トマトは妊婦NG?推奨?
トマトは妊娠中の女性が食べても問題ない野菜です。体内の余分な塩分を排出してくれるカリウムや抗酸化作用が期待できるβカロテンや、疲労回復を助けてくれるリコピンなど、トマトには豊富な栄養も含まれているのが魅力です。そのため、栄養が不足しやすい妊婦さんにとっておすすめの野菜といえるでしょう。
トマトは1日何個まで食べて良いの?
妊娠中のトマトの1日あたりの摂取目安は、特に決められていません。好きなだけ食べても問題ないといえますが、水分量がも多いためので沢山食べすぎるとお腹の調子が悪くなるなどの悪影響を及ぼす体調を崩してしまう可能性も否定できませんがあります。
厚生労働省「健康日本21」では、健康や生活習慣病予防のための1日あたりの野菜の摂取目標量を「1日350g以上」としています。さまざまな野菜からこの量を摂取することが推奨されているため、トマトは1日1〜2個程度までとし、他の野菜も摂取するようにしましょう。
乳児にトマトを食べさせても大丈夫?
乳児にトマトを食べさせても大丈夫なのか解説します。
生後5〜6カ月から食べられる
トマトは、生後5〜6ヶ月ごろから食べられる食材です。しかし、生のトマトを与えるのは避けましょう。トマトを乳幼児に食べさせる場合、種や皮など丁寧に下処理が必要です。詳しい食べさせ方は下記の見出しで解説します。
離乳初期は加熱/すりつぶして食べさせる
離乳食としてトマトを食べさせる場合は、皮をむいてタネを取り除きます。5〜6カ月の離乳食初期は、すりつぶすなどペースト状にして加熱してから食べさせましょう。離乳食スプーン1さじから始め、体調を見ながら徐々に増やしていきます。
生後7〜8カ月ごろでは粗いみじん切り、9〜11カ月ごろは5mm程度の角切り、12〜18カ月ごろになったら1cm程度の大きさにカットし生食を試してみても良いでしょう。
月齢ごとの目安はあるものの、赤ちゃんの離乳食の進み具合に合わせることを忘れてはいけません。あせらずに、赤ちゃんの体調や機嫌を見ながら食べさせてみてくださいね。
食べさせる量の目安
各段階の形態や食べさせる量(野菜と果物を合わせた1日分の量)の目安は以下のとおりです。
- 離乳食初期(5〜6カ月):段階を踏んで5〜15g
- 離乳食中期(7〜8カ月頃):20〜30g
- 離乳食後期(9〜11カ月):30〜40g
- 離乳食完了期(12〜18カ月):40〜50g
この量を目安に、トマトだけではなくいろいろな食材の味や食感を味わわせてあげてくださいね。
妊婦・産後時期でも簡単!アレンジレシピ
ここからは、トマトを使って簡単に作れるアレンジレシピを紹介します。
トマトソース
▼材料
- トマト 2〜3つ
- ニンニク 半分
- 玉ねぎ 1/4個
- オリーブオイル 大さじ2
- 塩胡椒 適量
▼レシピ
- :トマトのへたをカットしてざく切りにする
- :ニンニクと玉ねぎにみじん切りにする
- :フライパンにオリーブオイルとみじんぎりにしたニンニクと玉ねぎを入れて加熱する
- :トマトと塩胡椒を加えて柔らかくなるまで煮込む
ミネストローネ
▼材料
- トマト 1個
- キャベツ 100g
- ジャガイモ 1個
- にんじん 1個
- 玉ねぎ 半分
- ベーコン 適量
- みじんぎりのにんにく 小さじ1
- コンソメキューブ 2つ
- ブラックペッパー 適量
- 水 400ml
- トマト缶 1つ
▼レシピ
- :トマトやキャベツ、ジャガイモ、にんじん、玉ねぎを食べやすいサイズに切る
- :ベーコンを細切りにする
- :鍋にカットした野菜とベーコン、オリーブオイル、にんにくを入れて炒める
- :水とコンソメキューブを入れて中火で煮る
- :鍋にトマト缶の中身を入れて煮込む
焼きトマトとチーズ
▼材料
- トマト 1個
- チーズ 適量
- ブラックペッパー 適量
▼レシピ
- :トマトのへたをカットして輪切りにする
- :トマトの上にチーズをのせる
- :耐熱皿に並べてトースターで5〜7分ほど加熱する
※様子を見ながら加熱時間を調節する
カプレーゼ
▼材料
- トマト 1個
- モッツァレラチーズ 適量
- オリーブオイル 適量
- バジル 適量
- ブラックペッパー 適量
▼レシピ
- :トマトを半月切りにする
- :モッツァレラチーズを半分に切る
- :皿に盛り付けたらバジルとオリーブオイル、ブラックペッパーをかける
まとめ
今回は、トマトを妊娠中の女性や乳児が食べても問題ないか解説しました。栄養が豊富なので食べても問題ありませんが、食べすぎると体調不良を引き起こしてしまう可能性があります。また、乳児に食べさせる場合は、皮やタネを取り除いてしっかり下処理をしましょう。記事を参考に美味しくトマトを食べてみてください。
【参考サイト】