トマトの名産地はどこ?なぜ有名?美味しいトマトを産む秘密に迫る!

トマトの名産地はどこ?なぜ有名?美味しいトマトを産む秘密に迫る!

ミネラルが豊富で甘いトマトは、暑い夏の季節になるとつい食べたくなりますよね。基本的にどのスーパーでも購入でき、1年中お店に並んでいるポピュラーな野菜ですが、名産地はどこなのでしょうか。そこで今回は、日本で最もトマトの生産量が多い都道府県や名産地、美味しいトマトが育つ条件について詳しく解説します。ぜひ、最後までチェックしてみてください。

日本一のトマト産地は?生産量推移

令和3年の農林水産省のデータによると、日本で一番トマトの生産量が多いのは熊本県の132,500tです。ついで生産量が多いのは北海道65,200t、3番目に多いのが愛知県49,200tです。これらの都道府県は、トマトがよく育つ「1年を通して栽培できる土地」「湿気が少ない」「日照時間が長い」などの特徴を持っています。

美味しいトマトが育つ条件とは?

ここでは、美味しいトマトが育つ条件は主に3つあります。

  • 太陽の光をたっぷり浴びる
  • 温度差が少ない
  • 湿度が少なく、乾燥している

それぞれ詳しく解説します。

太陽の光をたっぷり浴びる

美味しく完熟したトマトを栽培するには、太陽の光をいっぱいに浴びせることが重要です。ただし、日当たりが強すぎると裂果してしまう可能性があるので注意しましょう。また、日当たりが悪い場所で栽培すると、うまく成長しなかったり、栄養不足でトマトのサイズが小さくなるケースもあります。甘みやコクにも影響が出るので、日光が当たっているか確認しましょう。

もし、日陰ができている場合は、他の場所に移すか、周囲の草木を伐採して、トマト全体に太陽の光が当たるようにしてください。

温度差が少ない

トマトが美味しく育つには、昼夜を通して温度差が少ない環境も大切です。トマトは暑すぎても寒すぎてもうまく育ちません。トマトが最もよく育ちやすいと言われる20~30℃の環境がベストです。

比較的気温が低く、寒い地域ではハウス栽培を利用して温度や環境を整えることで栽培していますが、自宅でトマトを育てる場合は、寒い冬の時期は避けて、春〜秋のシーズンで育てるのが良いでしょう。

湿気が少なく乾燥している

トマトは、湿気が多い環境を苦手としています。そのため、栽培するなら湿度が低く、風通しの良い乾燥した場所が最適です。湿度はアプリや専用の機器を使って調べられるので、自分がトマトを育てている環境の湿度が多すぎないかチェックしましょう。

できるだけ日当たりの良い場所で育てれば湿度が高くなりにくいので、これからトマト栽培を始める方は日陰になる場所は避けましょう。

あの地域がなぜ?トマトの名産地の秘密に迫る!

ここでは、トマトの名産地の栽培の特徴について解説します。

【1位】熊本県のトマト栽培の特長

熊本県は山や海に囲まれており、暑さや寒さなど気候に合わせた栽培ができるのが特徴です。そのため、1年中トマトを栽培でき、日本の中でも生産量が多くなっています。熊本県では、ミネラルが豊富な「くまもと塩トマト」やミニトマトなどが有名です。

【2位】北海道のトマト栽培の特長

北海道は湿度が低く、涼しい都道府県です。そのため、湿度が苦手で涼しい気候を好むトマトにとって育ちやすい環境が整っています。また、熊本県と同様にトマトの生産量が多いのが特徴です。生食用のトマトだけでなく、トマトジュースなどの加工用のトマトも盛んに作られています。

【3位】愛知県のトマト栽培の特長

愛知県は、標高差があるので1年を通してトマトを栽培できます。主に尾張の地域で盛んに栽培されており、トマトの色や形も様々な種類のものを作っているのが特徴です。そのため、サラダや炒め物まで料理に彩を入れたい方に最適です。愛知県では、実がぎゅっと詰まっている「匠トマト」やコクと甘みがある「ルネッサンストマト」が有名です。

まとめ

今回は、トマトの産地について解説しました。トマトが美味しく育つためには、太陽の光をいっぱい浴びることが大切ですが、湿気に弱いのが難点です。そのため、1年を通して涼しく、湿気の少ない北海道や日照時間が長い熊本県、愛知県などでは、トマトが育ちやすい環境といえます。また、これらの都道府県は、1年を通してトマト栽培ができる環境なため、全国的にみても生産量が多い特徴があります。どの産地のトマトを買うか迷ったら記事を参考にしてみてください。

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