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【管理栄養士監修】いちごはビタミンたっぷり!健康や便秘解消に役立ついちごは1日何個がベスト?

【管理栄養士監修】いちごはビタミンたっぷり!健康や便秘解消に役立ついちごは1日何個がベスト?

いちごは美味しいだけでなく栄養もたっぷりで、美容と健康に有益な果物です。特にビタミンCは100gあたり62mgと非常に豊富で、10粒程度食べると1日に推奨されるビタミンCの量を賄うことができます◎ ビタミンCは、コラーゲンの生成を助け、ハリツヤのある美しい肌作りをサポートします。また抗酸化作用によってがんや心臓血管系疾患の予防、免疫力の向上などにも役立ちます。 そして、いちごは低カロリーで糖質も控えめなので、健康や美容を気にする方におすすめの食材といえます。いちごの栄養素が豊富に含まれていることを知り、1日の健康維持に役立ててみてはいかがでしょうか◎

いちごの食べ方と洗い方

さらに、発酵させて食べることで胃酸の分泌が増え、消化促進や胃腸の働きを活発にする効果も期待できます。いちごをフレッシュなまま食べるのはもちろん美味しいですが、ジャムやピクルスにするなど様々なアレンジも楽しんでみてください。

いちごを美味しく食べるためには、適切な洗い方と保存が必要です。通常いちごはヘタをとって食べますが、洗う際はヘタを残したまま洗いましょう。ヘタを取って洗うとビタミンCが流出しやすくなるうえ、味が水っぽくなってしまします。

すぐに食べないときは、ヘタを残したまま洗わずに冷蔵庫で保存しましょう。2〜3日で食べきれない場合は、冷凍保存もおすすめです。冷凍保存ではより長く保存できます。

ヘタをとってよく洗い、水気をよく拭き取ってからフリーザーバッグなどに入れて冷凍しましょう。アイスクリームやヨーグルトのトッピングとしても重宝しますよ。

いちごの1日の摂取量の目安と食べ過ぎたときのリスク

ここからは、いちごの適量と食べ過ぎによるリスクについて見ていきましょう!

1日何個が適量?

いちごはビタミン豊富で健康的な果物ですが、食べ過ぎには注意する必要があります。厚生労働省、農林水産省による「食事バランスガイド」や厚生労働省「健康日本21(第三次)」では、健康のための果物の摂取推奨量を1日200g程度としています。

一般的ないちごの重さは1粒15gほどなので、いちごの摂取量は1日10~15粒が適量です。いちごをはじめ適量の果物は健康維持に役立ちますが、食べ過ぎは何らかの体調不良につながる可能性もあるため注意しましょう。

2024年いちご人気ランキング

※2023年12月~2024年4月のデータ

いちごを食べ過ぎたときのリスクとは

適量を大きく超えていちごを食べ過ぎた場合、食物繊維を多く摂取することによってお腹が緩くなる可能性があります。

適量を大きく超えていちごを食べ過ぎた場合、お腹が緩くなる可能性があります。

また、糖質も多く含まれているため、食べ過ぎるとカロリーオーバーによる体重増加や血糖値の上昇にもつながりかねません。

また、糖質も多く含まれているため、食べ過ぎると血糖値の上昇につながります。特に糖尿病の方は注意が必要です。

さらに、いちごには一部の方がアレルギーを示す成分も含まれています。食べ過ぎてしまうと、体調不良を引き起こす可能性があります。

健康的にいちごを楽しむためには、1日の摂取量を意識し、食べ過ぎに注意することが大切です。

美味しいいちごの見分け方

美味しいいちごは、主に以下の3つのポイントから見分けることができます。

  • 全体が赤く色づき、つぶつぶまで赤いもの
  • 大きくて先端が平らなもの
  • ヘタが鮮やかな緑色で大きく反り返っているもの

いちごは、全体が赤く色づいているほどよく熟して甘いとされています。特につぶつぶまで赤いのは完熟のサインです。

さらに大粒で先端が平らなものは、より強い甘みを感じることができます。いちごの果肉は先端にいくほど甘くなるので、先端が大きく平らになっているほど甘みが強い証です。

またヘタの状態からは、いちごの鮮度を判別することができます。新鮮ないちごのヘタは鮮やかな緑色で、大きく反り返っています。反対に、ヘタがしおれて茶色っぽく変色しはじめているものは、鮮度が落ちているため避けましょう。

いちごの見分け方や、より美味しく味わう食べ方について詳しく知りたい人は、ぜひこちらの記事も合わせてチェックしてくださいね♪

【完全ガイド】いちごの見分け方から甘いいちごの見つけ方まで!

栄養たっぷりのいちごを美味しく食べるレシピ

ここからは、いちごのビタミンやその他の栄養素を美味しく摂取できる、おすすめアレンジレシピを紹介します!

いちごのヨーグルトがけ

いちごとヨーグルトを一緒に食べることで、便秘の解消が期待できます。

ヨーグルトには、腸内に存在する善玉菌の一つである乳酸菌が豊富です。一方、いちごに含まれる食物繊維は乳酸菌の栄養源となります。

この2つの食材を食べることで乳酸菌と食物繊維を十分に摂取できれば、腸内の善玉菌が増え、腸内環境の改善に役立つでしょう。

腸内環境が整うと便秘の解消だけではなく、肌荒れの改善や免疫機能の正常化など、さまざまな効果が見込めます。

いちごのバルサミコ酢漬け

いちごの甘酸っぱさとバルサミコ酢のコク深い酸味が絶妙にマッチする「いちごのバルサミコ酢かけ」。この組み合わせは、いちごの新たな美味しさを引き立てます。

【作り方】

  1. いちごを適当な大きさに切ります。
  2. バルサミコ酢をかけ、数分間漬け込みます。
  3. そのまま食べるか、ミックスサラダやデザートにトッピングしていただきます。

バルサミコ酢の酸っぱさがいちごの甘さを引き立て、一層美味しく感じます。また、バルサミコ酢にはブドウ由来のポリフェノールが豊富です。いちごに豊富なビタミンCとバルサミコ酢に含まれるポリフェノールは、どちらも抗酸化作用があることから、より老化防止に対する効果が期待できるでしょう。日頃から健康や美容に気を付けている方におすすめの一品です。

いちごジャム

いちごのビタミンと栄養を毎日の食卓に取り入れるのに、いちごジャムは最適です。いちごジャムは手作りすることで、添加物を使用せず、いちご本来の風味や栄養を逃さずに楽しむことが可能です。

【作り方】

  1. まずは新鮮ないちごを選び、水洗いしてヘタを取ります。
  2. 次に砂糖と一緒に鍋に入れて中火にかけ、いちごが崩れてジャム状になるまで煮込みます。
  3. その後、消毒した瓶に詰めれば完成です。

この手作りいちごジャムをトーストやヨーグルトにのせて、朝食やおやつに取り入れると、ビタミンCや葉酸を手軽に摂ることができます。ただし、砂糖の分量や摂取量には注意が必要です。適量を守り、栄養豊富ないちごを美味しく摂取しましょう。

いちごサンド

いちごサンドは、栄養豊富ないちごを手軽に摂取できる一品です。以下に、美味しいいちごサンドの作り方をご紹介します。

【材料】(2人分)

  • いちご:8個
  • 食パン:4枚
  • 生クリーム:50ml
  • 砂糖:大さじ1

【作り方】

  1. いちごはヘタをつけたまま洗い、水気をふき取ります。その後ヘタを取り、4等分に切ります。
  2. 食パンに生クリームと砂糖を混ぜたものを塗り、切ったいちごをのせます。
  3. もう一枚のパンを上に重ね、軽く押してから、食べやすい大きさに切ります。

以上で完成です。手軽に作れて、ビタミンC豊富ないちごと食物繊維たっぷりのパンが一度に摂れるので、朝食やおやつにおすすめです。ただし、生クリームの摂取量には注意しましょう。

まとめ

いちごはビタミンCをはじめ、アントシアニン、ペクチン、葉酸などの栄養素が豊富に含まれていて、健康や美容に役立つ果物です。特にビタミンCは、美肌効果や免疫力の向上、アンチエイジング効果なども期待できます。

またいちごの摂取量は1日10~15粒(200g)程度が適量で、食べ過ぎには注意が必要です。たまに少し多めに食べるくらいなら問題ありませんが、いちごの栄養を効果的に摂取したいなら、適量を守ることも大切です◎

洗い方や食べ方も意識して、いちごの健康効果を最大限に生かしましょう!

【参考サイト】

文部科学省|日本食品標準成分表2020年版(八訂)増補2023年
厚生労働省|日本人の食事摂取基準(2020年版)|(2)水溶性ビタミン
農林水産省|食事バランスガイド|「何を」「どれだけ」材料と料理区分
厚生労働省|健康日本21(第三次)について~栄養・食生活関連を中心に~

いちごを食べてJAはが野の挑戦を応援しよう!

いちご王国の首都、真岡市を含む栃木県の南東部を管轄する農協がJAはが野。
イチゴはもちろん、メロンや梨といったフルーツや、なす、ニラ、トマトなどの野菜の生産も盛ん!豊富に降り注ぐ太陽光ときれいな水、肥沃な大地、そして昼夜の寒暖差の大きな内陸型の気が農作物を鍛え、おいしく育みます。これらに加え、首都圏に近いことから、新鮮な果物や野菜をいち早く大消費地にお届けできることも特徴です。

そんなJAはが野では、2023年より「環境にやさしい栽培技術」と「省力化に資する先端技術等」を取り入れた「グリーンな栽培体系」を目指し、新たな取り組みをスタートしています。

気候変動問題が世界中のイシューとなる中で、全国の生産者にはカーボンニュートラルの実現に向けて化学肥料の低減が求められています。(みどりの食糧システム戦略)

とはいえ、化学肥料を減らすと、収入減少の怖さがあり、生産者にとって大きな負担を強いる可能性があります。そこでJAはが野では、バイオスティミュラントという新しい農業資材に着目し、生産者の負担を軽減する、新しい栽培方法の開発に挑戦しています。

バイオスティミュラントは、植物に生理学的刺激を与えることで、環境ストレスを受けたために発揮されていない「農作物が本来持っている能力」を、最大限まで改善する資材として期待されている新しい農業用資材です。 農作物の品質や収量の向上や、栄養吸収率を高めることによる化学肥料使用量の低減などの効果をもたらします。
【引用元】バイオスティミュラント 活用による 脱炭素地域づくり協議会

特に、栽培過程で生じる「ゴミ」である食品残渣からバイオスティミュラントを生産することで、「食品から食品」を生む環境負荷の低い栽培を実現し、気候変動に負けない、持続可能な産地を目指しています。

現在、はが野地区では「いちご」「玉ねぎ」「アスパラガス」の3品目でこの取り組みを実施しているそうです。ぜひ、気候変動問題に果敢に取り組む産地の商品を購入して応援していきましょう!

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鈴木 亜子

鈴木 亜子 Suzuki Ako

管理栄養士

大学卒業後、主に医療機関に勤務。チーム医療の一端を担い、生活習慣病などさまざまな疾患の栄養管理に取り組む。得意分野は糖尿病で、療養指導や透析予防、重症化予防などを担当した経験も。現在は豊富な栄養相談経験を活かし、ウェルネス関連の記事執筆および監修に携わる。

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