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桃の正しい保存方法とは?美味しさを長持ちさせる保存のコツを徹底解説!

桃の正しい保存方法とは?美味しさを長持ちさせる保存のコツを徹底解説!

桃は甘くてジューシーで、とても美味しい果物ですが、あまり日持ちしないことでも知られています。 今回は、そんな桃の美味しさを長持ちさせる保存のコツについて紹介します!桃を長期保存したい場合や、カットした桃を保存したい場合など、シーンごとに最適な保存方法を紹介するので、桃を少しでも長く美味しく楽しみたい人はぜひ参考にしてくださいね♪

桃は常温保存で甘みとみずみずしさをキープ!

桃は冷蔵庫に入れてしまいがちですが、実は常温での保存に適した果物。桃は冷気に弱く、冷やしすぎると甘みやみずみずしさが落ちてしまうんです。またスーパーなどで販売されている桃は未熟で硬いこともあります。そのような桃は、常温で数日置くことで追熟され、より柔らかく、甘みも強く感じられるようになりますよ◎

常温保存のやり方

  1. 桃を1個ずつペーパータオルで包みます
  2. さらにポリ袋に入れ、口をしっかり閉じます
  3. 自重で実が傷まないよう、フルーツキャップを履かせます(フルーツキャップがない場合はペーパータオルを重ねて桃の下に敷きます)
  4. 風通しが良く、涼しい場所で保存します(エアコンの冷気が直接当たる場所は避けます)

このやり方で、2~3日程度は桃の美味しさをキープしたまま保存することができます。食べるときは、1~2時間ほど冷蔵庫で冷やすと果肉が引き締まり、甘みやみずみずしさが増して美味しくなりますよ!

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桃の美味しさを長持ちさせる保存のコツ

桃は基本的に常温保存がおすすめですが、美味しさを長持ちさせるには、いくつかコツがあります。

特に桃が旬を迎えるのは暑い夏の時期なので、常温保存のやり方を間違えると、傷んでしまう恐れもあります。保存のポイントや注意点をおさえて、桃の美味しさを長持ちさせましょう!

乾燥に注意する

桃を保存する際に気を付けたいのが、乾燥です。桃は皮が薄く弱いので、風にあたりすぎるとすぐに乾燥してみずみずしさが抜けてしまいます。

そのため桃を保存する際はペーパータオルなどで包み、できるだけ乾燥を防ぎましょう。桃の数が多い場合や、ペーパータオルで包めないほど大きい場合は、新聞紙でも代用できます◎またエアコンの冷気は桃を乾燥させる原因となるため、冷風が直接当たる場所での保存は避けましょう。

できるだけ温度変化を避ける

乾燥に弱い桃ですが、高温多湿も避ける必要があります。特に直射日光は桃の劣化を早める原因となるため、日差しの影響を受けない冷暗所での保存をおすすめします。1日を通して寒すぎず暑すぎず、風通しの良い涼しい場所で保存することで、温度変化による桃の劣化を防ぐことができますよ◎

また桃は常温で販売されていることが多いですが、中にはクール便など冷蔵状態で届く場合もありますよね。冷蔵状態の桃を常温に置くと、温度変化によって傷んでしまうため、冷蔵庫の野菜室で保存しましょう。

2~3日を目安に食べきる

購入した桃は、2~3日以内を目安に食べきりましょう。桃はデリケートな果物で、乾燥や湿気、温度変化など様々な要因で品質が劣化してしまいます。上手に保存すれば、数日は美味しさをキープできますが、それ以上保存すると味も食感も落ちてしまいます。

常温で購入した桃は常温保存で、冷蔵で購入した桃は冷蔵庫の野菜室で保存し、どちらの場合もできるだけ早く食べきることが桃を美味しく味わうコツです。


桃を長期保存するなら冷凍保存がおすすめ!

本来は2~3日以内に食べきるのがベストな桃ですが、贈り物でたくさん頂いたときなど、どうしても数日で食べきるのが難しいこともありますよね。

そんなときは、桃を丸ごと冷凍保存するのがおすすめです◎冷凍保存なら、桃を長期保存することができ、生の桃とはまた違った味わいを楽しむことができますよ!

2024年産地別の桃人気ランキング

※2024年5~8月までのデータ
※JAふくしま未来・JAフルーツ山梨・JA新潟かがやき・JAさがえ西村山の桃の売上データ

冷凍保存のやり方

「桃を丸ごと冷凍できるの?」と不安に思う人もいるかと思いますが、実は皮を剥いたり、カットする前の桃の方が、美味しく冷凍することができます◎

【冷凍保存のやり方】

  1. 桃を流水に当てながら優しく洗います
  2. ペーパータオルで水気をしっかりと拭き取ります
  3. 1個ずつラップで包み、冷凍用保存袋に入れて空気を抜きながら口を閉じます(ストローを使うと簡単に空気が抜け、真空に近い状態を作ることができます)
  4. 桃どうしが重ならないよう、冷凍庫に並べて保存します

このやり方で、約1カ月程度は保存できます。皮を剥く前に冷凍することで、中の水分が抜け出るのを防ぎ、みずみずしさをキープしたまま保存できますよ。

冷凍した桃の解凍方法

冷凍した桃は、解凍する時間によって様々な楽しみ方ができます。生の桃とは食感などが異なりますが、冷凍した桃にしかない美味しさを味わえるのも、冷凍保存の魅力です。

解凍方法

  1. 冷凍状態のまま、皮に薄く十字の切り込みを入れます
  2. 切り込み部分に流水を当てながら皮を剥きます(冷凍した桃は実と皮の間に隙間ができるため、水に当てると簡単に皮が剥けます)
  3. 15〜30分ほど常温に置き、好みの硬さになったら食べやすい大きさに切ります

15分ほど常温に置くと半解凍状態になり、表面はシャリシャリ、中はトロッとした食感になります。シャーベット感覚で味わえるので、暑い夏のデザートにピッタリです!

また30分ほど常温に置くと完全解凍され、生の桃以上にトロッと滑らかな食感を楽しめるようになります。口の中でとろけるような舌触りと濃厚な甘みを存分に味わってください◎

カットした桃の保存方法と日持ち

桃を食べるためにカットしたものの、食べきれずに残ってしまったということもありますよね。桃は皮を剥いてカットすると、果肉が変色したり、傷みやすくなってしまいます。

では一度カットした桃を保存するには、どのような方法があるのでしょうか。ここでは、カットした桃の保存方法と、変色を防ぐ裏技について紹介します。

カットした桃は冷蔵庫で保存

カットした桃は、ピッタリとラップをするか、保存容器に移して冷蔵庫で保存しましょう。一度カットした桃は皮が剥かれているため水分が抜けやすく、空気に触れると乾燥してしまいます。

そのためできるだけ早めに冷蔵庫に移し、空気に触れないよう配慮しましょう。またカットした桃の果肉は傷みやすく、変色や食感の変化が早まります。冷蔵庫に入れた後、できれば翌日中には食べきるようにしましょう。

果肉の変色を防ぐ裏技

一度カットした桃の果肉は、時間が経つにつれ茶色っぽく変色してしまいますが、次の材料で作った水に浸して保存すると、変色をある程度防ぐことができます◎

  • 水(200ml):塩1/5
  • 水(200ml):砂糖大さじ1
  • 水(200ml):レモン汁大さじ2

200mlの水に、塩、砂糖、レモン汁のいずれかを既定の分量通り加え、そこにカットした桃を浸して冷蔵庫に入れます。保存期間の目安は1日程度ですが、果肉が変色するのを防ぐことができ、次に食べるときもキレイなクリーム色とみずみずしさを楽しめますよ!

こんな桃は早めに食べよう!傷みかけの桃の特徴

桃はデリケートな果物なので、気を付けて保存していても、思ったより早く傷んでしまうこともあるかもしれません。せっかくの桃が、食べられずに腐ってしまうのは残念ですよね。

ここでは、食べ頃を過ぎた、早めに食べるべき桃の特徴について紹介します。もし自宅にこんな桃があったら、できるだけ早く食べきりましょう!

こちらの記事では、桃の食べ頃サインやおすすめの食べ方について紹介しています。桃の食べ頃を見逃さず、最大限美味しく味わいたい人はぜひ合わせてチェックしてください♪

桃の美味しい食べ方とは?食べ頃サインや上手な切り方、おすすめアレンジレシピも紹介!

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見た目が茶色く変色している

桃が傷みはじめているサインとして最も分かりやすいのが、色の変化。新鮮な桃は全体的にきれいなピンク色をしていますが、傷みはじめた桃は茶色っぽく変色してきます。

もし桃が茶色っぽく変色してしまったときは、においを嗅いでみて、腐敗臭がしなければ食べても問題ないでしょう。

皮にハリがなくしわしわ

桃の皮はハリがあり、実にしっかりとくっついているのが通常ですが、傷んでくるとハリがなくなり、しわしわになってきます。皮がしわしわになっているのは、桃が傷みはじめているサイン。

一見ピンク色をしていても、皮のハリに変化が見られることもあります。買ってから数日経った桃は、できるだけよく観察しておくと良いでしょう。

触ると柔らかく果汁が出てくる

保存していた桃を食べようと手に取ると、思いのほか柔らかく果汁が出てきてしまうことも。これは中の実が熟し過ぎて溶け出しているサイン。

色に大きな変化がない場合は、一度カットしてみて、実の状態やにおいで食べられるか判断しましょう。

大量消費に役立つ桃のおすすめアレンジレシピ3選

食べ頃を過ぎてしまった桃は、できるだけ早く消費する必要があります。しかし一度に大量に食べるのは難しいですよね。そんなときは、桃のアレンジレシピを活用して大量消費しましょう!

ここでは、大量消費に役立つ桃のおすすめアレンジレシピを3つ紹介するので、桃を食べきれそうになくてお困りの際は、ぜひ活用してください◎

レシピ①桃の寒天ゼリー

子どもも喜ぶ寒天ゼリーに、桃を加える簡単レシピ。つるっとした食感で、いくらでも食べられそうです!通常レシピの水と砂糖をスポーツドリンクに変えると、よりさっぱりとした味わいに。ぜひ試してみてくださいね。

<材料(ゼリーカップ(200cc8個分>

桃:2個 レモン汁:大さじ2 水:600cc 粉寒天:4g 砂糖:80g

<作り方>

  1. 桃は中心にある種を軸に包丁を一周させ、捻りながら半分に割り種を取り除く
  2. 1を4等分して皮を剥き、一口大にカットする
  3. 2をレモン汁で和え、カップに入れておく
  4. 鍋に水と粉寒天を入れ、中火にかけてかき混ぜる
  5. 3が沸騰したら、その状態を保ったまま1〜2分加熱する
  6. 4に砂糖を加え、溶けたら火を止める
  7. 6の粗熱が取れたら3に注ぎ入れ、冷蔵庫で冷やし固める

レシピ②桃と生ハムのサラダ

桃のみずみずしさと甘さ、生ハムの塩気は相性抜群!パーティーやお酒のおつまみにもぴったりですよ。桃のアレンジレシピといえばデザートが思い浮かびますが、さまざまな料理に活用することで旬の桃をたっぷり味わえます。

<材料>

桃:1個 レモン汁:小さじ2 生ハム:適量 ベビーリーフ:適量 プチトマト:適量 オリーブオイル:大さじ1 こしょう:少々

<作り方>

  1. 種と皮を取り除いた桃をくし形にカットし、レモン汁をかけて冷やしておく
  2. 皿に並べた1の上に生ハムをのせ、周囲にベビーリーフとプチトマトを盛り付ける
  3. 全体にオリーブオイルをまわしかけ、お好みでこしょうをかける

レシピ③桃ジャム

桃の甘みと酸味が絶妙に調和した桃ジャムは、桃の大量消費にぴったり。冷凍保存できる点も便利ですね。桃ジャムはパンに塗ったりヨーグルトに添えたりする食べ方が定番ですが、料理のソースや隠し味に使ったりジュースにしたりとさまざまなアレンジが可能です。

<材料>

桃:3〜5個(好きなだけ) 砂糖:桃の重量の40〜50%程度 レモン汁:桃3個でレモン1/2個分程度

<作り方>

  1. (下準備)ジャムを入れる瓶を煮沸消毒しておく
  2. 桃はきれいに洗い、産毛を取り除く
  3. 種と皮を取り除き、果肉は適当にカットする
  4. 桃の種と皮はお茶パックなどに入れておく(色付けのために使用)
  5. ステンレスやホーロー製の鍋に3と4、砂糖、レモン汁を入れて中火にかける
  6. 煮立ったらアクを取りながら中火で煮詰めていく(木べらで桃をつぶすようにして、ていねいに混ぜる)
  7. とろみがついたらお茶パック(皮と種)を取り出し、火からおろす
  8. 熱いうちに瓶に詰め、きっちりと蓋を閉めたら瓶を逆さまにして冷ます

桃を食べてJAさがえ西村山の挑戦を応援しよう!

さくらんぼや桃、りんごなどのフルーツをはじめ、日本で有数の「米どころ」としても知られる山形県さがえ西村山地区。豊かで寒暖差のある自然環境と生産者のたしかな技術によって、「さくらんぼの王様」といわれる佐藤錦など、四季折々の美味しい食べ物を全国にお届けしています。

そんなさがえ西村山地区に拠点を置き、山形県の中央エリアを管轄するJAさがえ西村山では、2023年より「環境にやさしい栽培技術」と「省力化に資する先端技術等」を取り入れた「グリーンな栽培体系」を目指し、新たな取り組みをスタートしています。

気候変動問題が世界中のイシューとなる中で、全国の生産者にはカーボンニュートラルの実現に向けて化学肥料の低減が求められています。(みどりの食糧システム戦略)

とはいえ、化学肥料を減らすと、収入減少の怖さがあり、生産者にとって大きな負担を強いる可能性があります。そこでJAさがえ西村山では、バイオスティミュラントという新しい農業資材に着目し、生産者の負担を軽減する、新しい栽培方法の開発に挑戦しています。

バイオスティミュラントは、植物に生理学的刺激を与えることで、環境ストレスを受けたために発揮されていない「農作物が本来持っている能力」を、最大限まで改善する資材として期待されている新しい農業用資材です。 農作物の品質や収量の向上や、栄養吸収率を高めることによる化学肥料使用量の低減などの効果をもたらします。
【引用元】バイオスティミュラント 活用による 脱炭素地域づくり協議会

特に、栽培過程で生じる「ゴミ」である食品残渣からバイオスティミュラントを生産することで、「食品から食品」を生む環境負荷の低い栽培を実現し、気候変動に負けない、持続可能な産地を目指しています。

現在、さがえ西村山地区では「さくらんぼ」「桃」「りんご」「米」「なす」の5品目でこの取り組みを実施しているそうです。ぜひ、気候変動問題に果敢に取り組む産地の商品を購入して応援していきましょう!

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