ナスを冷凍するとまずくなる?
ナスは水分量が多く、冷凍すると皮の部分が硬くなり、果肉は水分が抜けて食感が悪くなるといわれています。しかし、冷凍によって果肉の細胞が壊れたナスは、調味料の味が染み込みやすくなるというメリットもあります◎
また冷凍することで保存期間を最大1カ月まで伸ばすこともでき、本来あまり日持ちしないナスを長く便利に活用できますよ。ナスを上手に冷凍し、美味しく調理するためには、用途に合わせて適切な下処理を行うことが大切です。
生のナスの冷凍保存法
生のナスを丸ごと冷凍する方法は、以下の通りです。
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※2024年8月のデータ冷凍方法
- ナスを洗い、しっかりと水気を拭き取ります
- ラップで包み、冷凍可能な保存袋に入れます
- 空気を抜きながら口を閉め、冷凍庫に入れます
生のナスは、冷凍庫で1カ月ほど保存が可能です◎ヘタは解凍した後に切り取れば良いので、そのまま冷凍してOK!簡単で手間もかからないので、ナスをたくさん冷凍したいときにおすすめの方法です。
解凍方法
冷凍した生のナスは、完全に解凍すると水分が抜けて食感が悪くなってしまうので、600Wの電子レンジで1本あたり30秒ほど加熱し、半解凍の状態にして調理します。丸ごと冷凍したナスは形や繊維がしっかりと残るので、蒸しナスや煮びたしなどナスを主役とした料理にピッタリですよ◎
生のナスを冷凍する方法やコツについてより詳しく知りたい人は、こちらの記事も合わせてチェックしてみてください♪
焼きナスの冷凍保存法
焼きナスを冷凍する方法は、以下の通りです。
冷凍方法
- ナスを洗い、しっかりと水気を拭き取ります
- グリルやトースターで両面20〜30分ほど、皮が黒くなるまで焼きます
- 皮なしで冷凍したい場合は、粗熱が取れてから皮を剥きます
- ヘタを切り、食べやすい大きさにカットします
- 食べる分量ずつに分けてラップで包み、冷凍可能な保存袋に入れます
- 空気を抜きながら口を閉め、冷凍庫に入れます
焼きナスは、冷凍庫で2~3週間ほど保存が可能です◎焼きナスは加熱する過程で水分が抜けるため、冷凍しても食感が変わりにくく、美味しく食べることができますよ。皮つきで冷凍したい場合は、3の手順を省き、そのままカットしてください。解凍してみて、もし皮が硬くて気になるようなら、後からでも剥くことができます。
解凍方法
冷凍した焼きナスは、自然解凍または冷蔵解凍すると、とろっとした食感になります。またグリルやトースターで10~15分ほど焼くと、皮がパリッと仕上がり、香ばしい風味も楽しめますよ◎
揚げナスの冷凍保存法
揚げナスを冷凍する方法は、以下の通りです。
冷凍方法
- ナスを洗い、しっかりと水気を拭き取ります
- 食べやすい大きさにカットしたら10分ほど水にさらします
- 鍋やフライパンに高さ5mmほどの油を入れて中火にかけます
- ナスの水気をしっかりと拭き取り、油が温まったらナスを入れます
- こんがりと揚げ色がついたらキッチンペーパーに取り出します
- 油を切って粗熱が取れたら、冷凍可能な保存袋に入れます
- 空気を抜きながら口を閉め、冷凍庫に入れます
揚げナスは、冷凍庫で2週間ほど保存が可能です◎焼きナス同様に、加熱する過程で水分が抜けるため、食感の変化はほとんど気になりません。また高温の油で揚げ焼きしているため、冷凍しても皮が硬くなりにくく、そのまま料理に使うことができますよ。
解凍方法
冷凍した揚げナスは、解凍不要で凍ったまま調理できます。軽く油で揚げ直し、調味料をかけて揚げびたしにすると美味しく食べられますよ。また皮つきのままパスタや炒め物の具材として使っても、ジューシーで美味しく仕上がります。
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※2024年8月のデータ冷凍焼きナスの簡単レシピ
冷凍した焼きナスは、解凍してそのまま食べるだけでなく、様々な料理に活用できます◎
シンプルな調理法だからこそ、アレンジの仕方も自由自在!冷凍焼きナスを使うことで、調理時間も短縮できますし、柔らかくてとろっとした食感を存分に楽しむことができますよ。
出汁たっぷり焼きナス
焼きナスをしょうゆベースの出汁と薬味で頂く「出汁たっぷり焼きナス」。定番の味付けで調理も簡単なので、忙しい日の副菜にピッタリな一品です◎
【材料】
- 冷凍焼きナス 3~5本分
- A水 250cc
- A顆粒和風だし 小さじ2/3杯
- Aしょうが(すりおろし) 小さじ1杯
- A酒 大さじ1と1/2杯
- Aみりん 大さじ2杯
- Aしょうゆ 大さじ2杯
- 小ねぎ 1本分
- かつおぶし お好み
【作り方】
- 鍋にAを全て入れて火にかけ、ひと煮立ちしたら火からおろします
- 解凍した冷凍焼きナスを器に盛り付け、上から1をかけます
- 仕上げに小口切りにした小ねぎとかつおぶしを散らせば完成です
焼きナス入り味噌汁
いつもの味噌汁に、ごろっと焼きナスが入った「焼きナス入り味噌汁」。香ばしい焼きナスの風味と味噌の味わいがマッチした一品です◎
【材料】
- 冷凍焼きナス 1本
- 白ねぎ 1/3本
- ごま油 小さじ2
- 出汁 400ml
- 味噌 大さじ1〜2
【作り方】
- 小鍋にごま油を入れ、解凍した冷凍焼きナスと白ねぎを両面焼きます
- 焼き色が付いたらいったん取り出し、出汁を入れて一煮立ちさせます
- そこに焼いた白ねぎとナスを加え、味噌を溶かし入れれば完成です
ナスと鶏肉のおかか炒め
食欲をそそる甘辛ダレが絡み、白ご飯と相性バツグンな「ナスと鶏肉のおかか炒め」。作り置きできて、毎日の副菜やお弁当にも活用できる一品です◎
【材料】
- 冷凍焼きナス 3本
- 鶏もも肉 1枚(250g)
- かつおぶし 3パック(10g)
- 白いりごま 小さじ2杯
- A酒 大さじ1杯
- Aみりん 大さじ1杯
- A砂糖 大さじ1/2杯
- Aしょうゆ 大さじ1と1/2杯
- 塩 少々
- 黒こしょう 少々
- ごま油 大さじ1杯
【作り方】
- 鶏肉を大きめのひと口大に切り、塩と黒こしょうをまぶします
- フライパンにごま油を入れて火にかけ、鶏肉を皮目から並べ入れます
- 皮に焼き目が付いたら裏返し、フタをして中火で5分蒸し焼きにします
- 鶏肉が焼けたら解凍した焼きナスを加えて軽く火を通します
- Aを混ぜたものを加え、煮汁がなくなるまで煮詰めて火を止めます
- 器に盛り付け、かつおぶしと白いりごまを加えてサッと混ぜたら完成です
ナスを食べてJAさがえ西村山の挑戦を応援しよう!
さくらんぼや桃、りんごなどのフルーツをはじめ、日本で有数の「米どころ」としても知られる山形県さがえ西村山地区。豊かで寒暖差のある自然環境と生産者のたしかな技術によって、「さくらんぼの王様」といわれる佐藤錦など、四季折々の美味しい食べ物を全国にお届けしています。
そんなさがえ西村山地区に拠点を置き、山形県の中央エリアを管轄するJAさがえ西村山では、2023年より「環境にやさしい栽培技術」と「省力化に資する先端技術等」を取り入れた「グリーンな栽培体系」を目指し、新たな取り組みをスタートしています。
気候変動問題が世界中のイシューとなる中で、全国の生産者にはカーボンニュートラルの実現に向けて化学肥料の低減が求められています。(みどりの食糧システム戦略)
とはいえ、化学肥料を減らすと、収入減少の怖さがあり、生産者にとって大きな負担を強いる可能性があります。そこでJAさがえ西村山では、バイオスティミュラントという新しい農業資材に着目し、生産者の負担を軽減する、新しい栽培方法の開発に挑戦しています。
【引用元】バイオスティミュラント 活用による 脱炭素地域づくり協議会
特に、栽培過程で生じる「ゴミ」である食品残渣からバイオスティミュラントを生産することで、「食品から食品」を生む環境負荷の低い栽培を実現し、気候変動に負けない、持続可能な産地を目指しています。
現在、さがえ西村山地区では「さくらんぼ」「桃」「りんご」「米」「なす」の5品目でこの取り組みを実施しているそうです。ぜひ、気候変動問題に果敢に取り組む産地の商品を購入して応援していきましょう!