旬の長芋の魅力
旬の長芋は年に2回あり、それぞれ収穫された時期によって味が少し異なります。11〜12月はみずみずしい味わいで、3〜4月ごろに収穫される長芋は甘みが楽しめます。また、長芋には便秘解消を助けてくれる食物繊維や体内の塩分を外に排出してくれるカリウム、疲労回復をサポートするビタミンB1など豊富な栄養が含まれているのも魅力です。
長芋の旬はいつ?
長芋の旬は11月〜12月と3〜4月です。「旬の長芋の魅力」の項目で解説した通り、11〜12月で、3〜4月は甘みが楽しめます。そのため、旬の長芋を楽しみたいならこの時期を狙って購入しましょう。
1年中スーパーに出回っている
長芋は露地栽培だけでなく、ハウス栽培も行われています。そのため、基本的には1年中スーパーに出回っています。また、長芋をあらかじめ小さくカットしてある冷凍品もあるので、長芋は季節関係なくいつでも食べられます。
早生品種の特長と時期
早生品種の長芋は栽培期間が短く、早く収穫できる品種です。収穫までのスピードが早いため環境や害虫の被害を受けにくいのが特徴です。また、早めに市場に出せるので、旬の時期より少し早く楽しめる品種です。
中生品種の特長と時期
中生品種の長芋は、早生品種より遅く、晩生品種より早く収穫できます。土にいる期間が早生品種に比べて少し長いので、長芋のサイズが大きく成長し、収穫量も多くなってきます。
晩生品種の特長と時期
晩生品種の長芋は、早生品種や中生品種に比べてじっくり時間を’かけて栽培されます。サイズが大きくなり、味にコクや甘みがでるのが魅力です。また、他の品種に比べて貯蔵にも向いています。
ハウス長芋の特長と時期
ハウス栽培される長芋は10〜12月ごろに収穫されるケースが多いですが、コクや甘みを出すために3〜4月ごろに収穫されることもあります。また、露地栽培とは異なり、天候や気温に左右されません。そのため、枯れたり成長しない長芋が少なく、一定量を安定して収穫しやすいという特徴もあります。
人気の品種と旬【産地別】
最後に長芋の人気の品種と旬を産地別に解説します。
北海道
北海道は日本で最も長芋が生産されている都道府県です。寒暖差がある北海道で作られた長芋は、見た目も美しく、しっかりとした食感を楽しめるのが魅力です。主な品種は「十勝川西長いも」などがあります。旬の時期は10〜11月、3〜4月です。
青森県
青森県は、北海道に次いで2番目に長芋の生産量が多い都道府県です。三沢市や十和田市、つがる市などで栽培されています。青森県で作られる長芋は粘り気があり、柔らかい食感が楽しめます。また、アクが少ないので長芋本来の味を堪能できます。「ガンクミジカ」や「ガンクミジカ太正」などの品種があります。旬は11〜12月、3〜4月です。
長野県
長野県は、北海道と青森県に次いで3番目に長芋の生産量が多い都道府県です。主に「山形村」「長野市」で栽培されています。長野県で作られる長芋は、粘り気が強く、しっかりとした甘みがあるのが特徴です。「とっくり芋」などの品種があります。旬は11〜4ごろです。
岩手県
岩手県では主に「岩手町」「八幡平」などで栽培されています。粘り気が強く、食感が良いのが特徴です。特に水分が少なく、甘みが楽しめる「ねばり芋」などの品種が作られており、すりおろして食べるのに向いています。旬は11〜12月です。
まとめ|結局、いつ食べるのが一番美味しい?
今回は、長芋の旬の時期とおすすめ産地について解説しました。長芋を旬の時期に美味しく食べたいなら、11〜12月か3〜4月ごろに購入するのがおすすめです。時期によってみずみずしさや、甘さが出てくるなど違いが出るので食べ比べても良いでしょう。記事を参考に、旬の長芋を楽しんでみてください。