旬のさつまいもの魅力
さつまいもは、ジャガイモに比べて食物繊維が豊富です。他にも、目に優しい「アントシアニン」やビタミンCなど豊富な栄養が含まれています。また、胃の粘膜を保護してくれる「ヤラピン」など便秘に悩む人にとってもおすすめの食材です。
さつまいもの旬はいつ?
さつまいもの旬の時期は、早生品種や中生品種、晩生品種によって異なります。ここでは、さつまいもの旬の時期について詳しく紹介します。
スーパーに出回るのは10月から1月まで
さつまいもがスーパーに出回る時期は、10月〜1月です。冬の時期に収穫されるので、甘くて美味しい味が楽しめます。また、この時期はさつまいもがたくさん出回るため、価格もお手頃で手に入るのも魅力です。
早生品種の特長と時期
早生品種は、栽培期間が短く、早い時期に収穫できる品種のことです。作物が大きく育ち、早く収穫するので災害や環境の影響を受ける前に収穫できるのが魅力です。さつまいもの早生品集は、90日ほどで収穫できます。
中生品種の特長と時期
中生品種は、早生品種よりも遅くて晩生品種よりも早く収穫できる品種のことです。早生品種に比べて保存がききやすいのが特徴です。
晩生品種の特長と時期
晩生品種は、タネをまいてから収穫するまでに時間がかかる品種のことです。貯蔵に向いており、甘さが出るのが特徴。100〜200日程度で収穫できます。
ハウスさつまいもの特長と時期
さつまいもをビニールハウスで栽培する場合、3月ごろからスタートし、秋に向けて収穫を行います。ビニール栽培は、天候の影響を受けにくい、栽培の計画を立てやすいなどのメリットがあります。また、気温も保ちやすく、さつまいもを失敗しにくく育てるのにビニールハウスは最適です。
さつまいも人気ランキング
※2023年10月~2024年8月のデータ人気の品種と旬【産地別】
一口にさつまいもと言っても豊富な種類があります。ここでは、それぞれの都道府県で栽培されるさつまいもの品種と旬の時期について詳しく解説します。
徳島県
徳島県の有名な品種の「鳴門金時」はさつまいも本来の甘さが味わえるのが特徴です。焼くと皮がパリッとしており、中はほくほくとした甘さが楽しめます。蒸しても美味しいですが、天ぷらなど揚げ物にも最適です。1〜3月が旬です。
茨城県
茨城県は日本全国の中でも多くさつまいもが生産されています。しっとりとした食感と甘みが楽しめ、冷めても美味しく食べられるのが特徴です。特に焼き芋にして食べると甘みが増えて美味しく食べられます。「べにはるか」「紅天使」などの品種が有名です。12月〜2月が旬です。
千葉県
千葉県は、さつまいもの栽培に適した火山灰土壌で作られています。香りがよく、甘さがあることから、スイートポテトや大学芋などスイーツ作りにおすすめの「シルクスイート」やほくほくとした食感を楽しめ、蒸し芋や焼き芋に最適な「ベニアズマ」が有名です。旬の時期は10月〜1月です。
宮城県
宮城県は、ほどよい甘さが癖になる「仙台金時」が有名です。「仙台金時」は徳島県の「鳴門金時」を改良して作られています。さつまいもは塩分を含む土で育ちやすく、宮城県にはこの塩分を含む土地が多かったため、よく育ち、今はブランドとして確立しています。さつまいもにある繊維質が少なく、引っかかりが少なく食べやすいのも魅力です。9〜10月が旬です。
鹿児島県
鹿児島県で有名なのが、「安納芋」です。水分が多く、煮たり焼いたりするとクリームのような味わいを楽しめます。また、じっくり時間をかけて焼くことで、甘みが一気にアップするのも特徴です。10月〜1月が’旬です。
まとめ|結局、いつ食べるのが一番美味しい?
価格も安く、美味しくさつまいもを食べられるのは10月〜1月です。ただ、品種によって美味しく食べられる時期が変わってくるので、自分が食べたい品種の旬の時期を調べるのがおすすめです。記事で紹介した旬の時期や品種を参考に、美味しいさつまいもを見つけてみてください。