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【レタス大全】レタスの旬と種類を解説!

【レタス大全】レタスの旬と種類を解説!

味に主張がなく、何にでも合わせることができるレタス。シャキシャキとした食感やみずみずしさが大好き!という方は少なからずおられるのではないでしょうか。そんなレタス好きの皆さま、レタスの旬や種類について詳しく知っていますか?今回は、レタスの旬や日本で食べられているレタスの種類についてご紹介します。

レタスとは

レタスは、みずみずしい食感とくせのない爽やかな香りを持つキク科の野菜です。和名では「チシャ」とも呼ばれます。地中海沿岸から西アジアにかけてが原産といわれるレタスは、古代エジプトやローマ、ギリシャ時代から食用に栽培されていたと考えられています。

レタスには、葉が球状に丸くなる結球型と、丸まらず上に伸びていく非結球型があります。日本には、非結球型のレタスが奈良時代頃までに伝わったと言われています。当時は「ちさ」の名で栽培されていました。

現在、栽培の主流になっている結球型のレタスは、江戸時代末期に欧米から伝えられたと言われています。しかし、当初はなかなか普及せず、本格的に栽培が始まったのは戦後だといわれています。現在では、生のままサラダにするだけでなく、炒めてチャーハンに混ぜ込んだり、しゃぶしゃぶの具にしたりと食べる機会も少なくありません。

レタスの一大生産地として知られているのは長野県で、全国のレタス生産量のおよそ3分の1を占めます。第2位の生産地である茨城県と合わせると、2県で全国の生産量全体の5割近くを生産しています。

レタスの旬はいつ?

施設栽培をはじめとする栽培技術が進歩したことで、現在では一年を通していつでもレタスが手に入るようになりました。長野県では、露地栽培を中心にレタスを育てており、栽培時期は4月~9月です。「高原レタス」として知られています。

また、近年では植物工場におけるレタス栽培が注目を集めています。レタスは栽培に必要な期間が短いため、植物工場でも1サイクルあたりの期間が短くて済むという利点があります。

植物工場

植物工場とは、菌が少ないきれいな環境下で、養分や温度をコンピューターで管理し、LEDなど人工的な光を光源として植物を栽培する施設のことです。植物工場のメリットとして、菌が少ない環境のため、完全無農薬で栽培することができることや、環境条件をコントロールすることでレタスの品質をそろえられることが挙げられます。

レタスの種類

レタスは葉が球状に丸くなる結球レタスと、まっすぐに上に向かって伸びる非結球レタスに大別されます。その中でもさらに様々な品種が存在しており、一般的に「レタス」として知られているのは結球型の「玉レタス」です。その他に、非結球型のリーフレタスやサラダ菜、茎レタスなどがあります。

お店でレタスを購入する際には、切断面ができるだけ白色に近いものが新鮮だと言われています。できるだけ葉に痛みが少なく、鮮度が高いものを選びましょう。レタスに限らず、野菜は鮮度が落ちやすいため、購入時の新鮮さを見極めることが大切です。購入後はすぐに冷蔵庫で保冷します。

レタス(玉レタス)

一般にスーパーに並んでいるレタスは「玉レタス」とも呼ばれる中間種に分類されます。比較的厚みがあることから熱に強く、ハンバーガーに挟まっているレタスです。もちろん、生のままサラダとして食べられています。

グリーンリーフ

グリーンリーフは別名「グリーンカール」とも呼ばれる非結球型の品種です。名前の通り、葉が緑色で先端がカールしているのが特徴です。生のままサラダにするほか、厚みがあるため火を通しても美味しく食べられます。

サニーレタス

非結球型のレタスで、グリーンリーフと似ています。葉がフリル上に縮れており、葉先は濃い赤紫色をしています。薄くて柔らかい葉は生のまま食べるのがおすすめです。
日本にも逆輸入されているカリフォルニアロールにはサニーレタスがよく活用されます。

ミックスレタスの栽培方法については、本サイト内のこちらの記事をご参照ください。

サラダ菜

サラダ菜の葉は光沢のある緑色をしており、柔らかくてやや厚みがあります。クセがなく、サラダや巻き寿司、生春巻きなどに使われます。
非結球性のようにも見えますが、実は結球性で、上部がゆるやかにまとまっているのが特徴です。

ロメインレタス

ロメインレタスは「コスレタス」という別名があります。葉は厚みがあり、シャキシャキとした食感が特徴です。
葉はゆるやかに結球しており、縦にまっすぐ伸びることから和名では「立ちチシャ」と呼ばれます。

食べやすい大きさにカットしてシーザーサラダに用いると、ドレッシングやチーズなどとの相性が抜群です。

茎レタス

茎レタスは、長い茎と上部についた若い葉が食用となる品種で、長さ30㎝前後、直径3~5㎝にもなります。「チシャトウ」「ステムレタス」「アスパラガスレタス」などの別名があります。
茎はうっすらと緑色をしており、茎の先に濃い緑色の葉が生えます。

生のまま食べることも可能ですが、漬物にしたり、きんぴらなど火を通して食べるのもお勧めです。ちなみに、茎レタスの茎を細く千切り状にして乾燥させると、コリコリとした独特の食感が楽しめる「山クラゲ」となります。山クラゲは濃い目に味をつけて酒のつまみにも重宝します。

おわりに

現在は年間を通して手に入るレタスですが、旬の時期が一番おいしいのはどの野菜にも共通しています。レタスの旬や種類に注目すると、日々の買い物や料理がより楽しくなることでしょう。

レタスは生のまま手軽に食べることができるため、庭に植えておくと重宝します。家庭菜園でのレタスの育て方についてはこちらの記事でご紹介しています。

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