蓄積されにくいとされています。しかし酵素玄米のカロリーや糖質量は、白米と比較しても大差なく、食べ過ぎると肥満の原因となってしまうこともあります。
栄養価が高く、ヘルシーなイメージのある酵素玄米ですが、たくさん食べれば良いというわけでもないのです。あくまでも適量を守り、他の食材も取り入れながら、バランスの良い食生活を心がけましょう。
酵素玄米を美味しく安全に食べるコツ
管理方法や食べ方を間違えると、体に悪影響を及ぼす可能性もある酵素玄米ですが、正しく食事に取り入れれば美容や健康に様々な効果をもたらしてくれます◎酵素玄米を美味しく安全に食べるためには、以下のポイントに注意しましょう。
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※2024年1~8月のデータ- 熟成中は衛生面に配慮する
- 完成したら冷凍保存する
- しっかりと噛んで食べる
- 食べすぎないよう心がける
酵素玄米の最も注意すべき点は、管理方法です。熟成中は菌が湧きやすいため、衛生面には十分配慮しましょう。また完成後は、冷凍庫で保存するのがおすすめです。冷蔵保存より菌が繁殖するリスクを軽減できますし、長期間美味しさを保って保存することができます。
また酵素玄米を食べるときは、胃や腸に負担がかからないよう、しっかりと噛んでから飲み込みましょう。噛むことで満腹中枢が刺激され、少ない量でも満腹感を得やすくなるため、ダイエット効果も期待できますよ!
さらに1食あたりの摂取量は150g程度を目安とし、食べすぎないよう心がけることも大切。酵素玄米を取り入れて、健康的なダイエットを成功させたいなら、タンパク質を中心に他の食材もバランスよく食べ、酵素玄米ばかり食べすぎないよう意識してみてくださいね。
酵素玄米の効果については、こちらの記事でもご紹介していますので、ぜひご覧ください!!
酵素玄米を食べてJAさがえ西村山の挑戦を応援しよう!
さくらんぼや桃、りんごなどのフルーツをはじめ、日本で有数の「米どころ」としても知られる山形県さがえ西村山地区。豊かで寒暖差のある自然環境と生産者のたしかな技術によって、「さくらんぼの王様」といわれる佐藤錦など、四季折々の美味しい食べ物を全国にお届けしています。
そんなさがえ西村山地区に拠点を置き、山形県の中央エリアを管轄するJAさがえ西村山では、2023年より「環境にやさしい栽培技術」と「省力化に資する先端技術等」を取り入れた「グリーンな栽培体系」を目指し、新たな取り組みをスタートしています。
気候変動問題が世界中のイシューとなる中で、全国の生産者にはカーボンニュートラルの実現に向けて化学肥料の低減が求められています。(みどりの食糧システム戦略)
とはいえ、化学肥料を減らすと、収入減少の怖さがあり、生産者にとって大きな負担を強いる可能性があります。そこでJAさがえ西村山では、バイオスティミュラントという新しい農業資材に着目し、生産者の負担を軽減する、新しい栽培方法の開発に挑戦しています。
【引用元】バイオスティミュラント 活用による 脱炭素地域づくり協議会
特に、栽培過程で生じる「ゴミ」である食品残渣からバイオスティミュラントを生産することで、「食品から食品」を生む環境負荷の低い栽培を実現し、気候変動に負けない、持続可能な産地を目指しています。
現在、さがえ西村山地区では「さくらんぼ」「桃」「りんご」「米」「なす」の5品目でこの取り組みを実施しているそうです。ぜひ、気候変動問題に果敢に取り組む産地の商品を購入して応援していきましょう!