さつまいもの種類は?
まず、さつまいもの主な種類について解説します。
しっとりとしている
食べた時にしっとりとした食感があるのが特徴です。主に「なると金時」「クイックスイート」「シルクスイート」などがこれに当てはまります。甘さはありますが、料理にもお菓子作りにも使える万能さが魅力です。
ホクホクしている
食べた時に甘さが強く感じられます。この種類のさつまいもは、「ベニアズマ」「ベニオトメ「紅さつま」などがあげられます。食感がしっかりあるので、ペーストやお菓子作りに使うより、天ぷらやサラダ、煮物などに料理に向いているさつまいもです。焼いて食べるならこのホクホクタイプのさつまいもを選ぶと良いでしょう。
ねっとりしている
食べた時、ねっとりとした食感のさつまいもです。主に「安納芋」「べにはるか」が当てはまります。甘さが強いので、焼いて食べたたけでも、スイーツを食べているかのような体験ができます。また、スイートポテトや焼き菓子などお菓子作りのさつまいもが欲しいなら、こちらを選ぶと良いでしょう。
生産量が多いさつまいも品種ランキング
農林水産省のデータによると、生産量が多いさつまいもの品種は下記の通りです。
- 1位:コガネセンガン
- 2位:ベニハルカ
- 3位:ベニアズマ
さつまいも人気ランキング
※2023年10月~2024年8月のデータさつまいもの主な産地
さつまいもの主な産地は、鹿児島県と岐阜県、千葉県です。これらの土地には、さつまいもが最も美味しく育つ条件である「太陽の光がよく当たり、暖かい気温」「水捌けが良い土壌」「夏の期間が長い」を満たしています。そのため、他の都道府県に比べてさつまいもの生産量が多くなっています。
【2023年版】さつまいもの人気品種・銘柄とその特徴
ここでは、さつまいもの品種や特徴について解説します。
安納芋
安納芋は、主に鹿児島県の種子島安納地域で作られています。甘さが強く、ねっとりとした食感やコクがあるさつまいもです。そのまま焼いて食べても美味しいですが、お菓子作りにも最適です。このさつまいもを使うと、自然の甘さが引き立つ美味しいお菓子が作れるでしょう。10月から12月ごろまでが旬です。
紅はるか
紅はるかは、安納芋と同じく、ねっとりとした食感が特徴で、口に入れると蜜のような甘さが広がります。見た目も美しく、紅色の皮に包まれており、半分に割るとあざやかな黄色の中身がでてきます。旬は11月〜1月です。
なると金時
なると金時は、古い歴史を持っているさつまいもで、日本で多く生産されています。ほくほく感だけでなく、ねっとりとした甘さも楽しめます。食感が良いので、天ぷらや煮物を作るのに向いています。旬は1月から3月です。
シルクスイート
シルクスイートは、名前の通り、シルクのようなきめ細やかな舌触りが特徴です。上品な甘さがあり、さつまいもの中でも高級感があります。最近出回り始めたばかりのさつまいもですが、高い人気があります。旬は9〜10月ごろです。
クイックスイート
さつまいもは、電子レンジで加熱すると甘さが損なわれますが、シルクスイートは、電子レンジで加熱することで甘さが強くなるのが特徴があります。時短調理にも向いているので、手軽に食べられるのも魅力の一つです。旬は11月〜2月ごろです。
紅さつま
紅さつまは、しっかりとした食感と甘さのバランスが取れているさつまいもです。主に鹿児島県を中心に作られています。薄く輪切りにして揚げたり、料理で使っても大活躍してくれるでしょう。旬は、7〜9月ごろです。
ベニオトメ
ベニオトメは、肉質があり、筋っぽさが少ないので焼き芋に向いています。ホクホクとした食感と甘すぎない味わいで、食べても飽きにくいのが魅力です。旬は10月〜1月ごろです。
コガネセンガン
コガネセンガンは、さらっとした粉のような口当たりが特徴のさつまいみもです。しっとりとした食感や、ねっとりとした食感とも異なるので、パクパク食べられるものや料理で使いたいさつまいもを探している方にピッタリです。旬は10月〜1月です。
パープルスイートロード
パープルスイートロードは、紫芋の一種です。見た目も鮮やかな紫色ですが、半分にカットすると中身も紫色をしています。さっぱりとした甘さと鮮やかな紫色なので、甘さ控えめのお菓子作りや見た目のアクセントを出すのにも役立ちます。旬は10〜11月ごろです。
アヤムラサキ
アヤムラサキもパープルスイートロードと同様に紫芋の一種です。こちらのさつまいもは、パープルスイートロードのものより甘さが控えめなので、さつまいもを食べたいけど甘いのが苦手な方におすすめです。旬は10月〜1月です。
まとめ
今回は、さつまいもの旬の品種について解説しました。さつまいもは、日本全国で作られており、さまざまな品種が開発されています。しかし、品種によって味や食感に違いがあるので、自分の好みで食べたいさつまいもを選ぶのもおすすめです。記事を参考に美味しいさつまいもを見つけてみてください。
【参考サイト】