ダイエット中のご飯の正しい食べ方!カロリーコントロールのポイント

ダイエット中のご飯の正しい食べ方!カロリーコントロールのポイント

ダイエットを成功させるポイントは、食事が大いに関係しています。特に日本で主食となる「ご飯」の食べ方や量には注意が必要です。しかし、いざ調べてみると糖質制限やカロリーコントロール等、難しい言葉がたくさん出てきて混乱することもあるでしょう。 そこでこの記事では、ダイエットとご飯の関係について、糖質やカロリーなどの基本的な知識から、ダイエット中の食べ方や量まで、具体的に解説していきます。あなたのダイエットを成功させるための手助けになれば幸いです◎

ダイエットと糖質摂取量の関係

まずは、ご飯に多く含まれる糖質とダイエットの関係性について解説します。

女性の1日の糖質摂取量の目安

女性が1日に摂取するべき糖質の量は、体格や活動量により異なります。しかし、一般的な目安としては、活動量がほとんどない方であれば、約210g程度が適量とされています。

一方、ダイエットや健康管理を目的とした糖質制限においては、130g以下を目安にすることが推奨されます。この量は、1日3食あたりで考えると、1食あたり約40gとなります。糖質が多い食材としては、ご飯110gや食パン80gなどが例として挙げられます。これらは、適量を守る上での参考になります。

糖質制限ダイエットとは?

糖質制限ダイエットは、一日に摂取する糖質の量を制限することで、体脂肪の減少を目指すダイエット法です。厚生労働省が推奨する一日の糖質摂取量は平均で男性は360g、女性は280gですが、糖質制限ダイエットではこれを大幅に減らします。

具体的な数値としては、「ハード」では70g以下、「普通」では100g以下、「ゆるめ」では130g以下を目安にします。この中で、医師の監修のもとでない場合は「ゆるめ」の130g以下が推奨されています。

ただし、糖質は体のエネルギー源となる重要な栄養素であるため、無理な制限は避け、バランスの良い食事を心掛けましょう。

ご飯のカロリーと糖質

ここからは、ご飯のカロリーと糖質について詳しく見ていきましょう。

白米のカロリーと糖質

白米は日本人の主食であり、そのカロリーと糖質量はダイエットにおいて重要な観点です。白米100g(小盛り1杯234kcalと390kcal、糖質は)のカロリーは156kcal、糖質は38.1gです。また、150g(中盛り1杯)と250g(大盛り1杯)のご飯のカロリーは、それぞれ234kcalと390kcal、糖質は57.2gと95.3gとなります。

白米1合(生のお米で150g)を炊くと約330gになり、その場合のカロリーは515kcal、糖質量は125.7gです。ごはんの量は、お茶碗の大きさや食べ方により変わるため、自分がどのくらい食べているか一度量ってみると良いでしょう。

おにぎりのカロリーと糖質

おにぎりは手軽に食べられる点から、ダイエット中の女性にも人気の食品です。しかし、具材によってカロリーや糖質の量は変動します。基本的な白米のおにぎり1個分(約110g)では、カロリーは172kcal、糖質は41.9gとなります。

例えば、定番の梅おにぎりならカロリーは約150kcal、糖質は約30gですが、ツナマヨや鶏五目などのおにぎりではカロリーも糖質も高くなります。具材を選ぶことで、摂取カロリーや糖質を調節することが可能です。具材の選択によるカロリー・糖質の違いを意識し、ダイエット中の食事としておにぎりを選ぶ際の参考にしてください。

こちらの記事では、おにぎりのカロリーや糖質、ダイエット中に食べるときのポイントなど詳しく解説しています。ダイエット中もおにぎりを美味しく楽しみたい人は、ぜひ併せてチェックしてくださいね!

【ダイエット必見】おにぎりのカロリー・糖質まとめ!塩おにぎりのカロリーもチェック!

ご飯に含まれる栄養素とその効果

ご飯は主に炭水化物である糖質を含んでいますが、その他にも様々な栄養素が含まれています。主なものとしては、体を作るためのタンパク質、エネルギー源となる脂質、体の働きを助けるビタミンやミネラルです。

特にご飯には、エネルギー代謝を助けるビタミンB1や、血液を作るための鉄分、血圧調整に関与するカリウムが豊富に含まれています。また、食物繊維も含まれており、便秘の予防や腸内環境の改善に有効です。これらの栄養素は、適量のご飯摂取と共にバランス良く摂ることで、健康管理や美容、ダイエットに役立ちます。

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ダイエット中のご飯の適量と食べ方

ここからは、ダイエット中の適切なご飯の量と食べ方について紹介します。

ご飯を食べる時間帯と頻度

ダイエット中でも、ご飯を上手に取り入れることで健康的に体重管理が可能です。重要なのは、ご飯を食べる時間帯とその頻度です。

一般的には、活動量の多い昼前後に糖質を摂取すると、エネルギーとして消費されやすいとされています。したがって、主食を中心にした食事は昼食にすると良いでしょう。また、夕食は軽めにすることで、無駄なエネルギー摂取を避けることが可能です。

頻度については、1日3回、朝昼夕とバランス良く摂取することが基本です。特に朝食は一日のエネルギー源となるので、バランスよく栄養を摂ることが大切です。具体的なご飯の量や摂取時間帯は個々の生活スタイルや体調に応じて調整しましょう。

ダイエット中の1日のご飯の適量

ダイエット中のご飯の量は年齢や性別、体格、活動量によって異なります。

農林水産省「食事バランスガイド」をもとに考えると、1食あたりのご飯の量は女性で140g前後、男性で180g程度が目安となるでしょう。

ダイエット中でも美味しく満足感を得るご飯のアレンジ方法

ここからは、ダイエット中におすすめなご飯のアレンジ方法を紹介します。

カリフラワーやしらたきを使った低糖質ご飯の作り方

ダイエット中でも満足感を得られる食事を作るには、カリフラワーやしらたきといった低糖質の食材を上手に活用しましょう。

例えば、カリフラワーは食物繊維が豊富でカロリーが低いため、ごはんの代わりに使用することで糖質を抑えることが可能です。カリフラワーをフードプロセッサーで細かくした後、少量の油で炒めるだけで、ライスのような食感の「カリフラワーライス」が作れます。

また、しらたきはほぼ0カロリーで、満腹感を得ることができます。しらたきをよく洗って水で茹でた後、炒め物や煮物に加えるだけでなく、ご飯と一緒に炊くことで「しらたきごはん」も作れます。

これらの方法を試すことで、ダイエット中でも美味しく食事を楽しむことができます。

雑穀米やもち麦入りごはんの効果とその食べ方

雑穀米やもち麦入りのごはんは、ダイエット中の食事におすすめです。雑穀米は、白米と比較して鉄分やビタミンB1、食物繊維が豊富で、カロリーや糖質の量も白米と大きな違いはありません。そのため、栄養価を高めつつ、カロリー摂取量を抑えることが可能です。

一方、もち麦入りのごはんは、白米よりも食物繊維が多く含まれており、カロリーが低めです。これは、ダイエット中の人には非常に有効な特徴です。満腹感を得られる食物繊維を多く摂取することで、食事の量を自然と減らすことができます。

これらのごはんは、白米と同様に炊飯器で炊くだけなので、取り入れやすいです。食事のバリエーションを増やしつつ、健康的なダイエットを実現しましょう。

まとめ

ダイエット中は、ご飯の量や食べ方を適切に管理することが重要です。1日に摂取すべき糖質量は活動量や体格により変動しますが、一般的な女性では約210g程度が目安となります。ダイエットを考慮するなら、糖質制限の度合いによっても異なりますが、「ローカーボダイエット」を指針とした130g以下を目安にしましょう。

また、白米のカロリーやおにぎりのカロリーを知り、それを踏まえて摂取量をコントロールすることも大切です。ダイエット中でも美味しく満足感を得るためには、カリフラワーやしらたきを使った低糖質のご飯や雑穀米、もち麦入りのご飯などを試してみるのもおすすめですよ◎

お米を食べてJAさがえ西村山の挑戦を応援しよう!

さくらんぼや桃、りんごなどのフルーツをはじめ、日本で有数の「米どころ」としても知られる山形県さがえ西村山地区。豊かで寒暖差のある自然環境と生産者のたしかな技術によって、「さくらんぼの王様」といわれる佐藤錦など、四季折々の美味しい食べ物を全国にお届けしています。

そんなさがえ西村山地区に拠点を置き、山形県の中央エリアを管轄するJAさがえ西村山では、2023年より「環境にやさしい栽培技術」と「省力化に資する先端技術等」を取り入れた「グリーンな栽培体系」を目指し、新たな取り組みをスタートしています。

気候変動問題が世界中で注目されるようになった中で、全国の生産者にはカーボンニュートラルの実現に向けて化学肥料の低減が求められています。(みどりの食糧システム戦略)

とはいえ、化学肥料を減らすと、収入減少の怖さがあり、生産者にとって大きな負担を強いる可能性があります。そこでJAさがえ西村山では、バイオスティミュラントという新しい農業資材に着目し、生産者の負担を軽減する、新しい栽培方法の開発に挑戦しています。

バイオスティミュラントは、植物に生理学的刺激を与えることで、環境ストレスを受けたために発揮されていない「農作物が本来持っている能力」を、最大限まで改善する資材として期待されている新しい農業用資材です。 農作物の品質や収量の向上や、栄養吸収率を高めることによる化学肥料使用量の低減などの効果をもたらします。
【引用元】バイオスティミュラント 活用による 脱炭素地域づくり協議会

特に、栽培過程で生じる「ゴミ」である食品残渣からバイオスティミュラントを生産することで、「食品から食品」を生む環境負荷の低い栽培を実現し、気候変動に負けない、持続可能な産地を目指しています。

現在、さがえ西村山地区では「さくらんぼ」「桃」「りんご」「米」「なす」の5品目でこの取り組みを実施しているそうです。ぜひ、気候変動問題に果敢に取り組む産地の商品を購入して応援していきましょう!

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鈴木 亜子

鈴木 亜子 Suzuki Ako

管理栄養士

管理栄養士。大学卒業後、主に医療機関に勤務。チーム医療の一端を担い、生活習慣病どさまざまな疾患の栄養管理に取り組む。得意分野は糖尿病で療養指導や透析予防、重症化予防などを担当した経験も。現在は豊富な栄養相談経験を活かし、健康に関わる分野の記事執筆などを行う。

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