トマトとは?トマトの魅力は?
トマトは、ミネラルが豊富で酸味と甘みがある野菜です。サラダにして食べたり、スープや煮込み料理にも幅広く使われます。夏が旬の時期で知られていますが、秋に収穫されるトマトは甘みが強くなるので、このシーズンもおすすめです。
トマトには、肌のシミやシワの予防になるリコピンやビタミンC、免疫機能のサポートをしてくれるβカロテン、便秘解消を助けてくれる食物繊維など豊富な栄養が含まれています。そのため、美容に気を使いたい人におすすめの野菜といえるでしょう。
トマトの主な産地は?
トマトの主な産地は、熊本県や北海道、愛知県です。これらの地域は、トマトが育ちやすい「日照時間が長い」「1年を通して涼しい気候」「湿気が少ない」の特徴をもっています。日本では、ハウス栽培を活用し、トマトの栽培が難しい地域でも生産されていますが、中でも熊本県・北海道・愛知県はトマトの生産量が非常に多くなっています。
日本のトマト栽培の歴史
トマトは、ナス属ナス科の野菜です。乾燥した土地のアンデス山脈周辺で栽培されており、16世紀ごろにメキシコやイタリア、スペインなどに広まりました。当時は食用として栽培されてはおらず、19世紀ごろから徐々に食用トマトが栽培されるようになったようです。
日本では、トマトは江戸時代にオランダから持ち込まれましたが、観賞用として用いられていました。明治時代からになってから、食用として一般的に食べられるようになりました。
トマトの代表品種と旬の時期
ここでは、トマトの代表的な品種と旬の時期について解説します。
桃太郎
桃太郎は、日本で栽培されているポピュラーな品種です。他のトマトの品種と比べてサイズが非常に大きく、「大玉トマト」に分類されます。大玉トマトは酸味が強くなる傾向がありますが、桃太郎は甘みが強く、生でも美味しく食べられます。皮にハリとツヤがあるもの、ヘタが緑色のものを選ぶと美味しく食べられます。桃太郎の旬は、7〜10月ごろです。
りんか409
りんか409は、桃太郎と同様サイズが大きい「大玉トマト」に分類されます。しっかりした食感と口に入れた時に口当たりの良い甘さとコクが魅力で、収穫される時期が冬になると甘みがさらに増します。ほとんど1年を通して栽培・収穫でき、最も美味しくなる旬の時期は10月から7月ごろです。
千果(ちか)
千果(ちか)は、サイズが小さく、「ミニトマト」に分類されます。丸い形とツヤが特徴です。実はぎゅっと詰まっており、肉質なので、しっかりした食感が楽しめます。甘みがあるのでカットせずにそのまま生で食べたり、サラダと一緒に食べる用にもおすすめです。旬は8〜12月ごろです。
ルネッサンス
ルネッサンスは、30g以上の重さがあり、「中玉トマト」に分類されます。通常のトマトとは違い、先端が少し尖っているような形をしていること。皮が薄くて肉質があるので、生でそのまま食べるのにも向いています。他のトマトとの違いは、酸味と甘みのバランスが取れていることです。そのため、強すぎる酸味や甘みが苦手な方でも食べやすいでしょう。旬は12〜6月ごろです。
美味しいトマトの特徴は?見分け方・選び方のコツ
美味しいトマトを見分けるには、下記のポイントをチェックするのが大切です。
- 皮の色が均一
- 手に持った時にずしっと重い
- へたが新鮮
トマトの皮の色が均一になっており、赤く熟しているものを選びましょう。青っぽいものは完熟しきっていないので、購入したら自分で追熟する必要があります。そのため、買ってきてすぐに食べたい場合は、赤いトマトを探してみてください。
また、トマトを手に持った時にずしっと重さがあるものは、中身がつまっている証拠です。サイズが大きいかどうかもチェックしてから購入すれば、失敗しにくいでしょう。
トマトの皮や色だけでなく、ヘタの部分にも注目してみてください。新鮮で綺麗な緑色をしている・葉の先端がピンっと尖っているものは鮮度が高いトマトです。一方、ヘタが茶色っぽいものは、収穫してから時間が経ってしまっているので、できるだけ避けてください。
まとめ
今回は、トマトの歴史や魅力、代表的な品種について詳しく解説しました。栄養が豊富で美容にも良いトマト。日本の様々な地域で栽培されていますが、どれを買えば良いか迷ったら代表的な品種から選ぶのもおすすめです。記事を参考に美味しいトマトを見つけてみてください。