ワッサーとは?
ワッサーは、長野県須坂市で生まれたフルーツで、「山根白桃」と「水野ネクタリン」を交配して生まれた新種とされています。大きさは通常の桃よりやや小ぶりで、ネクタリンと同じくらいです。
果肉は黄色で、切った直後には引き締まり、サクサクとした食感を楽しむことができます。甘みはそれほど強くありませんが、酸味の少ない上品な味わいをしています。また、ワッサーの果肉には、カロチンや鉄分が多く含まれています。そのため、栄養価も高く、健康を考える方にもおすすめです。一方で、生産量がまだまだ少ないため、全国的にはあまり流通しておらず、ネットでの購入がおすすめとされています。
ネクタリンとは?
ネクタリンは、桃の変種ですが、見た目や食感が異なることから別の果物と誤認されることもあります。通常の桃と違い、果皮に産毛がなく滑らかなのが大きな特徴です。
さらに、果肉は白色から黄色で、甘さは桃より少し控えめであり、爽やかな酸味を感じることができます。ネクタリンの名前はギリシャ語の「ネクター(神々の飲み物)」から来ており、その美味しさを表しています。栄養価も高く、ビタミンAやCが豊富で、食物繊維も多いため、美容や健康維持にも効果的です。
ワッサーのおすすめの食べ方
ここからは、ワッサーのおすすめの食べ方を紹介します。
皮つきで食べる
ワッサーの皮は非常に薄く、食べやすいという特徴があります。しっかりとした果肉との食感の違いも楽しめ、スナック感覚で手軽に楽しめるのがワッサーの大きな魅力です。皮にも食物繊維などの栄養素がたっぷり含まれているため、健康を意識する人はぜひ皮ごと食べてみてください。
切り方と調理法
ワッサーの果肉はしっかりしておりサクサクとした食感があります。また、味わいにクセがなく上品なので、そのまま食べるだけでなく、他の食材と組み合わせるのに向いています。例えば、お好みの野菜とドレッシングで作ったサラダに加えたり、バナナやベリーなどと一緒にスムージーとして味わうのもおすすめです。
ネクタリンのおすすめの食べ方
ここからは、ネクタリンのおすすめの食べ方を紹介します。
丸かじりで食べる
ネクタリンには、独特の爽やかな風味があり、丸かじりすることでその味わいを存分に楽しむことができます。また、ネクタリンに含まれる豊富な栄養素を無駄なく摂取するためにも、まずは何も手を加えず、丸ごと頂くのがベストな食べ方です。
焼いて食べる
ネクタリンの食べ方の一つとして、焼く方法もあります。ネクタリンを半分に切り、種を取り除いたらオーブンやトースターで焼きます。表面に砂糖をまぶしておくと、キャラメリゼされて甘さと香ばしさが加わり、ネクタリンの風味がより一層引き立ちます。お好みでバニラアイスを添えれば、午後のティータイムにピッタリなデザートになりますよ。
まとめ:ワッサーとネクタリン、それぞれの魅力を楽しむ
今回は、ワッサーとネクタリン、それぞれの魅力について紹介しました。
ワッサーは、信州生まれのフルーツで、サクサクとした食感と程よい甘さが特徴です。一方、ネクタリンは皮がつるつるとしており、桃よりも甘さが強く、香りも豊かです。
また、それぞれの食べ方についてもご紹介しました。果物そのものの美味しさを楽しむなら生食がベストですが、他の食材と合わせたり、加熱調理して食べるのもおすすめです。
どちらも夏の季節にぴったりのフルーツなので、旬の時期にはぜひ手に取ってその魅力を堪能してくださいね◎
また桃の品種や特徴については、こちらの記事でもご紹介していますので、ぜひご覧ください!
桃の品種
桃の特徴
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さくらんぼや桃、りんごなどのフルーツをはじめ、日本で有数の「米どころ」としても知られる山形県さがえ西村山地区。豊かで寒暖差のある自然環境と生産者のたしかな技術によって、「さくらんぼの王様」といわれる佐藤錦など、四季折々の美味しい食べ物を全国にお届けしています。
そんなさがえ西村山地区に拠点を置き、山形県の中央エリアを管轄するJAさがえ西村山では、2023年より「環境にやさしい栽培技術」と「省力化に資する先端技術等」を取り入れた「グリーンな栽培体系」を目指し、新たな取り組みをスタートしています。
気候変動問題が世界中で注目されるようになった中で、全国の生産者にはカーボンニュートラルの実現に向けて化学肥料の低減が求められています。(みどりの食糧システム戦略)
とはいえ、化学肥料を減らすと、収入減少の怖さがあり、生産者にとって大きな負担を強いる可能性があります。そこでJAさがえ西村山では、バイオスティミュラントという新しい農業資材に着目し、生産者の負担を軽減する、新しい栽培方法の開発に挑戦しています。
【引用元】バイオスティミュラント 活用による 脱炭素地域づくり協議会
特に、栽培過程で生じる「ゴミ」である食品残渣からバイオスティミュラントを生産することで、「食品から食品」を生む環境負荷の低い栽培を実現し、気候変動に負けない、持続可能な産地を目指しています。
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