旬のトマトの魅力
トマトの旬は、5〜8月の夏頃ですが、9〜10月の秋でも美味しく食べられます。夏のトマトの魅力は、水分が多くて酸味があり、さっぱりと食べられるので暑い季節にピッタリ。一方、秋のトマトは、酸味と甘みが強いのが特徴です。
また、トマトには肌の調子を整えてくれるリコピンやビタミンCなどの栄養に加えて、余分な塩分を体の外に出してくれるカリウム、抗酸化作用があるβカロテンなどの栄養がいっぱい含まれているのも魅力もあります。
トマトの旬はいつ？
ここでは、トマトの旬の時期について解説します。
スーパーに出回るのは6月から8月まで
トマトは基本的に1年中スーパーに出回っていますが、美味しい時期に食べたいなら旬の5〜8月を狙うと良いでしょう。また、酸味と甘みのバランスが良い状態のものを食べたいなら9〜10月ごろに購入するのがおすすめです。
早生品種の特長と時期
早生品種とは、通常のものより早く収穫ができるものを指します。そのため、早生品種のトマトは、作物が育ちにくい寒い地域でも栽培しやすいのが魅力です。また、早く収穫できるので、市場に出回るスピードが早いという特徴もあります。春から夏頃にかけて収穫されます。
中生品種の特長と時期
中生品種は、早生品種より早く、晩生品種より遅く収穫される品種のことです。このトマトは、成熟するまでに様々なサイズや大きさに育ちます。また、種類にもよりますが、食べた時に甘みがあるのも特徴です。夏から秋にかけて収穫されます。
晩生品種の特長と時期
晩生品種は、早生品種や中生品種と比べて、一番収穫される時期が遅いのが特徴です。この品種のトマトは、比較的サイズが大きく、食べ応えがあります。また、じっくり育つので甘みがあるのが特徴です。夏の終わりから秋ごろに収穫されます。
ハウストマトの特長と時期
ハウス栽培されるトマトは、気温や湿度、環境が調整されているので、一定の量を収穫できます。また、トマトが育ちにくい地域でも栽培できるのが魅力です。特定の収穫時期は決まっておらず、収穫のタイミングを決められます。
人気の品種と旬【産地別】
ここでは、トマトの人気の品種や旬を解説します。
熊本県
熊本県は、山や海に囲まれた土地なので、気候に合わせた栽培ができます。そのため、日本全国の中でも最も生産量が多いのが特徴です。ミニトマトの甘みや酸味のバランスが良い「千果（ちか）」やミネラルと旨みがある「くまもと塩トマト」などの品種が有名。熊本県で栽培されるトマトの旬は6〜9月ごろです。
北海道
北海道では、湿度が低く、トマトが育ちやすい環境が整っています。トマトジュース作りなどに使われる加工用トマトの「ふりこま」や糖度が高い生食用の「桃太郎」などを作っています。北海道で栽培されているトマトの旬は8〜9月ごろです。
愛知県
愛知県の特徴は、標高差を生かし、1年間を通して栽培を行っている点です。尾張を中心に様々な品種や大きさのトマトを栽培しています。中でも、実が詰まっている「匠トマト」や酸味とコクを楽しめる「ルネッサンストマト」、濃厚な味と甘みがある「麗」などが有名です。愛知県のトマトは、1〜7月・10〜12月が旬です。
茨城県
茨城県は、愛知県と同様に1年を通してトマトを栽培しています。特にミニトマトを栽培しており、オリジナルの品種や様々な色味のトマトが作られています。そのまま生で食べても、料理の彩りを添えるトマトが欲しいなら茨城県がおすすめです。しっかりとした食感と甘さがある「スーパーフルーツトマト」や希少性が高く、酸味と甘みのバランスが良い「龍ケ崎トマト」などの品種が作られています。茨城県のトマトの旬は、4〜6月ごろです。
栃木県
栃木県は、肥沃な土地と日照時間が長い環境でトマトが育てられます。露地栽培だけでなく、ハウス栽培も行われています。主に、酸味とコクがある「マイロック」や食感が良い「麗容」などが有名です。栃木県で栽培されるトマトの旬は2〜5月ごろです。
まとめ｜結局、いつ食べるのが一番美味しい？
トマトは、旬の6〜8月ごろに食べるのがおすすめです。この季節のトマトは、酸味と水分が豊富なので、夏の暑い季節にさっぱり食べられます。また、甘いトマトを食べたいなら9〜10月ごろに食べると良いでしょう。記事を参考にトマトを美味しく食べてみてください。
