桃はすぐに食べるべき?食べ頃はいつ?
桃は日持ちし辛い果物なので、買ってきたらすぐに食べた方が良いと思っている人も多いはず。しかし買ってきたばかりの桃は未熟で、食べ頃ではないこともあります。そのためまだ十分に熟していない、硬い桃は数日置いてから食べるのがおすすめです。
追熟とは
硬い桃を常温で数日置き、柔らかくする方法を追熟といいます。熟していない状態の桃は水分が少なく、桃本来の甘みも感じることができません。そんなとき、常温で数日置いて追熟させることで、実が柔らかくなり甘みも引き出されます。
もしスーパーなどで買ってきた桃が、まだ少し硬いなと感じるようなら、ぜひ追熟を試してみてください。
追熟のポイントと注意点
桃を追熟させる際は、冷気と乾燥に注意する必要があります。冷房の風が直に当たる場所は避け、新聞紙などで包んで乾燥を防ぎましょう。
また桃は高温多湿にも弱く傷みやすくなってしまうので、直射日光が当たらない風通しの良い場所で保管するようにしましょう。
あとは1~2日程、様子を見ながら追熟させます。食べ頃サインの見分け方は、次の頁で詳しく紹介します!
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桃の食べ頃サインは?
桃の賞味期限は完熟してから2~3日程度。食べ頃を逃すと、あっという間に傷みはじめてしまいます。
ここでは桃の食べ頃サインを見分けるポイントについて紹介します。自分で追熟させる場合は、特に要チェックです!
2024年産地別の桃人気ランキング
※2024年5~8月までのデータ※JAふくしま未来・JAフルーツ山梨・JA新潟かがやき・JAさがえ西村山の桃の売上データ
ポイント①ヘタの部分が柔らかい
最も分かりやすい桃の食べ頃サインは、触ってみたときの感触。桃はお尻の部分から順に熟していき、最後にヘタ周りの硬い部分が熟します。そのため桃に軽く触れてみて、ヘタの部分が柔らかいと感じられれば、食べ頃と判断して良いでしょう。
品種によっては熟しても実が硬いものもあるので、その場合は次のようなポイントに注目してみてください。
ポイント②皮が透き通っていてみずみずしい
桃の食べ頃サインを見分ける方法として、皮の様子も重要なポイントです。まだ熟していない桃の皮はやや硬く、水分が少ないためみずみずしさは感じられません。しかし完熟に近づくにつれ皮と果肉の間に果汁が溜まり、皮が柔らかくうっすらと透き通ってきます。
桃は果汁が多く皮が薄い果物なので、熟すと外から見ても分かるほどみずみずしくなります。
ポイント③甘い香りがする
最後に、香りにも注目しましょう。熟した桃は強い芳香を放ちます。スーパーなどでも時折香ってくる、桃特有の甘い香りが強く感じられれば食べ頃のサイン。追熟させる場合は、必ず新聞紙から取り出して確認してくださいね。
また桃の香りは変化しやすいので、傷み具合を確認するのにも重要なポイントです。数日の間桃を保管する際は、ぜひこまめに香りをチェックしてくださいね。
食べ頃を過ぎた桃はどうしたらいい?
桃はデリケートな果物で、完熟してから2~3日しか日持ちしません。食べ頃を過ぎた桃は急速に傷んでしまうので、できるだけ早く食べきる必要があります。
ここでは食べ頃を過ぎた桃の特徴や、おすすめの食べ方について紹介します。
食べ頃を過ぎてしまった桃
食べ頃を過ぎてしまった桃には、以下のような特徴があります。
- 茶色っぽく変色している
- 皮がしわしわしている
- 香りが弱くなっている
まず見た目で分かる変化として、買ってきた頃は鮮やかな紅色やピンク色をしていた桃が、傷んでくると茶色っぽく変色してきます。これは桃に含まれるポリフェノールと酸化酵素が、空気に触れることでお互いに反応して起こるといわれています。また皮にハリがなくなり、しわしわになっているのも食べ頃を過ぎた桃の特徴です。
これらの特徴がみられる桃は、食べられるかどうか香りで判断するようにしましょう。桃の香りは熟す過程でだんだん強くなり、その後は弱くなります。そして腐敗が始まると、生ごみのような悪臭に変わるので、もし上記のような特徴が見られても、臭いがしない場合は、食べても問題ないでしょう。
食べ頃を過ぎた〇〇のアレンジレシピ
食べ頃は過ぎてしまったもののまだ食べられそうな桃は、アレンジレシピを活用して大量消費するのがおすすめです!
例えばジャムやコンポートは作り方が簡単で、初心者でも挑戦しやすいレシピです。またジャムやコンポートは煮沸消毒した便で保存もできるので、すぐに食べきれないときにおすすめですよ。
またジュースやスムージーなどのドリンクにアレンジすれば、果肉の変色も気にならず、1回で大量消費できますよ。
まとめ
今回は、桃の食べ頃について紹介しました。
買ってきたばかりの桃は、追熟させることで柔らかさと甘みが増し、より美味しく食べられます。また桃はデリケートな果物で、熟すと日持ちしないため食べ頃サインを見極めることも大切です。
旬の桃をより美味しく食べるためにも、食べ頃のタイミングやサインを見逃さないでくださいね。