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【ミョウガ大全】ミョウガの旬と種類を解説!

【ミョウガ大全】ミョウガの旬と種類を解説!

ミョウガの香りや味が大好き!という方は少なからずおられるのではないでしょうか。そんなミョウガ好きの皆さま、ミョウガの旬や種類について詳しく知っていますか?今回は、ミョウガの旬や日本で食べられているミョウガの種類についてご紹介します。

ミョウガとは

ミョウガはみずみずしい食感と独特の香りを持つ香味野菜です。ショウガ科ショウガ属に属し、東アジアの温暖な地域が原産地と言われています。日本では『魏志倭人伝』にミョウガの記述があり、古くから食用にされてきました。他に中国や韓国、台湾などの地域でも食されていますが、世界的には珍しい香味野菜といえるでしょう。

ミョウガは多年草のため、一つの株から複数年続けて収穫することができます。
また、ミョウガは雌雄同株のため、花蕾(つぼみ)は成長すると開花します。しかし、5倍体であるのでほとんど実がなることはありません。そのため、主に地下茎を通して数が増えていきます。これを栄養生殖と呼びます。

ミョウガの皮がきれいな赤紫色をしているのは、アントシアニンによるものです。アントシアニンは植物が光合成をする際に必要以上に日照量が多い場合、紫外線から細胞を守るために発達すると言われています。

同様に赤紫色になる植物として赤紫蘇(アカジソ)が知られています。植物の赤紫色とアントシアニンの関係についてはこちらの記事をご覧ください。

ミョウガの旬はいつ?

施設栽培をはじめとする栽培技術が進歩したことで、現在では一年を通していつでもミョウガが手に入るようになりました。しかし、露地栽培でミョウガを育てられるのは6月~9月となっており、旬は初夏~晩夏にかけてです。より地味深く栄養価の高い旬のミョウガを食べたいときには、6月~9月頃に出回っているものがおすすめです。

ミョウガの種類

一般的にミョウガは花ミョウガ、ミョウガタケの2種類に大別されます。一般的にミョウガと呼ばれて薬味などに使われるのは花ミョウガのことです。
お店でミョウガを購入する際には、皮の表面に光沢があり切り口が新鮮なものを選びましょう。ミョウガに限らず、野菜はすぐに鮮度が落ちるため、購入時の新鮮さを見極めることが大切です。購入後はすぐに冷蔵庫で保冷します。

花ミョウガ

一般にスーパーに並んでいる赤紫色のミョウガは花ミョウガと呼ばれます。花ミョウガは、地下茎の先端にできるミョウガの花蕾(つぼみ)の部分のことを指します。
独特の香りを持ち、特徴的な辛味が口に爽やかな夏の香味野菜です。

花ミョウガは、刻んで冷奴の薬味にしたり、浅漬けに混ぜ込んで香りづけにしたり、あるいは甘酢に漬けたりと香りや色を活かして様々な料理に活用されます。暑い夏の盛り、食卓に花ミョウガを取り入れて涼やかな風味を楽しんでみてください。

ミョウガタケ

ミョウガの茎に光をあまり当てないようにして育てたものがミョウガタケです。光合成が阻害されて葉緑素が作られにくくなるため、白く見えるようになります。
畝に土を盛ったり、遮光シートを貼ったりして遮光するのが一般的です。

ミョウガタケは1月頃~初夏にかけて収穫されます。花ミョウガの旬が夏であるのに対して、ミョウガタケは冬から春にかけて出回ります。

育てるのに手間がかかるため一般市場には出回りにくく、高級日本料理店で魚や肉の添え物として使われることがあります。斜めにスライスして炊き込みご飯にしたり、お吸い物にいれたりして香りを楽しみます。

ミョウガの栽培方法については、本サイト内のこちらの記事をご参照ください。

おわりに

現在は年間を通して手に入るミョウガですが、旬の時期が一番おいしいのはどの野菜にも共通しています。ミョウガの旬や種類に注目すると、日々の買い物や料理がより楽しくなることでしょう。

ミョウガは一つの株から数年を通して収穫を続けられるため、庭に植えておくと重宝します。家庭菜園でのミョウガの育て方についてはこちらの記事でご紹介しています。

数年にわたって収穫できる優れものの香味野菜・ミョウガを健康に育て続けるために、これらの情報も併せてご参照ください。

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