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和食と相性抜群!多彩な味わいが楽しめる日本ワインの特徴

和食と相性抜群!多彩な味わいが楽しめる日本ワインの特徴

和食との相性抜群な日本ワインは、繊細で素材本来の味わいを使った料理に良くマッチします。今回は、日本ワインの特徴や産地、歴史から、おすすめの銘柄についてもご紹介します。

日本ワインとは

日本ワインは2018年10月に施行された「ワイン法」から、表ラベルに「日本ワイン」と表示ができるようになりました。日本ワインの名前を表記できるようにするためには、日本国内で栽培されたぶどうを100%使用して、日本国内で醸造されていることが条件となります。ちなみに、国内製造ワインとはぶどう以外の果実を用いたフルーツワインや、海外から輸入した濃縮ぶどう果汁を使用して国内で製造したワインのことです。

日本ワインの特徴

日本ワインの産地は主に、山梨県、北海道、長野県、山形県などです。ワインは、ぶどうの産地や品種によって味わいが変わるため、様々な産地と品種で飲み比べをして好みを探すのも面白いものです。

日本ワインの歴史

日本でワインが造られるようになったのは1874年の山梨県。白ワインでは甲州という名の白ぶどうは白ワイン用として、赤ワインには山ぶどうが用いられていました。1893年に新潟県で、マスカット・ベリーAやブラッククイーンなど日本独自の品種が誕生し、ワインの原料として使用されるようになりました。当時飲まれていたワインは、原料に砂糖や香料を用いた食中酒が主流でした。

1972年に第一次ワインブームが訪れ、1975年には食の欧米化と共に辛口ワインが主流となりました。2000年以降になると、日本国内にワイナリーの数が増えはじめ、ワイナリー数は200軒以上にまで増加。現在では、全国に400軒以上ものワイナリーで醸造が行われています。

産地

日本の代表的なワインの産地は、山梨県、北海道、長野県、山形県の4大産地です。最近では、大阪府や熊本県など日本各地で栽培されています。日本は世界と比べると降水量が多く一日の気温差が小さい地域も多く、ワイン用のぶどうを栽培するには適した環境ではありませんでした。しかし、ぶどうの品種改良や栽培技術の向上により、現在では世界でも評判の高いワインが製造されるようになり、世界でも人気の品種が誕生しています。

日本ワインの味わい

醸造の技術や栽培技術の向上と共に、日本ワインの評判も上がり品質は世界レベルです。日本ワインの特徴は、主張しすぎない奥深さがあります。海外のワインはダイナミックな味わいが楽しめますが、日本ワインは繊細な風味が特徴です。素材本来の味わいを活かす日本料理にも良く合います。

ワインに用いられている主なぶどうの品種

日本ワインの代表的なワインの品種は、甲州とマスカット・ベリーA。甲州は白ワインに用いられ、マスカット・ベリーAは赤ワインの原料として用いられています。

甲州は山梨県で発見された品種で、800年以上も長い歴史があります。1粒4~5g程度で、1房300~500g程度。甘みの中に適度な酸味があり、わずかに渋みがある品種です。マスカット・ベリーAはベリーとマスカット・ハンブルグを交配して誕生した品種。糖度は20度前後と高く、濃厚な味わいが特徴です。

和食との相性

日本で栽培されたぶどうを使った日本ワインは、同じ日本のお料理ともよく合います。白身魚の刺身や焼魚、天ぷらなど、味付けもあっさりした和食は白ワインとの相性が抜群です。また、すき焼きやうなぎの蒲焼など、濃厚な味付けの和食には赤ワインがおすすめです。

おすすめの日本ワイン

白ワインの特徴は果実の香りとほどよい酸味が特徴です。甲州品種から造られるワインは、味わいがすっきり。デラウェア品種から造られる白ワインは、果実の味をしっかりと感じられるフルーティーなワインです。北海道産の白ワインは、ヨーロッパの白ぶどう品種で造られていることが多いので、キリッとした味が楽しめます。

渋みがある赤ワインが苦手な人は、マスカット・ベリーAの品種から造られるワインがおすすめです。芳醇なフルーツの香りと、柔らかな渋みが特徴なワインです。長野県産のメルロー品種やカベルネ・ソーヴィニヨン品種から造られる赤ワインは、濃密でパンチのある味わいが楽しめます。

山梨県産 グレイス甲州

日本ワイナリーの中でもトップワイナリーのグレイスワンが醸造するワイン。ほどよい甘味とすっきりとした酸味のバランスが絶妙です。やさしくて繊細な味わいは、日本のみならず海外でも好評です。

北海道産 北海道ワイン おたる特選ナイヤガラ

北海道で栽培された品種、ナイヤガラを用いて醸造された甘口の白ワイン。糖度が高いぶどうを使用し、まるでぶどうを生のまま食べているようなフレッシュ感が特徴です。アルコール度数が8%と、他のワインと比較すると低く飲みやすいので初心者の方にもおすすめです。

山梨県産 シャトー・メルシャン 山梨マスカット・ベリーA

山梨県産の日本固有品種、マスカット・ベリーAから造られる赤ワイン。鮮やかなルビー色で、さくらんぼやラズベリーを彷彿とさせるフルーティな味わいが特徴。キャンディのような甘い香りと、樽由来のバニラ香が全体を優しく包み、程よい酸味とのバランスが良い赤ワインです。

まとめ

今回は、和食と相性抜群! 多彩な味わいが楽しめる日本ワインについてご紹介しました。繊細で奥深い味わいを持つ日本ワインは、すしやてんぷら、スキヤキなど和食との相性が抜群です。ぜひお気に入りの一本を見つけてみてください。

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