マスカットの旬は8月から10月!お盆やお彼岸、敬老の日におすすめ
マスカットの旬は8月から9月です。ちょうどお盆やお彼岸、敬老の日の贈り物としても喜ばれています。見た目も美しく華やかなマスカットは、お供えとしても最適ですし、爽やかな甘さから嫌いな人も少ない点が、贈答としても喜ばれるポイントです。
旬の時期で選ぶ!マスカットの代表品種
マスカットには様々な品種があるのをご存じですか?中でも人気が高い品種はシャインマスカット、シャルドネ、ナイアガラや瀬戸ジャイアンツです。品種ごとに味に違いがあって、甘みが強いものや香りが高いもの、お手頃な価格のものなど様々な種類がありますよ!
ぶどうの人気ランキング
※2023年のぶどうの売上データをもとに作成シャインマスカット|8月から10月
マスカットの人気品種、第1位を獲得したのはシャインマスカットです。認知度は高いですが、平成18年に品種登録された新しい品種になります。ぶどう安芸津21号とマスカット・オブ・アレキサンドリアに白南を交雑して育成したぶどうです。
ヨーロッパぶどうとアメリカぶどうを掛け合わせることで、香りや食感、皮ごと食べられるところと、栽培のしやすさを兼ね備えています。
1房の重さは平均400~500gで、粒は大きく約11gと巨峰と並ぶ大きさです。糖度は20程度と高く、酸味が低いため口に入れると十分な甘さが広がります。肉質がよくしまり歯切れが良く、マスカット香の良い香りがします。
シャルドネ|8月から10月
白ワインの女王と称されるぶどうの品種、シャルドネ。知名度と人気が高く、世界中の愛好家から親しまれている品種です。
シャルドネはデラウェアぐらいの小さい品種。マスカット特有の香りはほとんどありません。甘さはシャインマスカットより強いこともありますが、酸味も高いので食べたときに酸っぱいと感じることも少なくありません。ワインの原料として用いられることが多い品種です。
ナイアガラ|8月から10月
北日本を中心に生産されているナイアガラは、ぶどう好きからも好評を得る品種です。アメリカで育成されたぶどうで、日本へは明治時代に導入されました。
甘みが強く果汁たっぷり、マスカット特有の芳香があります。1粒4g程度と小さく種が入っています。果肉は柔らかめですが皮剥がれが良いです。生食というよりは、ジュースや白ワインの原料として用いられることが多いです。
瀬戸ジャイアンツ|9月から11月
岡山のぶどう研究所でグザルカラーとネオ・マスカットから、瀬戸ジャイアンツは誕生しました。岡山で生まれたことから別名”桃太郎ぶどう”とも呼ばれ、商標登録されています。
皮が薄く、パリッと弾けるような食感があり、爽やかな酸味と甘みが口の中に広がります。
旬の時期以外に、マスカットを贈りたい!さてどうする?
マスカットは人気で需要が高いため、旬ではない春や冬の時期に出荷されるものもあります。時期をずらして栽培するためには、高い技術力が必要になること、温度管理を徹底しているのでコストが高くなることもあり、希少価値が高く販売価格も高くなります。
旬の時期に美味しいマスカットを手軽に贈りたいなら、旬の美味しさが詰まった加工品はいかがですか?贈答用の詰め合わせなどが販売されているし、何より日持ちがききます。
ゼリー
父の日や母の日など、日頃お世話になった人への贈り物にマスカットのゼリーはいかがですか?ツルンとした食感で口当たりが良く、お子さんからご年配の方まで食べやすく、贈答品の定番とも言えます。冷凍すれとシャーベット感覚でも食べられるので、年中いつでも喜ばれるアイテムです。
ジュース
マスカットの美味しさをそのまま味わいたいなら、ジュースがおすすめです!100%ジュースの製法には、濃縮還元とストレートの2種類があります。濃縮還元ジュースは、マスカットを搾汁してから水分を飛ばして濃縮し、再度果汁に水を加えたものです。濃縮することで輸送費の削減に繋がり、コストが抑えられます。ストレートジュースは、搾汁したまま水を加えることなく製法するので、ぶどう本来の味をそのまま楽しめます。
お酒
ぶどうのお酒といえばワインですが、マスカットもワインの原料に使われています。マスカットで作ったワインは白ワインが主流です。マスカットのマスカット香が楽しめる白ワインは、普段お酒を飲まない人でも飲みやすいのでおすすめです!
贈り物として最適なマスカットを選ぶポイント・注意点は?
贈り物をする際に気を付けたいポイントは気遣いです。相手の好みだけではなく、身体のことや安全性などにも着目して選んでくださいね。例えば、家を留守にしがちな人には日持ちがするもの、家族が多い人には皆で分けられるものなど、相手のことを考えて選ぶと更に喜ばれますよ。
安全性に配慮する
マスカットは皮のまま食べられて便利ですが、無農薬化どうかを気にする人もいます。健康志向の人であればなおさらです。安全性を考慮したマスカットを選ぶなら、有機栽培されたマスカットでお探しください。
糖度・等級に着目する
贈答用としてマスカットを贈るなら、一般的には甘くて見た目が良いものが喜ばれます。甘さの基準は糖度に注目してください。糖度は、果汁100g中に何g含まれているかを表す指標です。マスカットの糖度は15度から17度程度。中には、20度近くにまで甘くなるものがあります。
甘さの次は等級にも着目してください。等級を表す区分は一般的に、特秀品、秀品、優品、良品、無印にランク付けられています。特秀品が最高ランクとなるので、価格もその分高くなりますが、贈答用には上級ランクの品が喜ばれます。
自分や贈り先に縁のある産地で選ぶ
マスカットの産地にも注目してください。有名産地のマスカットも良いのですが、贈り先の方に縁のある産地を選ぶのもおすすめです。贈り物がきっかけとなり、ふるさとを思い出したり、縁がある場所の情景が浮かびます。また自分に縁がある産地なら、産地がきっかけとなり、話が膨らみ相手とさらに深い関係を築けるかもしれません。
費用相場はだいたい5000円くらい
スーパーで販売されているマスカットの価格は2000円から3000円程度です。贈答用となれば、等級付きの箱に入ったギフト用がおすすめです。費用相場はだいたい5000円程度です。1房なら5000円、2房なら10000円が目安となります。
マナー的な話
お祝いや記念日、歳暮や中元でぶどうを贈る場合は、相手のことを考え、喜ぶものを贈ることが大切です。お付き合いが多い人なら、ギフトを多く受け取るはずなので日持ちするもので、贈り物が重ならないように注意しましょう。
賞味期限にも注意が必要です!ギフトを贈る頃、長期の旅行に出かけるなど長期間留守にすることもあります。日頃から忙しい方にぶどうを贈るなら、ゼリーやお酒などの賞味期限が長い加工品がおすすめです。
配送のタイミング的な話
マスカットは追熟ができないデリケートな果物です。常温保存では傷みやすくなるため、冷蔵庫で保存したほうが長持ちします。そのため、配送する際は旅行や出張などで長く家を離れることはないか確認するほうが無難です。
まとめ
贈答用としても人気が高いフルーツのマスカットは、大切な人へのギフトとしてもおすすめのフルーツです!エメラルドグリーンの宝石のような美しい見た目と、1粒に濃縮された甘くてジューシーな美味しさに、きっと相手も満足してくれるはずです。
ギフトを贈るなら、ぜひマスカットを贈ってくださいね!