桃に含まれるカリウムの量とその効果
まずは、桃に含まれるカリウムの量とその効果について紹介します。
(1) カリウムの効果
カリウムは、私たちの体で重要な役割を果たすミネラルの一つです。特に、心臓や筋肉の正常な機能を保つためには欠かせない成分で、血液のPHバランスを整える役割も担っています。また、人間の体内でナトリウムとバランスを保ちながら、高血圧やむくみなどの症状を防ぐ役割も果たします。
これらの理由から、カリウムの適切な摂取は非常に重要なのです。そのためにも、カリウムを多く含む食品を積極的に摂取することが推奨されています。
(2) 桃や他の果物のカリウム含有量
果物にもカリウムは多く含まれています。桃1/2個(可食部100g)あたりのカリウム含有量は180mg。桃以上にカリウムが多いものは、バナナやメロン、キウイフルーツです。
果物 | カリウム含有量(可食部100gあたり) |
---|---|
バナナ | 360mg |
メロン | 350mg |
キウイフルーツ | 300mg |
夏みかん | 190mg |
桃 | 180mg |
柿 | 170mg |
日常的にカリウム不足を感じる人は、手軽に食べられて美味しい、これらの果物を食生活に取り入れると良いでしょう。
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桃に含まれるカリウム以外の栄養素とその効果
ここからは、桃に含まれるカリウム以外の栄養素とその効果について紹介します。
(1) ビタミンCと肌の健康
桃は、美肌効果が期待できるビタミンCを含んでいます。ビタミンCは皮膚のコラーゲン生成に必要な栄養素であり、コラーゲンは肌のハリや弾力を保つ役割を果たします。また、ビタミンCにはメラニン色素の生成を抑える働きもあるため、日焼けによるダメージから肌を守る効果も期待できます。
(2) ビタミンEとアンチエイジング
桃は、その美味しさだけでなく、ビタミンEを含むフルーツとしても知られています。ビタミンEは、アンチエイジングにとって非常に重要なビタミンであり、その抗酸化作用により体をサビ(酸化)から保護し、肌の老化を防ぐ働きがあります。
(3) 食物繊維と整腸作用
桃は甘くてジューシーな味わいだけでなく、食物繊維も含まれています。食物繊維には整腸作用があり、便の排出を助けます。この作用により、便秘の解消にも役立つ可能性があります。
カリウム制限がある場合の食べ方
カリウムは、体の機能を正常に保つのに欠かせない栄養素です。また、高血圧やむくみの予防・解消に役立ちますが、腎機能が低下している場合は摂取量に注意が必要です。桃は比較的カリウムの含有量が少ないとはいえ、食べ過ぎには注意しましょう。
カリウムの摂取量に配慮しつつ、桃を適切に食べるためには、以下の3つのポイントをおさえると良いでしょう。
1日の摂取量は1/4個程度を目安に
健康のための1日あたりの果物の摂取推奨量は200g程度です。生の桃なら1個程度食べられる量ですが、カリウムの摂取量を抑える必要がある場合はこの量よりも少ない量が推奨されます。具体的な摂取量は腎機能の程度にもよるため医師の指示を仰ぐ必要はありますが、生の桃なら1/4個程度にしておくと安心です。
カリウムが気になる人は桃缶がおすすめ
桃の缶詰100gあたりのカリウム量は約80mgで、生の桃の半分以下です。ただし、缶詰のシロップにもカリウムが含まれます。カリウムを抑える必要がある場合は、シロップは摂取しないようにしましょう。
ドライフルーツは避ける
ドライフルーツは水分が少ない分100gあたりのカリウム含有量が多くなるため、カリウム制限がある方には適さない食べ物です。摂取したい場合、医師や管理栄養士に相談してみましょう
まとめ
桃はカリウムが含まれており、半玉で約180mgのカリウムを摂ることができます。カリウムは体内の余分なナトリウムを排出し、血圧を下げる、むくみを改善する効果が期待できます。しかし、腎機能の低下がある方はカリウム制限が必要になることもあるため、摂取には注意が必要です。
その他の栄養素としてビタミンC、ビタミンE、食物繊維も含んでおり、健康維持に役立つことがわかります。美味しくて栄養豊富な桃を食べて、暑さで体調を崩しやすい夏を乗り越えましょう◎
参考文献
桃 を食べてJAさがえ西村山の挑戦を応援しよう!
さくらんぼや桃、りんごなどのフルーツをはじめ、日本で有数の「米どころ」としても知られる山形県さがえ西村山地区。豊かで寒暖差のある自然環境と生産者のたしかな技術によって、「さくらんぼの王様」といわれる佐藤錦など、四季折々の美味しい食べ物を全国にお届けしています。
そんなさがえ西村山地区に拠点を置き、山形県の中央エリアを管轄するJAさがえ西村山では、2023年より「環境にやさしい栽培技術」と「省力化に資する先端技術等」を取り入れた「グリーンな栽培体系」を目指し、新たな取り組みをスタートしています。
気候変動問題が世界中で注目されるようになった中で、全国の生産者にはカーボンニュートラルの実現に向けて化学肥料の低減が求められています。(みどりの食糧システム戦略)
とはいえ、化学肥料を減らすと、収入減少の怖さがあり、生産者にとって大きな負担を強いる可能性があります。そこでJAさがえ西村山では、バイオスティミュラントという新しい農業資材に着目し、生産者の負担を軽減する、新しい栽培方法の開発に挑戦しています。
【引用元】バイオスティミュラント 活用による 脱炭素地域づくり協議会
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特に、栽培過程で生じる「ゴミ」である食品残渣からバイオスティミュラントを生産することで、「食品から食品」を生む環境負荷の低い栽培を実現し、気候変動に負けない、持続可能な産地を目指しています。
現在、さがえ西村山地区では「さくらんぼ」「桃」「りんご」「米」「なす」の5品目でこの取り組みを実施しているそうです。ぜひ、気候変動問題に果敢に取り組む産地の商品を購入して応援していきましょう!