店頭で美味しいさつまいもを選ぶ方法は?
まず、店頭で美味しいさつまいもを選ぶ方法を解説します。
外皮が濃くて鮮やかなもの
外側の皮が色鮮やかで色が均等についているものを選びましょう。また、ツヤがあるかどうかも重要です。新鮮で美味しいさつまいもは、濃いピンク色や紫色のものが多いので、状態をチェックすると失敗しません。
傷がついていない
さつまいもは、土に埋まっているものを掘り起こして収穫します。そのため、収穫するときに傷がついてしまうケースもあります。常温で保存している場合や追熟する際に傷から雑菌が入り込んで腐ってしまう可能性もあるので、できるだけ見た目が綺麗なものを選びましょう。
持ち上げてみると重みがあるもの
新鮮で美味しいさつまいもは、サイズが大きかったり、中身がずしっとして実が詰まっているものが多いです。そのため、スーパーで買い物をする場合は、一度手に持って重さがあるか確認してみてください。
ヒゲが固くない
さつまいもには、ヒゲが生えているものがあります。このヒゲが固いさつまいもを食べたときに繊維質であるケースが多いです。口当たりがよくて食べやすいさつまいもを選びたいなら、ヒゲが固くないか確認してみてください。
美味しいさつまいもは産地で選ぶのもおすすめ
さつまいもは、様々な都道府県で作られています。産地もチェックして選ぶと良いでしょう。
さつまいも人気ランキング
※2023年10月~2024年8月のデータ鹿児島県
鹿児島県は、さつまいもが一番多く作られている都道府県です。夏の期間が長く、気温が高いだけでなく、水捌けの良い土地が多いのが特徴です。さつまいもは、暖かい気温とたくさんの水が必要なので、さつまいも作りに適している都道府県でもあります。「安納芋」をはじめ、様々な種類のさつまいもが育てられています。
茨城県
茨城県は全国で2番目にさつまいもの生産量が多い都道府県です。鹿児島県と同様に茨城県も、暖かな気候と水捌けの良い土地が多く、さつまいもを育てるのに最適な環境が整っています。また、茨城県では、海沿いの方に行くと干し柿も生産されています。
千葉県
千葉県は、日本で3番目にさつまいもが多く作られている都道府県です。さつまいもは首都圏での消費量が多く、千葉県は地元で作ったさつまいもは郊外だけでなく、首都圏にも多く出荷されています。千葉県では「ベニコマチ」「ベニアズマ」などの品種が有名です。
宮城県
宮城県は、日本で4番目にさつまいもの生産量が多い都道府県です。なると金時を改良して作られた仙台金時が有名で、上品な甘さが魅力です。また、繊維質がほとんどないので、口あたりがなめらかで食べやすい特徴があります。
人気の 品種 はどれ?おすすめのさつまいも品種5選
安納芋
安納芋は主に鹿児島県の種子島で生産されている品種です。ねっとりとした食感や甘さが特徴で、焼き芋にしてそのまま食べるとスイーツを食べているかのような体験ができます。お菓子作りにも最適で、砂糖をたくさん入れなくても、安納芋だけで自然な美味しさが引き立ちます。旬は10〜12月ごろです。
なると金時
なると金時は、日本で多く生産されており、歴史も古いさつまいもの品種です。甘さがあるのでそのまま蒸したり、焼き芋ににするのもおすすめです。加えて、食感が良いのでお菓子作りではなく、シンプルに天ぷらにしたり煮物にして料理に使うのがおすすめです。旬は1月〜3月ごろです。
シルクスイート
シルクスイートは名前の通り、口当たりがするくのようになめらかなのが特徴です。上品な甘さもあるので、さつまいもの中でも特に高級感があります。最近でできたばかりの品種ですが、多くの人に人気があります。旬は9〜10月ごろです。
紅はるか
紅はるかは、安納芋と同じく、ねっとりとした甘さが特徴のさつまいもです。口に入れると蜜のような甘さがじわっと広がります。皮も鮮やかな紅紫色をしており、半分にカットすると中身が黄色く、見た目も綺麗なのが魅力です。旬は11月〜1月です。
クイックスイート
クイックスイートは、電子レンジで温めても甘さが落ちないのが特徴のさつまいもです。通常のさつまいもは、加熱すると甘さが落ちてしまいますが、クイックスイートは電子レンジで温めると甘さが強くなります。時短調理にも向いている品種です。旬は11月〜1月ごろになります。
まとめ
今回は、さつまいもの選び方について解説しました。美味しいさつまいもには、いくつかのポイントがあるのでスーパーで違いを見分けられれば、新鮮なものが購入できます。また、産地や品種によっても味や食感に違いがあるので、自分が好きなタイプで選ぶのもおすすめでしょう。記事を参考に美味しいさつまいもを見つけてみてください。