さつまいもに含まれる栄養素と効能
まず、さつまいもに含まれる栄養素について解説します。
コラーゲンの生成に欠かせない「ビタミンC」
ビタミンCは、コラーゲンの生成に不可欠な栄養素です。また、老化の原因となる「活性酸素」を除去する働きもあるため、加齢による肌のシミやハリ不足が気になる方は意識的に摂取するとよいでしょう。
むくみの解消にも役立つ「カリウム」
体に必須のミネラルの一種カリウムは、摂りすぎた塩分(ナトリウム)を体外に排出するのを助けてくれる働きがあります。そのため、血圧の高い方は減塩と同時にカリウムの摂取も重要です。また、塩分をとりすぎることで生じるむくみの解消にも役立ちます。
便秘解消が期待できる「食物繊維」
食物繊維はヒトの消化酵素で消化されない成分の総称で、大腸まで届き私たちの健康に良い影響をもたらしてくれる栄養素です。さつまいもはもちろん、じゃがいもやジャガイや、さといもなどのいも類をはじめ、野菜類やきのこ類、海藻類などにも多く食物繊維は含まれています。食物繊維が豊富な食品含まれる野菜は、よく噛んで食べる必要があるためので、、満足感や満腹感を得やすい感じやすいのも魅力です。
骨や歯の健康維持する「カルシウム」
健康な骨や歯をつくるのに必須の栄養素がなのがカルシウムです。他にも筋肉を動かすのにも必要であるとされています。カルシウムは日本人にとって不足しがちな栄養素であるため、健康のためにも豊富に含む食品を積極的に摂取することが必要です。
整腸作用のある「ヤラピン」
さつまいもをカットしたときに出てくる白い液体がヤラピンです。ヤラピンはさつまいもに特有の成分で、食物繊維と同じように整腸作用があるといわれています。便秘がちの方や腸内環境を整えたい人におすすめの栄養素です。
さつまいもは1日何個まで?食べ過ぎるとどうなる?
ここでは、一日に食べるさつまいもの目安量について解説します。
1日に食べるさつまいもの適量個数
さつまいもは間食に食べるなら150g程度、おかずとして食べるなら1日1回70g程度を目安にしてみましょう。いろいろな大きさのさつまいもがあり分かりにくいかもしれませんが、間食として食べる分なら小さめを1本、大きめで1/2本と考えると良いかもしれません。おかずの場合は小鉢1つ分くらいを1日1回が目安です。
食べすぎると・・・?!
さつまいもを食べすぎると起こる症状について解説します。
便秘になる
さつまいもには食物繊維が含まれています。適度な摂取は便秘の解消につながる可能性がありますが、食べすぎるとかえって便秘を悪化させてしまう場合があります。
下痢になる
食物繊維を摂りすぎると下痢を引き起こす可能性があります。食物繊維の摂りすぎは胃腸に負担をかけ、下痢になってしまうリスクがあります。
カロリーオーバーになる
さつまいもは比較的カロリーの高い食品です。そのため大量に摂取するとカロリーオーバーを招きます。その状態が長期に渡ると、肥満や生活習慣病の一因となるため注意が必要です
さつまいもの健康効果を最大限に活かす!調理のNG
ここでは、さつまいもの栄養を生かした食べ方ややってはいけない調理方法について解説します。
電子レンジを有効活用する
さつまいもに含まれる栄養素のなかには、水に溶け出してしまうものもあります。その代表がカリウムやビタミンCです。そのため、加熱調理する場合は、「茹でる」よりも「蒸す」もしくは「電子レンジで加熱する」ことを意識してみましょう。茹でる場合は煮汁ごと食べられるスープや味噌汁、シチューなどがおすすめです。
できるだけシンプルに食べる
さつまいもは、料理にもお菓子作りにも使える万能な食べ物です。しかしさつまいも以外の材料を使用して調理する場合、カロリーはその分高くなってしまうでしょう。カロリーを上乗せしたくない場合は、シンプルに蒸して食べるのがおすすめです。
皮まで食べる
さつまいも特有の成分にはヤラピンをはじめ、多くの栄養素が含まれています。食物繊維も皮に多い成分です。食べる時につい皮を剥いてしまう方も多いかもしれませんが、できるだけ皮ごと食べてさつまいもの栄養を存分に摂取しましょう。
まとめ|さつまいもはこんな人におすすめの果物!
今回は、さつまいもに含まれる栄養素や一日に食べて良い目安について解説しました。さつまいもには、多くの栄養が詰まっており、健康維持や美容、ダイエットにも最適な食べ物です。また、食べ方や調理方法にも気をつけることで、より多くの栄養を体内に取り込めます。記事を参考に、栄養たっぷりのさつまいもを美味しく食べてみてください。