店頭で美味しいびわを選ぶ方法は?
まず、店頭で美味しいびわを選ぶ方法について解説します。
ポイント①皮の色が鮮やかなオレンジ色
びわの色は、基本的に鮮やかなオレンジ色をしているものが多いです。これらのものは、太陽の光をいっぱいに浴びて成長したびわなので、できるだけ均等に色がついているものを選んでください。一方、大きな傷がついているものや色が悪いものは避けた方が良いでしょう。
ポイント②左右が対象のもの
左右が対象のものは、成長過程でしっかりと栄養を吸収して育った証拠です。形がいびつなものは、びわの成長過程でうまく栄養が摂れず、味や食感に違いがあることがあります。そのため、見た目が良いものを選ぶのがおすすめです。
ポイント③持ち上げてみると重みがあるもの
持ち上げた時にずしっとした重みがあるものは、中身が詰まっていて美味しいびわです。軽すぎると、中身がスカスカで食感が悪い可能性があります。食べ応えがあるびわを選ぶためにも重さもチェックしましょう。
ポイント④産毛が生えているもの
産毛が生えているものは、新鮮で美味しいびわです。産毛がまったく生えていなかったり、まばらに生えているものは、あまり新鮮ではないので購入しないようにするのがおすすめです。
美味しいびわは産地で選ぶのもおすすめ
ここでは、びわが栽培されている産地を解説します。
長崎県
長崎県は、気温が高い日が多くて1年を通して寒暖差が少ないことです。びわを栽培するのに最適な環境が整っているため、長崎県は日本の中で最も生産量が多い都道府県でもあります。露地栽培だけでなく、ハウス栽培も幅広く行われています。
千葉県
千葉県では、南房総市を中心にびわ栽培を行っています。首都圏に近いですが、長崎県と同様にびわを育てやすい環境が整っており、全国で2番目に生産量が多いのが特徴です。サイズが大きく食べ応えがある「大房」やタネがなくて食べやすい「希房」などが有名です。
鹿児島県
鹿児島県は、1年を通して気温が高い日が多く、太陽の光をいっぱいに浴びて育つので、酸味や甘みをしっかり楽しめる美味しいいわが育ちます。また、肥沃な土地が多いのも魅力です。
兵庫県
兵庫県は、鹿児島県と同様に気温が非常に高いのが特徴です。主に淡路島を中心にびわ作りが行われています。夏は暑くて冬は寒さが厳しくないので、びわ栽培に適しています。果肉が柔らかい「なつたより」が有名です。
人気の 品種 はどれ?おすすめのびわ品種5選
ここでは、びわの人気の品種について解説します。
田中
田中は、千葉県を中心に栽培されている品種です。植物学者の田中芳男氏が長崎県からタネを持ち帰って東京で栽培したのが始まりと言われています。びわ特有の酸味も味わえつつ、しっかりとした甘みもあるバランスの良いびわです。
茂木
茂木は、長崎県を中心とする西日本で多く栽培されている品種です。酸味が少なくて、甘みが強いだけでなく、他のびわに比べてサイズが小さいので、小さい子供でも食べやすいのが魅力です。皮が剥きやすいので、さっと手軽に食べられます。
希房
希望は、千葉県で開発・栽培されているタネがないびわです。他のびわだとタネがある分、実の部分が少なくなりがちですが、このびわは実の部分が多いので、食べ応えがあります。酸味や甘みがある他に、食感が柔らかいという魅力もあります。
大房
大房は、千葉県を中心に栽培されているびわです。名前の通りサイズが大きいので、食べ応えがあります。また、酸味が少なく、甘みが強い特徴があるので、果物の酸味が苦手な方にもおすすめです。
陽玉
陽玉は、他のびわと比べて果汁が多いのが特徴です。噛んだ瞬間、じわっと果汁が溢れるので、みずみずしくて新鮮なびわを食べたい方におすすめです。この品種のびわは、甘みがありますが、くどさがないさっぱりとした味わいなので、甘いびわが苦手な方でも食べやすいでしょう。
まとめ
今回は、びわの選び方を紹介しました。びわは、単に美味しいものを見分けるだけでなく、栽培する環境や品種によって味や食感に違いがあるので、産地や品種に注目して選ぶのもおすすめです。記事を参考に美味しいびわを見つけてみてください。