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ぶどうってどんな果物?ぶどうの特徴や種類、選び方について解説!

ぶどうってどんな果物?ぶどうの特徴や種類、選び方について解説!

甘酸っぱくジューシーな味わいを楽しめるぶどう。手掴みでパクパクと食べられるところも人気ですよね。ぶどうは私たちにとって馴染み深い果物の一つですが、種類や産地、旬の時期など詳しく知らないという人も少なくないはず。 今回は、そんなぶどうの特徴や種類について詳しく紹介します。この記事を読めば、普段何気なく食べているぶどうの新しい魅力を発見できるかもしれませんよ◎

ぶどうの魅力とは?

ぶどうの魅力は、皮が薄く手で簡単にむくことができ、1粒1粒が小さくて丸ごと口の中に放り込めるサイズ感。頬張ると口いっぱいに弾ける甘酸っぱい果汁の美味しさは、ぶどうならではですよね。

また、ぶどうは体に良い栄養素も豊富で、私たちの日々の健康を支える役割もあります。ぶどうには、ブドウ糖やポリフェノールが多く含まれています。ブドウ糖は、体内に吸収されやすく疲労回復効果があります。皮や種にポリフェノールが多く含まれ、抗酸化作用や血圧効果、抗ガン作用などが期待できます。特に、黒皮と赤皮のぶどうには、アントシアニンが含まれ、目の疲れや視力回復につながるといわれています。

近年では種なしや皮ごと食べられる品種も数多く登場し、小さなお子さんやご年配の方でも安心して食べられる果物の代表格となっています。家族みんなで美味しく食べられる、しかも健康にも良い、それがぶどうの大きな魅力といえるでしょう。

ぶどうの主な産地は?

ぶどうは、日本国内で広く栽培されています。その中でも、生産量トップ5の産地は以下の通りです。

  • 1位 山梨県
  • 2位 長野県
  • 3位 山形県
  • 4位 岡山県
  • 5位 福岡県

日本一のぶどうの産地は山梨県です。山梨県は国内でも特に日照時間が長く、太陽の光をいっぱい浴びたぶどうは、甘くてジューシーに育ちます。そして、昼夜の気温差が激しい気候で、果実に糖度がたっぷりと蓄えられます。雨に弱いぶどうですが、山梨県では降水量が少なくぶどうが健やかに育ちます。

山梨県をはじめとしらぶどうの産地は、ぶどう栽培に好条件の自然環境が揃っています。

日本のぶどう栽培の歴史

ぶどうは、紀元前から各地で栽培されていた歴史の深い果物です。現在栽培されている品種の祖先は、ヨーロッパぶどうとアメリカぶどうの2種類に分類されています。アメリカぶどうのほうが日本の気候に適しており、日本で栽培されている主力となっています。

日本では、717年僧行基が中国から導入したという説と、1186年山梨県で甲州種が発見されたのが最初だといわれる説が存在していますが、ぶどう栽培が本格化したのは明治に入ってから。現在栽培されている品種の多くは、アメリカぶどうにヨーロッパぶどうを交配して育生された品種です。

ぶどうの代表品種と旬の時期

人気の品種と、その旬や時期、特徴についてご紹介します。

巨峰

ぶどうの王様とも称される巨峰は1955年に商標登録された、比較的歴史の深い品種です。巨峰が世に出るまではぶどうといえば小粒だったのですが、大粒の巨峰の登場はその当時の人々に衝撃を与えたそうです。

静岡県出石で誕生し、福岡県で栽培に成功。今では長野県が巨峰生産量第一位です。香りが豊かで強い甘さに優しい酸味があり、最近では巨峰を親として開発されたナガノパープルやピオーネも人気が高まっています。

旬は8~10月頃、ハウスものは5月下旬から7月頃に出はじめます。

甲州ぶどう

最も日本で古くから栽培されている品種の甲州ぶどう。甲州ぶどうを最も栽培している県は山梨県となり、全国の約96%を占めています。

赤系品種に属し、粒が小さく、1粒の重さは4~5g程。果汁が多く果肉は柔らかく、甘みの中に適度な酸味が感じられる爽やかな美味しさが特徴です。後味に少し苦みや渋みが残るのもこの品種ならではです。

生食でも食べられていますが、甲州を使いワインも作られています。2010年に日本で初めて、世界的に醸造用のぶどうとして登録された白ぶどうです。

そんな甲州の旬は9月中旬から10月中旬頃です。

クイーンニーナ

クイーンニーナは、果皮が赤色の赤系品種。酸味が少なく十分な甘さと、粒が大きく食べやすいことで広い世代から人気を集めています。肉質が硬めで、ブリブリとした食感は食べ応えがあります。

主な産地は長野県となり、全国の半分は長野県で生産されています。9月から10月末まで収穫が続き、冷蔵貯蔵品は11月上旬まで出回ります。

デラウェア

ぶどうの品種の中で収穫時期が早く、7~8月に旬を迎えます。お盆のお供えにはぶどう、という印象を持つ人は多いのではないでしょうか。旬より早く出回るハウスものは6月頃から出回り始めます。

デラウェアは種無しぶどうとして定着していますが、栽培時にジベレリンという処理を1房1房に施しているためです。ジベレリンを行わないと種が入ったままになります。

デラウェアは巨峰に次いで多くつくられている品種で、価格的にも手ごろなため身近な果物として親しまれてきました。デラウェアの生産量第一位は山形県となり、全体の約47%を占めています。甘みと酸味のバランスが良く、ほのかな特有の芳香があります。

美味しいぶどうの選び方は?

スーパーに並んでいるぶどうの中で、どれが一番美味しいか見分ける方法をご存じですか?

実がふっくらとして皮にハリがあるもの

新鮮なぶどうは果肉や果皮に水分を多く含み、1粒1粒がプリプリとしています。粒がふっくらとして、皮にハリのあるものを選びましょう!

粒が軸から落ちてしまったぶどうは鮮度が低い可能性があります。先端から全体的に実が均等に付いているものが美味しいぶどうです。

白い粉がついているかどうか

ぶどうの表面に白い粉のようなものが付いているのを見かけたことはないですか?それはブルームと呼ばれる成分です。カビなどではなく、体に悪いものではありません。ブルームは果実の水分が蒸発しないように守る役割があり、ブルームがたくさん付着したぶどうは新鮮な証拠です。

ブルームが落ちて見た目綺麗になったぶどうは、収穫してから時間が経過しているものなので、購入する際は白っぽく見えるものを選びましょう。

シャインマスカットなど、マスカット系の品種はブルームが目立たない場合があります。

軸が緑色のものを選ぶ

軸が太くてきれいな緑色のものを選ぶと新鮮で美味しいぶどうだといえます。新鮮なぶどうの軸は青々としていますが、逆に時間が経過したものは徐々に茶色く変化してきます。

軸が茶色だから腐っている、というわけではありませんが、できるだけ早めに召し上がってください!

まとめ

ぶどうはハウスものを含めると6月頃から10月末頃まで出回ります。輸入品を含めると、年中食べられますが、やはり国産のぶどうがおすすめです!ぶどうの旬を楽しめるのは、たった4ヵ月だけ。それぞれ好みの味があると思いますので、お好きな品種を見つけてくださいね◎

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