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【セロリ大全】セロリの旬と種類を解説!

【セロリ大全】セロリの旬と種類を解説!

セロリの香りや味が大好き!という方は少なからずおられるのではないでしょうか。そんなセロリ好きの皆さま、セロリの旬や種類について詳しく知っていますか?今回は、セロリの旬や日本で食べられているセロリの種類についてご紹介します。

セロリとは

セロリは、みずみずしい食感と独特の香りを持つセリ科の野菜です。「セルリー」とも呼ばれます。欧米では古くから食用にされており、肉の臭みを消すためにスープや煮込み料理に入れられたり、薬用に使われたりしてきました。

日本には江戸時代に伝えられましたが、当初は香りの強さからなかなか普及せず、本格的に栽培が始まったのは戦後だといわれています。現在では、煮込み料理や炒め物だけでなくサラダにしたりぬか漬けにしたり、あるいはスティック状に切って生食したりと、食べる機会も少なくありません。

セロリの一大生産地として知られているのは長野県です。第2位の生産地である静岡県と合わせると、この2県で全国の生産量全体の6割以上を生産しています。かつては海外からの輸入種子に頼っていましたが、国内で採種できるように改良した長野県の篤農家のおかげで供給が消費に追いつくようになったと言われています。

セロリの旬はいつ?

施設栽培をはじめとする栽培技術が進歩したことで、現在では一年を通していつでもセロリが手に入るようになりました。長野県では、露地栽培を中心にセロリを育てており、栽培時期は5~10月です。特に栽培量が多いのは7月頃になります。一方の静岡県ではハウス栽培が中心で、主に冬~春にかけて栽培・出荷が行われています。

セロリの種類

あまり知られていませんが、セロリには複数の種類が存在しています。一般的に「セロリ」として知られているのはコーネル種と呼ばれる品種です。その他に、スプラウトセロリやスープセロリ、セロリアックなどがあります。

お店でセロリを購入する際には、茎の表面に光沢があり切り口が新鮮なものを選びましょう。セロリに限らず、野菜は鮮度が落ちやすいため、購入時の新鮮さを見極めることが大切です。購入後はすぐに冷蔵庫で保冷します。

セロリ(中間種)

スーパーに並んでいるセロリは、中間種に分類される「コーネル619」という品種が中心です。40㎝前後の長さで、厚みのある薄緑色の茎が食用になります。黄色い花が咲きますが、この花も食べることができます。

「コーネル619」はスジがそれほど強くないため、スライスしてサラダに入れたり、スープの具にしたりするのに適しています。浅漬けや糠漬けとしても楽しむことができます。

グリーンセロリ(緑色種)

グリーンセロリは名前の通り、茎が緑色で肉厚な品種です。香りが強く、欧米では特に好まれて栽培されています。コーネル種のセロリに比べて小ぶりなため、「ミニセロリ」の名前で呼ばれることもあります。

グリーンセロリの品種としては「ユタ」や「トップセラー」が知られています。水耕栽培で育てられることが多い種類です。

セロリの栽培方法については、本サイト内のこちらの記事をご参照ください。

ホワイトセロリ(白色種)

その名の通り、茎が白いセロリです。「ミニホワイト」という品種が知られています。スジが少なくて柔らかく、セロリ特有のクセのある香りもあまり強くないという特徴があります。

水耕栽培で育てられる場合が多く、三つ葉とも似ています。生のままサラダにして食べるのがおすすめです。

スプラウトセロリ(サラダセロリ)

スプラウトセロリとは、文字通りセロリのスプラウトのことです。「スプラウト」とは、発芽後の苗の状態の野菜のことを指します。セロリ以外でも、ブロッコリーや赤キャベツなどのスプラウトが流通しています。

スプラウトの状態の野菜は、苗が成長して大きくなっていくための栄養分を豊富に含んでいるといわれています。また、通常の状態で出荷される野菜に比べて茎や葉が柔らかく、食べやすいという特徴があります。

スプラウトセロリは、細いながらもセロリの香りを楽しむことができ、サラダやおひたしなどで楽しめます。

スープセロリ(キンツァイ)

スープセロリは、別名キンツァイ(芹菜)とも呼ばれる野生種に近い品種です。東洋の在来種とヨーロッパの在来種が存在しています。いずれも、セロリ特有の香りが強く感じられ、茎は細く柔らかい薄緑色をしています。

中華料理では炒め物やスープに使われるほか、ヨーロッパではサラダに使われる場合もあります。

セロリアック(根セロリ)

セロリアックは別名「根セロリ」や「カブラミツバ」とも呼ばれるセロリの変種で、肥大した根を食用にします。ヨーロッパでは古くから食されており、一般的な市場やスーパーマーケットでも販売されているのに対して、日本では栽培数が少ない希少な野菜となっています。

直径10~15㎝ほどで、内部は中心まででんぷん質の白い果肉が詰まっています。生食も可能ですが、火を通すと甘味が増します。茹でてから潰してポタージュに仕立てたり、フライにしたり、魚や肉料理の付け合わせにしたりとジャガイモのような感覚で楽しむことができます。

おわりに

年間を通して手に入るセロリには、様々な種類が存在しています。普段あまり見かけない品種のセロリが売られていたら、ぜひ手に取ってみてください。

セロリは家庭菜園でも楽しく栽培できる野菜です。セロリの育て方についてはこちらの記事でご紹介しています。

セロリを健康に育て続けるために、これらの情報も併せてご参照ください。

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